
●まとめ:モーサイ編集部(上野)
1988年に登場したホンダ カブ100EX
現代のカブにも通じる先進的な機構が盛り込まれていて、「走りのカブ」という性格も持っていたカブ100EX。特にカブファンの間では「タイカブ」の愛称がおなじみだが、タイカブと呼ばれるのはその成り立ちに理由がある。
カブ100EXのベースとなったのは、タイの現地法人タイ・ホンダ・マニュファクチュアリング社で生産され、東南アジア地域で販売されていた「ホンダ・ドリーム100」。使い勝手の良さが評価され、タイ国内だけでも発売を開始した1986年からの2年間で約10万台の販売実績を誇り、現地で人気モデルとなっていた。
そのタイ製のドリーム100をベースに、テレスコピック式フロントサスペンションと、減衰特性を2段階に調整できるリヤサスを装備するなどし、日本向けのアレンジが施されたのがカブ100EXなのだ。生産はタイで行われ、日本へ輸入するという形で販売が行われた。
後に車名は「スーパーカブ100」と改められるが(1994年からはスーパーカブ100として発売された)、当時のカブシリーズ中最大の排気量のモデルだったこともあり、走りのカブという立ち位置になったのだった。
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