あおり運転防止&モトブログにも! ドラレコ付きインカムT-DRH-01使ってみた【2万円台用品レビュー】

●文:[クリエイターチャンネル] 相京雅行
どうも、アイキョウです。今日はTEITOのT-DRH-01を紹介します。こちらは進行方向の映像を記録できるドライブレコーダーの機能が追加されたインカムです。まずは簡単に付属品を紹介します。
付属品
一般的なインカムに付属されるようなパーツは全て揃っています。アマゾンのレビューを見ると以前の充電はmicro usb端子だったようですが、現行モデルはUSB-Cに変更されており、タイプCケーブルも付属されています。
一般的な取り付けにはクリップ、両面テープが多いですが、こちらのインカムはさらにマジックテープ貼り付けに対応しています。メーカーの推奨もマジックテープという珍しさ。軽く押し当ててもくっつかず、少し力を加えると強力に接着されます。
一般的にインカムはヘルメットのRに沿って取り付ける形になるので、画角が斜めになってしまう事も。そこで、このインカムはクリップにゴムを挟み込むことで画角の調整をできるようにしています。
ディテール
ベース部分は画角の調整が可能で360度回転可能です。つまりは前側だけでなく後方撮影もできます。調整する際は、配線を一度抜かないと引っ張って断線してしまう可能性があるので注意しましょう。
画角はスマホアプリ上で確認できます。目視である程度調整したら、配線に少し余裕を持たせてアプリ画面を見ながら調整するとベストな画角にしやすいです。
ボタンは上側に4個、インカム正面には3つのボタンがあります。カメラ付きという事もありますし、ボタンもグローブをしたままでの操作性を重視して大きめなので、インカムのボディは結構大きめで、重さは110gでした。
インカムとドラレコの機能は別々になっていて、インカム機能は正面のボタンを2個同時に長押しでオン、カメラ機能は上側のボタンを長押しでオンになります。
撮影を開始する場合にはカメラ電源ボタンの隣ボタンを録画開始になります。
音声はインカム本体に内蔵されているものか、口元に設置した通話用のマイクを使うことができますが、推奨はヘルメット内に設置できる後者。風切り音が入らないのでクリアな音声が通話相手に伝わります。
アクションカムのように手振れ補正機能はついていませんが、最大2.7k画質で撮影することができるので、普通のインカムとして使って、ツーリングの途中に記録したい景色のところでカメラ機能を使う事もできます。
連続使用時間はインカム通話のみで15~25時間ほど。幅があるのは通話距離が離れた場合にはバッテリーの消耗が激しくなるからでしょう。連続録画時間は2kで3~4時間。フルHDで撮影した場合には6時間となります。
モバイルバッテリーなどから給電しながら使う事もできますが、バッテリーの劣化が激しくなるのであまり推奨できません。バッテリーの残量が少なくなってきたら、休憩しながら充電する方が良いでしょう。
また着信に関しては自動応答にも対応していますが、オフにすることもできます。ツーリング中は電話に出たくないという人はオフにしておくと良いでしょう。
インカム通話に関しては最大通信距離が800メートル、最大6人での通話が可能です。個人的にはあえてカメラ付きのインカムを選ぶのであればソロツー、もしくはタンデムツーリングメインで使いたいところ。ミュージックシェアリングにも対応しているので、タンデマーと同じ音楽で盛り上がれます。
実際に撮影してみた
今回はフルHD画質で撮影してみましたがドラレコとしての画質は充分。更に鮮明に撮影したい場合には2Kでの撮影も可能ですが、撮影時間が短くなり動画容量も大きくなるのでフルHDがお勧めです。
音声も口元のマイクを使用したので、風切り音が入らず鮮明に録音できました。ドラレコなので手振れ補正がついていませんが、もしも補正がついていれば撮影しながら喋るモトブログスタイルも充分に可能なクオリティです。
インカム正面のボタンに関してはウインターグローブを装着した状態でもほぼ問題ない使用感。ただし、上側のボタンは少し押しにくく感じました。
上側ボタンはドラレコの機能が主に割り当てられているので、必要なときは停車状態でグローブを外してから操作しましょう。
まとめ
最近ではかなり煽り運転に対して厳しく処罰されるようになってきていますが、筆者の肌感としてはまだまだ煽り運転が減っているようには感じられません。バイクの車体にドラレコを装着するのが面倒だったり、複数台のバイクを所有している場合は、身に着けるタイプのドライブレコーダーを持っておくと便利で安心です。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(相京雅行)
1分でわかる記事ダイジェスト 夏に使ってもらいたいワークマンのインナー8着を紹介。半袖Tシャツが990円、ボクサーパンツも990円とお値段もお安くなっている。走行風によって乾いた時には、気化熱で肌表面[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 快適なメッシュジャケット&パンツで夏を乗り切ろう! 年々、夏場の熱さが厳しくなってきているように思う。バイクで走り始めると路上には日影が少なく、常に直射日光に照らされる。[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 夏にメッシュジャケットの下に着用したいおたふく手袋のインナー7選をご紹介。吸水速乾性に優れた化学繊維を使った高機能インナーだ。 パワーストレッチEVOシリーズ 手袋の春夏[…]
1分でわかる記事ダイジェスト ワークマンのマッスルブースターセーフティをご紹介。筋力アップを目的としたものではなく、今ある筋肉が効率的に使えるようになる。電車などでゆられても体全体の骨格バランスをサポ[…]
どうも、アイキョウです。今日はついにBMCさんと一緒に作ったメッシュジャケットが完成したので紹介します! BMC代表の青野さんは元々アパレル業界出身なので、バイク用品メーカーが作らないようなカジュアル[…]
最新の関連記事(バイク用品)
電子の力で瞬時に冷却する「ペルチェ素子」を採用 このベスト最大の売りは、その冷却システムに「ペルチェ素子」を採用していること。これは、半導体の一種で、電気を流すと素子の片面が熱を吸収(冷却)、もう片面[…]
着脱の快感を生む「ピタッ」&「カチッ」を実現する独創的なデュアルロック 今や街乗りでもツーリングでも、すべてのバイクの必須アクセサリーといっても過言ではないスマートフォンホルダー。バイク用ナビやスマー[…]
夏も活発に過ごしたいライダーに役立つ機能満載 この「バグクリア アームカバー」には、夏の活動を快適にするための複数の機能が備わっている。 蚊を寄せつけない防蚊機能 生地の染色段階で、天然の殺虫成分「ピ[…]
MotoGPライダー使用率No.1は大谷翔平ともコラボしたあのメーカー 新緑が眩しい5月から6月にかけては1年でもっとも過ごしやすい季節だといわれますが、実はこの時期、晴天時の紫外線の強さは真夏とほと[…]
ビヨンド・ザ・タイム(時を超えて) 「かわす性能」でライダーの頭を護り続けるアライヘルメットが、オールラウンドフルフェイス「アストロGX」の新グラフィックモデル「アストロGXビヨンド」を発売する。 ア[…]
最新の関連記事(ドライブレコーダー)
バイクライフを変えるスマートナビ「AIO-6シリーズ」 「AIO-6シリーズ」は、従来のバイク用ナビゲーションシステムが「道案内」や「車載モニター」に限定されていたのに対し、4G通信技術を搭載している[…]
Mio MiVue M802WD:記録に特化したベーシックモデル 「いつも安全運転に徹しているし、自分が事故やアクシデントに遭遇することはない」と信じていられるほど、現実世界は甘いものではない。万が一[…]
ヘルメット装着式でさまざまなタイプに対応 今回、セールの対象となっているのがバイク用ドライブレコーダー”Driveman DD-1000″。セール期間は3月31日までで、最大6500円OFFとなる。 […]
スマートライドモニターがスマートフォン化! 2023年、業界に先駆けて登場した、Akeeyoのスマートライドモニター「AIO-5」。その後継機となるAIO-6が、2025年3月末からクラウドファンディ[…]
ドラレコ選びに大きく関わる“分離式/一体式”の違い バイク用のドラレコは、大きく「分離式」と「一体式」に分けられます。それぞれに一長一短の特徴があるため、ドラレコを選ぶ際にはまず、分離式と一体式とのど[…]
人気記事ランキング(全体)
情熱は昔も今も変わらず 「土日ともなると、ヘルメットとその周辺パーツだけで1日の売り上げが200万円、それに加えて革ツナギやグローブ、ブーツなどの用品関係だけで1日に500万円とか600万円とかの売り[…]
660ccの3気筒エンジンを搭載するトライアンフ「デイトナ660」 イギリスのバイクメーカー・トライアンフから新型車「デイトナ660」が発表された際、クルマ好きの中でも話題となったことをご存知でしょう[…]
CB1000 SUPER FOUR BIG-1の400cc版でスタート、1999年のHYPER VTEC搭載で独り舞台に! 2019年モデル発表後、期間限定で2022年まで販売され惜しまれつつホンダの[…]
1980年代の鈴鹿8時間耐久の盛り上がりを再び起こしたい 設楽さんは、いま世界でもっとも伸長しているインドに2018年から赴任。その市場の成長ぶりをつぶさに見てきた目には、日本市場はどう映っているのだ[…]
カワサキUSAが予告動画を公開!!! カワサキUSAがXで『We Heard You. #2Stroke #GoodTimes #Kawasaki』なるポストを短い動画とともに投稿した。動画は「カワサ[…]
最新の投稿記事(全体)
専用ロゴがファン心をくすぐる 1975年に初代GL1000が誕生してから50年が経つホンダのプレミアムツアラー、ゴールドウイング。2018年のフルモデルチェンジでは、フロントにダブルウィッシュボーンサ[…]
電子の力で瞬時に冷却する「ペルチェ素子」を採用 このベスト最大の売りは、その冷却システムに「ペルチェ素子」を採用していること。これは、半導体の一種で、電気を流すと素子の片面が熱を吸収(冷却)、もう片面[…]
凛としたトラディショナルをカジュアルクラシックで訴求! ヤマハが1992年にリリースしたSRV250は、1988年のXV250Viragoで開発した空冷250Vツインを搭載、感度の高いトラディショナル[…]
着脱の快感を生む「ピタッ」&「カチッ」を実現する独創的なデュアルロック 今や街乗りでもツーリングでも、すべてのバイクの必須アクセサリーといっても過言ではないスマートフォンホルダー。バイク用ナビやスマー[…]
ホンダCBR600RR(2020) 試乗レビュー 排気量も気筒数も関係ない、コイツがいい! 仕事柄、しばしば「スーパースポーツが欲しいんですけど、リッタークラスとミドルクラスのどっちがいいと思います?[…]