
夏のスポーツバイクは本当に熱い。アスファルトと高出力エンジンが放つ熱気がアルミツインスパーフレームを加熱。フレームは油断して触ることができないほど熱を帯びる。そんな悩みを解消してくれるのがマジカルレーシングの冷却ダクト付きフレームカバー。露出している部分が金属でなくカーボンになること、さらに冷却ダクト付きというアイデアでフレームの熱気を積極的に逃す!
●文/まとめ:小川勤(ミリオーレ) ●写真:マジカルレーシング
迫力のスタイルにスポーツ性と高級感をプラス
遠くから見ても一目でハヤブサとわかるデザインは第三世代になっても健在。空気の壁を力強く切り裂くそのボディデザインは、ハヤブサらしさの象徴である。
そんな個性とエアロダイナミクスを両立させたそのスタイルを一層引き立てるパーツがマジカルレーシングから登場した。
ハヤブサらしく個々のパーツが巨大なため、1点変えるだけでもイメージが激変。ハヤブサをスポーティに、そして高級に変身させることができる。

メーターカバー(平織/2万4200円、綾織/2万5300円)、カウルインナーパネル(平織/6万3800円、綾織/6万4900円)、カーボントップカバー(平織/6万3800円、綾織/6万4900円)を装着すると跨った時に視界がフルカーボンに。中空モノコックのタンクエンド(平織/2万8600円、綾織/2万9700円)はホールド性アップにも貢献! [写真タップで拡大]

アンダーカウル(平織/10万3400円、綾織/10万4500円)、前後フェンダー(フロント平織/3万9600円、フロント綾織/4万700円、リヤ平織/4万2900円、リヤ綾織/4万4000円)、スイングアームカバー(平織/5万2800円、綾織/5万3900円)など1点1点のパーツがとにかく大きい。それだけにハヤブサのカーボン化の効果はとても大きい。※スイングアームはマジカル製スイングアームカバー用とノーマルを用意 [写真タップで拡大]
注目は夏までに装着したい、冷却ダクト付きフレームガード!
マジカルレーシングからの面白い提案は、冷却ダクト付きのフレームガード。大排気量スポーツバイクの熱量は凄まじく、特に夏はフレームが触れないほど熱くなる。ジーンズで1日乗っていると膝の内側が熱くなりニーグリップできなくなってしまうこともある。
これは、この手のアルミツインスパーフレームの泣きどころ。でも冷却ダクト付きのフレームガードがあれば、フレームの熱さを軽減できる。これで長時間走行も快適になるし、市街地での熱気も遮断してくれるはず。
また、ノーマルにないという意味で新しいのはキャリパークーリングダクトだ。まるでMotoGPマシンのような雰囲気のフロントまわりを演出することができる。
カーボンパーツの良いところは、1点ずつ少しずつカスタムを楽しめるところ。少しずつカーボン率をアップして、自分だけのハヤブサをつくり上げたい。ちなみにハヤブサのパーツはどれも大きいため、カーボンの目を美しく出すのがとても難しい。でも、そこがマジカルレーシングのクオリティだ。随所に職人技が光る。
また、カーボンパーツは一つひとつ手作りのため大量生産することができない。そのためパーツによってはバックオーダーになるので気長に待ちたい。
ここで紹介する以外にも様々なパーツが用意されているのでwebサイトをチェックしてみよう。
カーボン製のフレームガード(平織/5万9400円、綾織/6万500円)は装着するだけでもフレームからの熱を軽減できるが、ダクト装備で冷却効率をアップ。夏前に装着したいアイテムの一つだ。 [写真タップで拡大]
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