昨年秋に本国では発表され、日本での展開が待たれていたロイヤルエンフィールドの新型モデル、HIMALAYAN 450(ヒマラヤ・ヨンゴーマル)。日本での展開が発表され、大阪モーターサイクルショーで初お披露目された。東京や名古屋モーターサイクルショーでも実車を見ることができる。
●文:ミリオーレ編集部(小川勤) ●外部リンク:ロイヤルエンフィールドジャパン
ロイヤルエンフィールド初の水冷エンジン「シェルパ 450」を搭載
ロイヤルエンフィールドにとって、ヒマラヤ山脈は精神的な故郷であり、いつも創造的なインスピレーションを与えてきた大切な存在。初代ヒマラヤは、バイクでヒマラヤ山脈を探検するという伝統的な旅を支える存在として2016年に誕生。ロイヤルエンフィールド初となるデュアルパーパスモデルであり、素晴らしい山々でのアドベンチャーライドに理想的な1台として開発された。
新型のヒマラヤ450はこれまで培ってきた初代ヒマラヤのフィロソフィーを礎とし、さらに数段高い次元へと進化。ロイヤルエンフィールド初の452ccの水冷エンジン「シェルパ 450」を搭載し、倒立式フロントフォーク、「Ride-by-Wire」システム、「Tripper Dash」フルマップナビゲーション TFTディスプレイなどの新機能を搭載しているのが大きな特徴だ。
新型のヒマラヤ450の構想の背景にある開発プロセスについて、CEOのB Govindarajan(B・ゴビンダラジャン)氏は次のように述べている。
「新型ヒマラヤ450の開発に着手する前に、私たちは世界を股にかける探検家やアスリートを含むカスタマーと一緒に走り、対話しました。彼らの期待と私たち自身の経験から、新型モデルに残すべき重要なDNAと、進化させるべきいくつかの点を決定しました。
新型ヒマラヤ450には、ロイヤルエンフィールド初の試みが多く搭載されています。水冷エンジン『シェルパ450』。困難な地形でもパワーとトルクを最適に発揮する『Ride-by-Wire』システム。さらに、グーグルマップとのコラボレーションにより、フルマップナビゲーションを備えた『Tripper Dash』を初めて採用しました。
私たちはこのモーターサイクルを、チェンナイの標高6mからウムリン・ラの標高6000mまで、5500km以上にわたって徹底的にテストしました。その結果、新型ヒマラヤ450は専門家の期待する新技術と真のロイヤルエンフィールドのDNAを兼ね備えています」
中型バイクのセグメント(250cc~750cc)では世界各国から支持を得ているロイヤルエンフィールド。彼らが生み出した新しいバイクをいち早くチェックするためにも、MCショーに足を運んでみてはいかがだろうか。
NEWヒマラヤのカラーバリエーションを見てみよう!
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ミリオーレの最新記事
バイクのパフォーマンスとは何か? それを真剣に考える時代に 最新のリッタースーパースポーツは、どのメーカーのモデルも200psを超える時代。MotoGPは、あり余るパワーをどう使うか、どう路面に伝える[…]
カスノモーターサイクルは京都伏見で1974年創業 2023年1月に京都のカスノモーターサイクルを訪れた時、糟野雅治さんは「2024年の50周年にはいろんな人を招いて、盛大なパーティができたらいいなぁ。[…]
ロイヤルエンフィールド INT650 試乗【良き時代の英国クラシックの香りを現代の感性で再び…】>>記事はこちら 新色モデルはMCショーでお披露目、発売は4月中旬を予定 新しくラインナップに追加となっ[…]
何にも似ていないバイクの創造。シンプルで普遍的、さらにレトロで未来的でもある バイクのデザインというものは、ある程度カタチが決まっている。人間工学的なことはもちろん、スポーツバイクは低く構えたポジショ[…]
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間[…]
最新の関連記事(ロイヤルエンフィールド)
モーターサイクルショーで初公開されたINT 650 ロイヤルエンフィールド製品を輸入・販売するピーシーアイは、マイナーチェンジしたINT 650(アイエヌティー・ロクゴーマル)を2024年4月18日に[…]
クラシック350よりもモーターサイクルらしい醍醐味がある! JAIA(日本自動車輸入組合)による試乗会が4月上旬に開催された。いわば外国車イッキ乗りのようなイベントで、プレス向けに年1回行われている。[…]
近代化と90年の歴史、その絶妙ミックス! ROYAL ENFIELD Bullet350 「それは特徴的なタイガーアイ(=ポジション灯)や、ライダーが上半身を直立させ、胸を張って乗れるライディングポジ[…]
“ピュアモーターサイクリング”の原点 1891年に実業家ボブ・ウォーカーとアルバート・エディがレディッチ・ハントエンドのジョージ・タウンゼント社を購入し、1893年に社名をエンフィールド・マニュファク[…]
ディフォルメ感がカワイイ単気筒クルーザー ロイヤルエンフィールドのミドルクルーザー「メテオ350」に新グレードが登場。その名も「Aurora(オーロラ)」は、北極圏で見られる地上最大の天体ショーにちな[…]
人気記事ランキング(全体)
330円の万能ソケット買ったので試してみたい いつ頃からだろうか?100円ショップが100円だけではなくなってしまったのは。工具のコーナーも例外ではなく、100円、200円、500円、ものによっては1[…]
どうもアイキョウです。ワークマンにはさまざまなレインウェアがあります。 雨の日でも通勤でバイクに乗るならワークマンのバイカーズという製品がオススメです。ワークマンレインウェアの中では高額な5800円な[…]
止められても切符処理されないことも。そこにはどんな弁明があったのか? 交通取り締まりをしている警察官に停止を求められて「違反ですよ」と告げられ、アレコレと説明をしたところ…、「まぁ今回は切符を切らない[…]
――はじめに、津久井高校の県内の位置付けや特色を教えてください。 熊坂:県立高校に移管される前も含めると、明治35年に始まった学校なので120年を超える歴史があります。全日制と夜間定時制の2課程ありま[…]
トルクが凄ぇ! でも意外なほど普通に走る 2294ccの直列3気筒エンジンを搭載した初代ロケットIII(現在はロケット3)を初めて目の前にしたとき、こんな大きなバイクをまともに走らせられるんだろうかと[…]
最新の投稿記事(全体)
①バットサイクル【映画「バットマン」劇中車(1966年)】 バットマンシリーズ初の長編映画として1966年に公開された“バットマン”に登場。バットモービルのバイク版として今ではおなじみの存在だが、初登[…]
こんにちは、マットです!! 今回はアメリカ最古のモーターサイクルメーカーで有名なインディアンモーターサイクルのクルーザーモデルである新型スポーツチーフに試乗してきました!! 排気量1890cc!!ど迫[…]
トルクが凄ぇ! でも意外なほど普通に走る 2294ccの直列3気筒エンジンを搭載した初代ロケットIII(現在はロケット3)を初めて目の前にしたとき、こんな大きなバイクをまともに走らせられるんだろうかと[…]
精度向上と新たなシール開発で、今なお進化を続けるチェーン技術 芸術家であり科学者でもあったレオナルド・ダ・ヴィンチが15世紀に考案し、19世紀に現在とほぼ同様の形態で実用化されたローラーチェーンは、バ[…]
車体や外装だけでなく…メーターまでワンオフだ!! カワサキ・ニンジャZX-10Rエンジンをオリジナルのアルミフレームに搭載した“最強”のカタナ。兵庫県でECUチューニングなどを手掛ける10ファクトリー[…]
- 1
- 2