
ガレージがあれば、バイクの台数を増やせるだけでなく、道具や工具の置き場所ができるから、これまで以上にそのラインナップを充実させることができる。またハンドツール以外の設備や環境改善アイテムも視野に入ってくる。本記事では、サンデーメカニック御用達のストレートで見つけた、あると便利な工具類を6アイテムを紹介する。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●外部リンク:ストレート
コンプレッサー:100ボルトで3馬力モーター!! 大容量タンクで連続作業も余裕
大容量ながら省スペースに設置できる縦型タンクもさることながら、ストレートの100V仕様で最大の3馬力コンプレッサーを搭載しているのが大きな特徴。サンメカガレージはもちろん、工場でも使えるパワフルさが魅力。ガレージでハードな作業をしたいサンメカにおすすめ。
【コンプレッサー 100V 3馬力 39.5L 17-6018】●ストレート会員価格:11万9900円
タンク容量がほぼ同じ38Lタイプの1馬力コンプレッサーと比較して、価格は倍以上、本体重量も約2倍というたくましさ。8kgf/m²の最高圧力は1馬力機と同じだが、1分間の放出空気量は2倍以上の210L(60Hz)と余裕があるので、空気消費量が多い作業でも圧力低下は穏やかだ。
ホースリール:引き出し&巻き取りが滑らか。しなやかでソフトなホースが特徴
コンプレッサーの高圧に耐えられるよう、ホースは肉厚が厚くコシが強く硬くなりがち。ところがこのホースは、ラバー+PVCのハイブリッド構造により、信じられないほどしなやかで軽い。リールから長く引き出しても反発力が小さく、扱いやすいのが魅力。
【ホースリール ハイブリッドタイプ φ8.0mm×9m 15-0608】●ストレート会員価格:8990円
壁や天井に取り付けたリールから引き出す力も軽く、収納時に先端が跳ねて人やバイクに当たるリスクも少ない。ガレージ内の配管やコンプレッサーに接続するためのオスプラグも付属。
フロントホイールクランプ:メンテナンスや保管に便利。調整式タイヤストッパーで12〜18インチに対応
ガレージの床に置いてもメンテリフトのテーブルに置いても、バイクを押しながら前輪を乗り上げるだけで垂直に立てられる定番スタンド。
垂直に立ててからスイングアームにレーシングスタンドをかければ、サイドスタンド状態からセットするよりふらつかず落ち着いて作業できる。
【フロントホイールクランプ調整タイプ 15-899】前輪が当たるタイヤストッパー位置は5段階に調整でき、従来品ではシーソー部分を乗り越えてしまった12インチにも対応する(最大径は18インチ)。露天メンテナンスでは持ち運ぶのが面倒だが、ガレージがあれば本体の保管にも困らない。●ストレート会員価格:1万4410円
フレームにはボルトホールがあり、クランプ本体を床に固定する際に使える。前輪がシーソー部分を乗り越えると左右からタイヤを挟み、車体が傾いていてもそのまま固定しようとするので、垂直に乗り入れるのがコツ。複数台所有しているサンメカには、前輪調整機能がありがたい。
ツールワゴン:工具や部品を近くに寄せられる、収容能力十分の高剛性タイプ
厚めの材料を使用することで耐荷重150kgを実現した、ヘビーデューティなツールワゴン。キャスターも大径で、重量物を載せた状態でもスムーズな移動が可能だ。
天板下には引き出しがあり、使用頻度の高いハンドツールを入れておけば、作業台+ツールキャビネットの二刀流としても活用できる。
【ツールワゴン 引き出し付38-889】 ●ストレート会員価格:2万9670円
天板サイズは720×410mmで、高さは880mm。2段のトレイは四方に壁があるので、移動中に部品やケミカル類が転げ落ちることはない。引き出しも深さが65mmあり、ソケットを立てて収納できる。ハンドルは左右どちらにも取り付け可能。
ローラーシート:座り作業で腰や膝の負荷を軽減。座面の低さがバイク向き
床に腰を下ろしたり片膝をつくより、ローラーシートに座る方が、身体への負担が圧倒的に少なく済む。このシートは、バイクや自転車などクルマよりも低い姿勢で行う作業向けに、座面が低いのが特徴。シート下にはトレーがあり、工具や部品も同時に運べる。
【ローラーシート ロータイプ 38-0950】●ストレート会員価格:5920円
座面までの高さは280mmで、通常のシート(370mm)より約100mm低い。メンテリフトがあれば作業者の目線までバイクを上げられるが、そうでなければ低い位置で姿勢が安定するシートが重宝する。
マグネットツールパネル:強力磁石付きステンレス製。垂直面でも水平面でもしっかり保持
ステンレス板の裏側にシート状の磁石を並べ、ハンドツール類を保持する収納アイテム。ツールキャビネットの蓋にセットして、使用頻度の高い工具を貼り付けておけば、いちいち探す手間がなく作業効率アップは確実。タッピングビスで木製壁にも固定できる。
【マグネットツールパネル 19-4698】●ストレート会員価格:1720円
今までもレール状のマグネットホルダーはあったが、この製品は305×155mmの面全体がホルダーとして使える。ソケットホルダーやレンチホルダーといった単一工具の収納ではなく、磁石に着く工具なら形状に関わらず貼り付けられるのがユニーク。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
モトメカニックの最新記事
走行回数の多さと模擬レースのセットでコストパフォーマンスの高さは折り紙付き 絶版車やクラシックマシンでサーキットを走行してみたいが、レースに参戦するほどではない。あるいはクラシックレースにエントリーし[…]
エアインパクトレンチ:手のひらに収まるサイズで500Nmを発揮。狭い場所で活躍する力自慢 ガレージにエアコンプレッサーを導入したら、まず揃えておきたいのがエアブローガンとエアゲージ、そしてインパクトレ[…]
創業60年以上の老舗メーカーの強力アルカリクリーナーに注目 モータリゼーションの先進国・アメリカでは早くから洗車やディテーリング産業が確立しており、より短時間で効率よく愛車を輝かせるためのケミカル製品[…]
ソケットセット:ツールキャビネットの引き出しにそのまま収まるトレイ付きZ-EALセット ラチェットハンドルもソケットも、専門メーカーのノウハウを注入して開発されたZ-EAL。その代表的アイテムをセット[…]
バイクキャビン:小型エアコンを装備すれば抜群の環境に! 難しく考えることなく、手っ取り早く購入できるガレージとして高い人気を得ているのが、デイトナが取り扱う各種シリーズ製品だ。 全モデルに共通している[…]
最新の関連記事(工具)
エアインパクトレンチ:手のひらに収まるサイズで500Nmを発揮。狭い場所で活躍する力自慢 ガレージにエアコンプレッサーを導入したら、まず揃えておきたいのがエアブローガンとエアゲージ、そしてインパクトレ[…]
ソケットセット:ツールキャビネットの引き出しにそのまま収まるトレイ付きZ-EALセット ラチェットハンドルもソケットも、専門メーカーのノウハウを注入して開発されたZ-EAL。その代表的アイテムをセット[…]
動きが渋い鍵穴に潤滑剤はNG! ・・・の前に ちょっと前に「キーの回りが渋くなってきた鍵穴に、潤滑剤を吹きつける(注入する)のはNG!」という情報がネット上で広く流れました。その理由は一時的に動きが滑[…]
フレーム/スタンドの別体構造と自在キャスター装備で自由に移動できる 向山鉄工のオリジナル製品である「ガレージREVO」は、バイクスタンドに自在キャスターを取り付けることで、スタンドアップしたバイクを前[…]
やっぱり「素手」が好き! いきなりですが、筆者はかなりの作業を素手で行っています。ていうか、素手が大好きです。ボルトを回すにしても、工具を持って締め付けるにしても、とにかく手先にダイレクトに伝わる感覚[…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
シュアラスターの「バイク洗車図鑑」 バイクが違えば洗い方も変わる! 車種別の洗車情報をお届けするシュアラスターの「バイク洗車図鑑」、今回は大ヒット街道まっしぐら、女性人気も高いホンダ「レブル250(S[…]
エアインパクトレンチ:手のひらに収まるサイズで500Nmを発揮。狭い場所で活躍する力自慢 ガレージにエアコンプレッサーを導入したら、まず揃えておきたいのがエアブローガンとエアゲージ、そしてインパクトレ[…]
ソケットセット:ツールキャビネットの引き出しにそのまま収まるトレイ付きZ-EALセット ラチェットハンドルもソケットも、専門メーカーのノウハウを注入して開発されたZ-EAL。その代表的アイテムをセット[…]
創業60年以上の老舗メーカーの強力アルカリクリーナーに注目 モータリゼーションの先進国・アメリカでは早くから洗車やディテーリング産業が確立しており、より短時間で効率よく愛車を輝かせるためのケミカル製品[…]
空気圧のチェック。「適正圧」には意味がある タイヤの空気圧管理、ちゃんとやってますか? この「ちゃんと」管理ってとこに、実は落とし穴があるんですよね~。たとえば、空気圧が低いとグリップ力が低下したり、[…]
人気記事ランキング(全体)
トレッドのグルーブ(溝)は、ウエットでタイヤと接地面の間の水幕を防ぐだけでなく、ドライでも路面追従性で柔軟性を高める大きな役割が! タイヤのトレッドにあるグルーブと呼ばれる溝は、雨が降ったウエット路面[…]
新型スーパースポーツ「YZF-R9」の国内導入を2025年春以降に発表 欧州および北米ではすでに正式発表されている新型スーパースポーツモデル「YZF-R9」。日本国内にも2025年春以降に導入されると[…]
実は大型二輪の408cc! 初代はコンチハンのみで37馬力 ご存じ初代モデルは全車408ccのために発売翌年に導入された中型免許では乗車不可。そのため’90年代前半頃まで中古市場で398cc版の方が人[…]
北米にもあるイエローグラフィック! スズキ イエローマジックといえば、モトクロスやスーパークロスで長年にわたって活躍してきた競技用マシン「RMシリーズ」を思い浮かべる方も少なくないだろう。少なくとも一[…]
アルミだらけで個性が薄くなったスーパースポーツに、スチールパイプの逞しい懐かしさを耐久レーサーに重ねる…… ン? GSX-Rに1200? それにSSって?……濃いスズキファンなら知っているGS1200[…]
最新の投稿記事(全体)
公道モデルにも持ち込まれた「ホンダとヤマハの争い」 1980年代中頃、ホンダNS250Rはヒットしたが、ヤマハTZRの人気は爆発的で、SPレースがTZRのワンメイク状態になるほどだった。 しかしホンダ[…]
全日本、そしてMotoGPライダーとの違いとは 前回は鈴鹿8耐のお話をしましたが、先日、鈴鹿サーキットで行われた鈴鹿サンデーロードレース第1戦に顔を出してきました。このレースは、鈴鹿8耐の参戦権を懸け[…]
シュアラスターの「バイク洗車図鑑」 バイクが違えば洗い方も変わる! 車種別の洗車情報をお届けするシュアラスターの「バイク洗車図鑑」、今回は大ヒット街道まっしぐら、女性人気も高いホンダ「レブル250(S[…]
どの製品を選択するべきかで大いに悩む 少し前に当サイトでお伝えした通り、最近の僕はツーリングで重宝する積載系アイテムとして、タナックスがMOTOFIZZブランドとして販売する、ミニフィールドシートバッ[…]
長島哲太×ダンロップ×CBR1000RR-R、2年目の戦いへ 2025年の全日本ロードレースの第1戦が4月20日にモビリティリゾートもてぎで幕を開けた。 ダンロップタイヤを3年計画でチャンピオンの座に[…]
- 1
- 2