海上の絶景が待つフェリー旅、完全ガイドします!【初めてのバイク乗船でも安心】
皆さんこんにちは! 連日の猛暑に負けず、靴磨きしながら愛車のヤマハ ボルトで日本一周中のいとです! 皆さん、長期休みの予定は決まっていますか!? 猛暑の夏は思い切ってフェリーに乗って、避暑地でツーリングなんていかがでしょう!?
じつは日本一周を始めるまで一度もフェリーに乗ったことがなかった私。「楽しそうだけど、乗り物酔いしやすいし、手続きが難しそうだし、寝れなそうだし、そもそもひとりで大丈夫・・・?」と不安だらけでした・・・。
でも!! 乗ってみたらもう、ハマってしまって! 水平線に沈む夕日をはじめとした、フェリーの上からしか出会えない絶景の数々にあっという間に虜になってしまったんです!! 中にはサウナ付き大浴場やフィットネスジム、船上BBQができるフェリーがあったりと魅力だらけ!
日本一周中に15回以上フェリー旅を経験した私が、初めての方でも安心して楽しめるように、フェリーの乗り方を完全ガイドしますっ!
まずは予約手続きをしよう!
長距離フェリーのほとんどが、ネットでの事前予約制。料金はフェリーの会社によってさまざまで、基本は乗船料金+車両料金(バイクの排気量によって変動)+部屋料金となっています。1ヶ月ぐらい前から予約できる場合が多くて、人気のシーズンでは部屋が埋まってしまうこともあるのでお早めに!
おトクにフェリーに乗るには!?
同じフェリーでも、じつはおトクに乗れる方法があるんです!
①混雑シーズンを避ける
中には期間ごとに乗船料金が異なるフェリーも。人気シーズンを外せば、30%ほどお安くなることも! 各フェリー会社のホームページから確認してみてください!
②相部屋にする
相部屋にするだけでも、格安で乗ることができます。とはいえ、ドミトリータイプ(二段ベッド)になっていて、カーテンを閉めればひとりの空間を持てるし、相部屋と言えどかなり快適。私はいつも相部屋にしています!
③排気量が小さいバイクにする
さらにおトクに乗りたい方は、排気量が小さいバイクで乗るという手もあります。排気量の大きさで車両料金が変わるので、小さいバイクだと少しお安くなります!
いざ乗船! 当日の流れ
①発券手続き
バイクは車よりも先に乗船することが多いので、出航の1時間前には着いて、窓口で発券手続きを済ませておくと安心です! 乗船まではバイク専用のレーンで待機するよう、係の方が案内してくれます。
②乗船
いざ乗り込みます!! バイカーさんが順番にエンジンをかけてフェリーの甲板まで運転します。この出発のドキドキ感がたまりません! このときレーンの床が滑り止めでボコボコしているので、スピードを出さずにローギアでゆっくり入るのがオススメです。
甲板に入ると係の方がバイクの駐車位置まで誘導してくれます。「ローギアでエンジン切って、ハンドルロックで!」という風に、停め方を指示してくれるので、初めてでも安心です。フェリー会社によって停め方は異なるので注意!
③荷物をまとめて客室フロアへ
フェリーが出航してしまうと、もう甲板には戻れないので、この時点で忘れ物の最終チェックをします! バイクに置いていく荷物と、フェリーに持って行く荷物を、別々にまとめておくとスムーズです。
私のいつもの荷物をご紹介します!
- サンダル (フェリー内では脱ぎ履きが多いので甲板でサンダルに履き替えるのがオススメ!)
- 洗面具
- タオル
- 着替え
- 本 (電波が入らないのでアナログな時間を楽しもう!)
- 酔い止め薬 (船に乗ったらすぐに飲もう!)
④船の中で過ごす
フェリーの中はやっぱり何度乗ってもワクワクします! 私はいつも売店やレストランに入ったり、デッキからの眺めを楽しんで過ごしています。
また、大浴場に入ってお風呂上がりの一杯をしたり湯上がりアイスを食べたり・・・。そしてぐっすり寝て起きたら目の前には一面のキラキラ輝く青い海! 目覚めの展望デッキからの眺めも最高ですよ!
⑤目的地に到着!
到着の40分前には船内アナウンスでお知らせしてくれます。そして甲板まで戻って愛車と再会。準備のできた人から順番に下船していきます。出発の時は取り回しが必要ですが、係の方がサポートしてくれるので女性でも安心!
いよいよ下船! フェリーから走り出すこの瞬間がもう、開放感抜群で一番ワクワクしますね! 降りたところから見える景色も見慣れない町並みで、あぁ遠くまで来たんだなぁとしみじみします。降りたらあとはもう、存分にツーリングを楽しみましょう!!
いかがでしたか?? 愛車でふだん行けない遠方のツーリングを楽しめるだけでなく、その道中も旅の一環として思い出に残るフェリー旅! 皆さんも船の上でしか出会えない絶景や思い出を楽しんでくださいっ!
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(伊藤由里絵)
みなさん、こんにちは! 靴磨きしながら愛車のヤマハボルトで日本一周している、いとです! 「靴磨きを始めたいけど、どんなアイテムを用意すればいいのか分からない!」なんてお悩みをよく耳にします。昔はミンク[…]
みなさんこんにちは、靴磨きしながら愛車のヤマハボルトで日本一周中のいとです! まだ暑さが残る日も続いていますが、涼しい日も多くなり、ツーリングシーズン到来となりました。この時期のおすすめは、なんといっ[…]
こんにちは! 愛車のヤマハボルトで日本一周しながら靴磨きしている靴磨き職人のいとです! みなさん、靴磨きの応用技「鏡面磨き」ってご存知ですか?? あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、文字通り鏡のよ[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 北海道をバイクで走りたいと思う人も多いかもしれないが、本州から離れ、フェリーでないと行けないので、ハードルはちょっと高い。そんな方に向けて、筆者が日本一周旅の道中で走った[…]
皆さんこんにちは! 愛車のヤマハボルトで日本一周しながら靴磨き職人として働くいとです! 暑~いこの季節、皆さんいかがお過ごしですか~?? さてさて、この季節にお客様からよくこんな相談を受けます。夏の間[…]
最新の関連記事(ツーリング)
地域活性化ツーリングを開催、移動課題改善への提言も 2024年9月29日に開催された地域活性化・ライダー誘致イベント“伊豆ライダー誘致ツーリング”。 主催は若年層を中心に構成。バイクやクルマ、特定原付[…]
バイクツーリングにおすすめの都道府県ティア表 バイクツーリングの魅力は、ただ目的地に行くだけでなく、そこへ至る道中のすべてを楽しめる点にある。雄大な自然が織りなす絶景、心地よいカーブが続くワインディン[…]
夏の避暑地としても人気の山中湖エリア 山梨県南都留郡山中湖村に位置する山中湖は、東京からもっとも近い森と湖のリゾート地として人気だ。富士五湖の中でもっとも富士山に近く、湖越しに望む雄大な富士山の姿は圧[…]
日本を代表するツーリングロードのティア表だっ! 「次のツーリングは、どこへ行こう?」 そんな嬉しい悩みを抱える全てのライダーに捧げる、究極のツーリングスポット・ティア表が完成した。 ……いや、そもそも[…]
レッドバロン会員なら使わなきゃ損!? 会員制リゾートクラブ「カイザーベルク」。“会員制”なんて言葉を使ってしまうと妙にハードルが高そうに思えるかもしれないが、逆だ。会員とはつまり、レッドバロンでバイク[…]
最新の関連記事(ビギナー/初心者)
シリーズ第10回は『クイーンスターズ』に学ぶ「取り回し」だ! 白バイと言えばヤングマシン! 長きにわたって白バイを取材し、現役白バイ隊員による安全ライテク連載や白バイ全国大会密着取材など、公道安全運転[…]
日本語表記では「前部霧灯」。本来、濃霧の際に視界を確保するための装備 四輪車ではクロスオーバーSUVのブーム、二輪車においてもアドベンチャー系モデルが増えていることで、「フォグランプ」の装着率が高まっ[…]
シリーズ第9回は『クイーンスターズ』と一緒に「引き起こし」だ! 白バイと言えばヤングマシン! 長きにわたって白バイを取材し、現役白バイ隊員による安全ライテク連載や白バイ全国大会密着取材など、公道安全運[…]
シリーズ第7回は「パイロンスラローム」。リズミカルな連係操作を身に付けよう! 白バイと言えばヤングマシン! 長きにわたって白バイを取材し、現役白バイ隊員による安全ライテク連載や白バイ全国大会密着取材な[…]
シリーズ第6回は「小回り&Uターン」。ボテゴケ体質を改善だ! 白バイと言えばヤングマシン! 長きにわたって白バイを取材し、現役白バイ隊員による安全ライテク連載や白バイ全国大会密着取材など、公道安全運転[…]
人気記事ランキング(全体)
現代の耐久レーサーはヘッドライト付きのスーパーバイクだが…… 近年の耐久レーサーは、パッと見ではスプリント用のスーパーバイクレーサーと同様である。もちろん細部に目を凝らせば、耐久ならではの機構が随処に[…]
GB350に初のツートーン、GB350Sの燃料タンクにはストライプ採用カラーも ホンダ「GB350」「GB350S」マイナーチェンジ。2023年に最新排出ガス規制に適合して以来のイヤーモデル更新だ。2[…]
バイクツーリングにおすすめの都道府県ティア表 バイクツーリングの魅力は、ただ目的地に行くだけでなく、そこへ至る道中のすべてを楽しめる点にある。雄大な自然が織りなす絶景、心地よいカーブが続くワインディン[…]
最新モデルはペルチェデバイスが3個から5個へ 電極の入れ替えによって冷却と温熱の両機能を有するペルチェ素子。これを利用した冷暖房アイテムが人気を博している。ワークマンは2023年に初代となる「ウィンド[…]
高回転&高出力主義の権化 250クラスでも高性能な直4を望む声が高まっていた’80年代前半、スズキが世界初の250cc水冷直4エンジンを搭載した量産車、GS250FWを投入。以降、ヤマハ、ホンダが追随[…]
最新の投稿記事(全体)
レブル250ではユーザーの8割が選択するというHonda E-Clutch ベストセラーモデルのレブル250と基本骨格を共有しながら、シートレールの変更や専用タンク、マフラー、ライディングポジション構[…]
シリーズ第10回は『クイーンスターズ』に学ぶ「取り回し」だ! 白バイと言えばヤングマシン! 長きにわたって白バイを取材し、現役白バイ隊員による安全ライテク連載や白バイ全国大会密着取材など、公道安全運転[…]
要望に応え、アンコール販売が決定 「AIO-6」シリーズの初回クラウドファンディングは2025年6月3日に終了し、2015名からの支援と総額7,300万円を突破する大きな成果を収めた。今回のアンコール[…]
なぜ「モンキーレンチ」って呼ぶのでしょうか? そういえば、筆者が幼いころに一番最初の覚えた工具の名前でもあります。最初は「なんでモンキーっていうの?」って親に聞いたけども「昔から決まっていることなんだ[…]
【ヨシムラジャパン代表取締役・加藤陽平氏】1975年、POPの右腕だった加藤昇平氏と、POPの次女・加藤由美子氏の間に生まれる。4輪業界でエンジンチューンやECUセッティングなどを学び、2002年にヨ[…]