
トライアンフモーターサイクルズ(以下、トライアンフ)から、2024年の最新モデルとして普通二輪免許で乗れる中型セグメントに2台のニューモデルを投入すると発表されたのは、2023年6月のこと。多くのライダーの興味関心を一手に集め、その価格発表が待たれていたが…ロードスタータイプの「スピード400」は69万9000円、スクランブラータイプの「スクランブラー400X」は78万9000円! まさに“競争力のある価格”で日本上陸が決定した!
●文:ミリオーレ編集部(小川勤) ●外部リンク:トライアンフモーターサイクルズジャパン
水冷単気筒398ccで40psを発揮するトライアンフの400
トライアンフが6月28日に世界同時発表したミドルクラスのモダンクラシック「スピード400」と「スクランブラー400X」。インド生産の両車はすでにインドで販売がスタートし、欧州での販売価格も先日明らかになっていた。そしてついに、日本での販売価格および早期予約キャンペーンの情報が解禁!
スピード400:69万9000円
スクランブラー400X:78万9000円
両モデルの価格に加え、1万6000km/12ヶ月の点検インターバルによる低ランニングコストのアピールや走行距離無制限の2年保証なども魅力的だ。
このクラスにおいては、日本では入門モデルとしての印象が強いものの、40psのスペックには多くのスポーツシングル好きも注目。電子制御の充実やディテールの仕上げは、ライバルとは一線を画すクオリティで、新世代のライダーにバイクの魅力に伝えるだけでなく、ベテランのダウンサイジングにも応えてくれそうな予感もする。
ちなみにホンダのGB350とロイヤルエンフィールドの350シリーズは20ps。排気量は50ccほど異なるし、スペックで勝負していない2台とはいえ、これを見るとスピード400とスクランブラー400のスペックとスポーツ性の高さには期待しかない。スピード400とスクランブラー400Xの“スペック/価格/仕上げ”を見ると、トライアンフが日本の普通二輪免許カテゴリーにいかに本気で取り組んできたかがよくわかる。
また、日本ではトライアンフディーラーが拡充していることにも注目。気になる方はまずはディーラーに足を運んで、トライアンフの英国気質を感じてみよう!
写真左から順に「スクランブラー400X」と「スピード400」。
発表以来、世界中から注文が殺到!
「スピード400とスクランブラー400Xに対する反響は驚異的で、世界中のお客様がこの価格発表を待ち望んでいたことを知っています。 私たちはこれらのバイクを可能な限り入手しやすく、競争力のあるものにしたいと考え、購入にかかるイニシャルコストとランニングコストの両方において、信じられないほどの価値を提供していると信じています。そしてこの価格があらゆる市場の潜在的な顧客を驚かせ、興奮させることを願っています。
すでに各国から注文が殺到しており、両モデルとも2024年1月下旬から販売店に到着する予定です。新世代のトライアンフライダーが、トライアンフの象徴的なスタイル/品質/パフォーマンスをすぐにお楽しみいただけると確信しています」と、トライアンフのチーフコマーシャルオフィサーであるポール・ストラウド氏は語っている。
トライアンフ スピード400をチェック!
トライアンフ スピード400
【Triumph Speed 400】主要諸元■全長2055 全幅815(ハンドルバー) 全高1085(ミラーなし) 軸距1375 シート高790(各mm) 車重171kg ■水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 398cc 40ps/8000rpm 3.87kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量13L ■ブレーキF=φ300mm固定ディスク+4ピストンラジアルキャリパー+ABS R=φ230mm固定ディスク+フローティングキャリパー+ABS ■タイヤサイズF=110/70 R17 R=150/60 R17 ●価格:69万9000円
トライアンフ スクランブラー400をチェック!
トライアンフ スクランブラー400X
【Triumph Scrambler 400 X】主要諸元■全長2115 全幅900(ハンドルバー) 全高1170(ミラーなし) 軸距1420 シート高835(各mm) 車重180kg ■水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 398cc 40ps/8000rpm 3.87kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量13L ■ブレーキF=φ320mm固定ディスク+4ピストンラジアルキャリパー+ABS R=φ230mm固定ディスク+フローティングキャリパー+ABS ■タイヤサイズF=100/90 R19 R=140/80 R17 ●価格:78万9000円
多彩な純正アクセサリーでカスタムも楽しめる!
トライアンフ スピード400/スクランブラー400・各モデルのアクセサリー例の一覧。
10/23より早期予約プレゼントキャンペーン開始
トライアンフオリジナルのサーモカフェマグ。※プレゼントは納車時にお渡し。※数に限りがある。
10月23日(月)より、全国のトライアンフ正規販売店にて「スピード400」と「スクランブラー400X」の早期予約キャンペーンがスタートする。正規販売店にて予約したお客様に、トライアンフオリジナル「サーモカフェマグ」をプレゼント!
下記のトライアンフ公式YouTubeもぜひチェックして、気になる方は全国のトライアンフ正規販売店へ!
【動画】Introducing the Speed 400 & Scrambler 400 X
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ミリオーレの最新記事
孤高のパニガーレV4Sと友好的なパニガーレV2S パニガーレV4Sでサーキットを3本ほど走ると、強烈な疲労感が僕の身体を襲う。汗は止まらず、足腰に力が入らなくなる。試乗直後は格闘技を終えたような感じだ[…]
ファッションからスポーツまで。現代のバイクライフにフィット このバイクは只者じゃない−−。僕はマヨルカ島のリゾートホテルのエントランスに鎮座するトライアンフの「スピードツイン1200RS」に初対面した[…]
ライダーを様々な驚きで包み込む、パニガーレV4S 5速、270km/hからフルブレーキングしながら2速までシフトダウン。驚くほどの減速率でNEWパニガーレV4Sは、クリッピングポイントへと向かっていく[…]
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間[…]
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間[…]
最新の関連記事(トライアンフ)
シュアラスターの「バイク洗車図鑑」 バイクが違えば洗い方も変わる! 車種別の洗車情報をお届けするシュアラスターの「バイク洗車図鑑」。 今回は、2025年モデルで各部のブラッシュアップが行われたトライア[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
アドベンチャー仕様としてオフロード性能を強化 新型モデル「スクランブラー400XC」は、トライアンフが誇る400ccモダンクラシックシリーズの新顔だ。既存のスクランブラー400Xをベースに、さらなるオ[…]
ニューカラーをまとった2026年最新トラをチェック プレミアム志向の輸入ブランドとしても、国内でも地位を確立した感のあるトライアンフ。その2026年モデルが、ニューカラーをまとって出そろった。 話題の[…]
MOTONE × PLOT トライアンフ ボンネビルシリーズのパーツをリリースする英国ブランド「モートーン」のカスタムコンプリート車両。ダイキャスト/射出成形/CNC削り出しなど可能なかぎりの高等技術[…]
人気記事ランキング(全体)
2ストGPマシン開発を決断、その僅か9ヶ月後にプロトは走り出した! ホンダは1967年に50cc、125cc、250cc、350cc、そして500ccクラスの5クラスでメーカータイトル全制覇の後、FI[…]
PROUDMEN. グルーミングシートクール 16枚入り×3個セット PROUDMEN.のグルーミングシートクールは、横250×縦200mmの大判サイズと保水力約190%のたっぷり液で1枚で全身を拭け[…]
取り付けから録画までスマートすぎるドライブレコーダー ドライブレコーダーを取り付ける際、ネックになるのが電源確保のための配線作業だ。バイクへの取り付けともなると、専門知識や工具、あるいは高めの工賃が必[…]
3つの冷却プレートで最大-25℃を実現 2025年最新モデルの「ペルチェベスト」は、半導体冷却システムを採用し、背中に冷たい缶ジュースを当てたような感覚をわずか1秒で体感できる画期的なウェアです。小型[…]
二輪史に輝く名機「Z1」 いまだ絶大なる人気を誇る「Z1」こと、1972年に発売された900super4。後世のビッグバイクのベンチマークとなる名機は、いかにして世に出たのか──。 1960年代、カワ[…]
最新の投稿記事(全体)
第1特集「駆け抜けろ! スーパースポーツ」 その時代の最先端技術を詰め込み、空気抵抗を減らすためのカウルを全身にまとい、メーカーの威信を賭けて開発されたスーパースポーツ(以下、SS)。『R★B』最新号[…]
新たな時代の「角Z」:スタイルと操案の狭間で揺れたZ1-Rの人気 Z1からZ1000までリファインを重ねて完成度を高めた“丸Z”だが、1970年代後半にはスズキのGS750/1000のようなライバル車[…]
BMCがあり得ない“2026年空冷式ジーンズ”を制作しているらしい BMCといえば、“風を取り込む空冷式”を掲げたライディング用の涼しいジーンズ/グローブ/シャツなどを展開している…のだが、先日編集部[…]
1位:気化熱式クールベストがデイトナより登場 デイトナから登場した気化熱式クールベスト「DI-015 ウェットクールベスト」を紹介する暑さ対策記事だ。水を含ませるだけで走行風を利用して冷却する電源不[…]
愛され続けるのも納得な魅力満載のスーパーカブ スーパーカブには世界中で愛されるだけの様々な魅力がある。まず挙げられるのが、その特徴的なデザイン。丸みを帯びた優しさすら感じるフォルムは、一度見たら忘れら[…]
- 1
- 2