●文:ヤングマシン編集部(沼尾宏明)
2輪4輪のプライズで日本最長&最古の歴史を誇る『マシン オブ ザ イヤー』。当年モデルの中から読者投票で人気ランキングを決めるガチ企画だ。ヤングマシン読者2239名が選んだ’20人気モデルやいかに? ストリートスポーツ・ビッグバイク部門では、スズキKATANAが前年に続き連覇を果たした。
- 1 KATANA/RR-Rのデッドヒートを元王者のZが追う展開
- 2 第1位:スズキKATANA〈371票〉難敵を下し、見事防衛
- 3 第2位:ホンダCBR1000RR-R/SP〈328票〉最新鋭戦闘機、いま一歩届かず
- 4 第3位:カワサキZ900RS/カフェ〈156票〉前々回1位のテッパン人気車が再び上昇
- 5 第4位:ヤマハYZF-R1/M〈105票〉実力派が手堅い順位
- 6 第5位:ホンダCB1300SF/SBシリーズ〈103票〉王道ネイキッド、わずか2票差で惜敗
- 7 第5位:ホンダCBR600RR〈103票〉カワサキ勢に雪辱
- 8 ストリートスポーツ・ビッグバイク部門ランキング
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KATANA/RR-Rのデッドヒートを元王者のZが追う展開
前回はスズキKATANAが総合部門と合わせてデビュー勝利を飾ったが、今回も王座を防衛。ニューフェイスのホンダCBR1000RR-Rが44票差にまで猛チャージをかける中、無事逃げ切った。3位はカワサキZ900RS。’18年にヤマハ ナイケンと部門首位を分け合った人気車が再浮上してきた格好だ。4位以下は接戦で、前回の海外モデル部門を制したヤマハYZF-R1は、今回から当部門に移籍して4位に。新顔のホンダCBR600RRとカワサキZ H2は順当にランクインした。圏外のスズキSV650が総合部門と同様に飛躍したのも見逃せない。
第1位:スズキKATANA〈371票〉難敵を下し、見事防衛
当初はデザインに賛否両論があったKATANAだが、MOTYではしっかり支持され、前回に続いてV2を達成した。GSX-S1000をベースとする148psの強心臓やアルミフレーム、充実の足まわりで走りは軽快。豊富なカスタムパーツも魅力だ。
【読者の声:濃厚鈴菌感染者がラブコール】●一度これはカタナではないと思ったが、やっぱり美しい(静岡県R.K.) ●賛否両論も現代にカタナを復活させたスズキの心意気に一票(茨城県Y.Y.) ●どうしてここまで惹かれるのか分からないまま憧れを抱き続けている(埼玉県Y.T.) ●スズキらしさや伝統を次の世代に伝える役目がある(千葉県G.K.) ●復刻でなく復活だから(愛知県S.S.) ●カタナが人生の全て(兵庫県T.Y.)
第2位:ホンダCBR1000RR-R/SP〈328票〉最新鋭戦闘機、いま一歩届かず
総合3位のCBR1000RR-Rが当部門では2位に。前作RRの5位から着実に順位を上げてきた。総合部門と順位が入れ替わる例が多いが、惜しくもカタナには届かず。とはいえ票差は接近しており、今後の首位奪取もありそう。
【読者の声:Rが3つは伊達じゃない】●性能/見た目/全てにおいて衝撃を受けた(埼玉県F.H.) ●妥協しないてんこ盛り装備(長崎県M.H.) ●見た目も音も話題をさらうに値するほど官能的(北海道M.F.) ●Rが3つは伊達じゃない! (千葉県T.N.) ●ヤバいホンダが戻って来た(神奈川県N.Y.)
第3位:カワサキZ900RS/カフェ〈156票〉前々回1位のテッパン人気車が再び上昇
現代版Z1が表彰台ゲット。’18年の部門1位から前回6位に甘んじたものの、見事に回復してきた。とはいえ3年連続の大型ベストセラーだけに、まだ余力はあるハズだ。選んだ理由は、外観以外に”軽快な走り”も多かった。
【読者の声:渋い、漢カワサキ】●デザインはレトロ、中身は最新(千葉県H.U.) ●見た目/音/匂い、全て最高(大分県S.T●日本のスタンダードバイク(福岡県S.T.) ●今時にこんな渋いバイクは他にない(愛知県S.O.) ●少年の頃の憧れのバイクのまんまで最新(大阪府K.S.) ●これぞ漢カワサキ(愛知県H.K.)
第4位:ヤマハYZF-R1/M〈105票〉実力派が手堅い順位
’15デビューの8代目が’20で大幅リファイン。トルク特性を改善し、電脳を強化した。RR-Rに票を奪われたと見るが、ヤングマシンのテストではRR-Rを上回るタイムを出した本物だ。
【読者の声:憧れの存在】●チャンピオンマシンの系譜(愛知県T.K.) ●走り/デザイン/佇まい、全てにおいて他を凌駕(埼玉県T.Y.) ●永遠の憧れ。欲しい(愛知県N.K.)
第5位:ホンダCB1300SF/SBシリーズ〈103票〉王道ネイキッド、わずか2票差で惜敗
上位の常連で、威風堂々のスタイルとトルクフルな走りが支持され続けている。’17年は2位、以降2年連続4位をキープしたが、今回はR1に2票差で敗れ、1つダウンした。
【読者の声:抜群の風格アリ】●CBの冠にふさわしい(大阪府Y.Y.) ●”ザ・ビッグバイク”という風格の佇まい(青森県T.Y.) ●どの角度から見てもカッコいい(静岡県K.S.)
第5位:ホンダCBR600RR〈103票〉カワサキ勢に雪辱
最新装備で武装し、4年ぶりに復活。総合部門ではカワサキのH2やZ H2に敗れたが、当部門では逆転した。YZF-R6は既に生産終了しただけに、末永く販売してほしい。
【読者の声:マフラー好き多し】●久々のロクダボ! センターアップマフラーが衝撃的(神奈川県Y.I.) ●まさか出るとは(神奈川県M.K.) ●有終の美にふさわしい(東京都T.M.)
ストリートスポーツ・ビッグバイク部門ランキング
[順位] 車両名〈得票数〉(前年順位)[01] スズキKATANA〈371〉(1)
[02] ホンダCBR1000RR-R/SP〈328〉(初)
[03] カワサキZ900RS/カフェ〈156〉(6)
[04] ヤマハYZF-R1/M〈105〉(初)
[05] ホンダCB1300SF/SBシリーズ〈103〉(4)
[05] ホンダCBR600RR〈103〉(初)
[07] カワサキ ニンジャH2カーボン〈102〉(7)
[08] カワサキZ H2〈90〉(初)
[09] ヤマハ ナイケン/GT〈83〉(3)
[10] スズキSV650 ABS/X〈80〉(–)
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