[DIY整備の裏技]イライラMAX! 回るけど抜けない「無限ボルト」 との戦い方
![[DIY整備の裏技]イライラMAX! 回るけど抜けない「無限ボルト」 との戦い方](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/02/00d069cf81f0b2dd5e6887a11a8c048b.jpg)
一見すると普通のボルトだけどさにあらず。その実は無限に回り続ける無間地獄。イライラの頂点!今まさに、回るけど抜けない「無限ボルト」と戦っているあなたへこの記事を贈ります。また、そうでなくても覚えていて決して損はないので、寄ってらっしゃい見てらっしゃい~!
●文:[クリエイターチャンネル] DIY道楽テツ
「回るけど抜けないボルト」との遭遇
古いオフロードバイクをレストアしている時に久々に「ヤツ」に出会いました。
このボルト、一見するとただの錆びたボルトのように見えますが、「回るけど抜けないボルト」なのです。
くるくる軽快に回るけど、抜ける気配はまったくナシ
ネジの山がイカれていて回せど回せど締め込めない、いわゆる「バカ穴」状態のボルトは、使い物にならないけどすぐ抜くことはできます。
だけど今回のケースのような「無限ボルト」は、ボルトの中間点のネジ穴が削れてなくなったことにより、まだ下に残っているネジ山がネジ穴を通って出てくることができずに「ボルトは回るのに抜けてこない」という状態に陥っているのです。
ドライバーで回しても、ドリルドライバーで回しても、インパクトで回しても、ぐるぐる回るだけで抜けてこないボルト。
マジでイラつきますよね。まさにイライラ度MAX!
裏側に飛び出ている部分を切断すれば外せるものの、ほとんどの場合、場所が狭くて、そうやすやすとは作業できません。
そんな時、男なら“強引さ”で勝負
そんな時は強引に、かつ一気にケリをつけちゃいましょう。用意するのは以下のような道具。
持ち上げる道具と、いっきに回すためのインパクトドライバー
マイナスドライバーでも、薄いタガネでも、内装外しでも、はたまた鉄板でも構いません。要はボルトを持ち上げることができればOK。
そしてボルトを回す道具は、インパクトドライバーがベスト。電気ドリルでもボルトが回せればベター(ラチェットレンチでもできないことはありません)。
やり方はシンプルで一瞬
やり方はシンプル。そんでもって一瞬で終わるので、まばたき禁止でお願いします。
隙間に平板を突っ込んで、くるくる回ってしまうボルトを「グイッ」と押し上げて・・・
ボルトが残ったネジ山がネジ穴に引っかかった(当たった)ところで強引に、一気に回します!!
「ギュイッ!」と鳴って、もうボルトが抜けてます。ミゾに食いついてくれたらしめたもの。一瞬でボルトが抜けるはずです。
コツとしては、回すときに躊躇してはいけません。「ぐいっ」と持ち上げて「バキョッ」と、一気に回します。
どうしても避けられないリスク
ただこの方法にはリスクがつきもので、ボルトか、ネジ穴か、どちらか一方、もしくは両方が、相当痛みます。
今回はボルトの山が完全に削れてしまいましたが、幸いなことにネジ穴であるウェルドナット側は大した損傷もなく、タップを通せば十分実用に耐えられる状態に残ってくれました。
このやり方でネジ山が傷んでしまった場合、せっかくボルトを抜いたとしてもかなりのダメージを残してしまうことになります(最悪使い物にならななることも)。
とはいえボルトを抜かないと作業委が進まないので、リスクを承知の上でやるしかなかったりする場合がほとんどなんですけどね。
どうしてもネジ穴を守りたい場合は、できるだけ均等にまっすぐ持ち上げることでそのリスクをかなり減らすことはできるようです。また潤滑剤を吹き付けておくのも有効かもしれません。
強引だけど覚えといて損はないはず
いかがでしたでしょうか?
今まさに回るけど抜けない「無限ボルト」と戦っている方が検索からこの記事へ辿りついていたとしたら嬉しいですね。また、そうでなくても覚えていて決して損はないので、よかったら記憶の片隅にメモしておいてください。もっとも、この知識が役に立たないのが一番ベストなんですけども(笑)
この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
私のYouTubeチャンネルのほうでは、「バイクを元気にしたい!」というコンセプトのもと、3日に1本ペースでバイクいじりの動画を投稿しております。よかったら遊びにきてくださいね~!★メインチャンネルはコチラ→「DIY道楽」 ☆サブチャンネルもよろしく→「のまてつ父ちゃんの日常」
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(DIY道楽テツ)
アクセルワイヤーが長すぎた!というトラブル ハンドルを交換して長さが合わなくなってしまったり、はたまたケーブルそのものが痛んでしまったり。こうしたアクセルワイヤー(スロットルケーブル)を交換する際、「[…]
セルが弱くなったらバッテリー交換のサイン スクーターのバッテリーが弱ってきたのか、始動性がイマイチになってきました。 そういえば、このバッテリーもずいぶんずいぶん古くなってきたので、バッテリーを買い替[…]
新品タイヤが滑るその理由 新しいタイヤは滑ります。 滑りたくないから新しいタイヤに交換したというのに、なぜか新しいタイヤはマジで滑るんです(経験者は語る)。 なぜ滑るかというと、それはタイヤの製造過程[…]
場所によっては恒例行事なバイクの冬眠(長期保管) 「バイクの冬眠」…雪が多い地域の皆様にとっては、冬から春にかけて毎年恒例の行事かもしれませんね。また、雪国じゃなかったとしても、諸事情により長期間バイ[…]
燃料コックにも涙? それはある日の出来事。バイクで走り出そうとガソリンタンクの燃料コックをオンにした時、指先に冷たいものを感じました。 何があるのかと覗き込んでみると・・・燃料コックが泣いているぅ~![…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
サビて固着したネジやナメて外せなくなったネジを簡単に外せる デイトナから発売されている「バイク用ショックドライバーセット(品番:95392)」は、錆びついて固着したボルトや、ネジ緩み止め剤が塗布された[…]
専用工具無くても出来ていた。ついさっきまでは・・・ 筆者は生来「色々使える便利な道具」と「専用工具」があまり得意ではありません。 だって場所取るし。揃え始めたらきりがないし・・・。そんなわけで、これを[…]
皆さ~ん! 今年の夏は、どこかへ走りに行きましたか? 夏の終わりにやっておきたいのが、ドライブチェーンのガッツリ洗浄です。なぜかって? ツーリングでふだんとは違う場所を走るということは、それだけチェー[…]
高性能オイルの定義とは? エンジンとエンジンオイルには密接な関係性がある。昨今のガソリンエンジンやハイブリッドエンジン用オイルのトレンドは、低粘度一辺倒と言っても過言ではない。オイルの粘度が低ければエ[…]
皮脂や汗に含まれる尿素が生地を痛めてしまう ──一般の方が汗でびちょびちょのヘルメットをリフレッシュさせたい場合、どのように行えばよいでしょうか? 「どこが外せるのか、どういうふうに洗えばいいのかは、[…]
人気記事ランキング(全体)
シリーズ累計5700万部突破!猫猫の「毒と薬」の魔力が現代の読者を惹きつける 架空の中華風帝国「茘(リー)」を舞台に、後宮の薬師・猫猫(マオマオ)が、美形の宦官・壬氏(ジンシ)に翻弄されつつ、王宮の事[…]
世界初、独自機構を貫いたキャブレター式ターボの誕生 1981年の東京モーターショーに、XJ650をベースとしたターボ車が出展された。会場には電子制御式フューエルインジェクションとキャブレターの2種類が[…]
R1のDNAとYCC-Tを凝縮。クラス最軽量149kgを掲げたYZF-R2の全貌 インドで世界初公開されたヤマハの新型YZF-R2は、急成長を続ける200ccプレミアムスーパースポーツセグメントに向け[…]
ヘリコプター用「フラット6」をリヤに積む狂気 まず度肝を抜かれるのが、圧倒的な低重心とハイパワーを求めて、開発者プレストン・タッカーが選んだヘリコプター用・空冷水平対向6気筒エンジン。タッカーはこれを[…]
先代比14kg軽量化の177kgを達成したハイパーモタードV2 SPの構造 新型ハイパーモタードV2 SPは、2005年のEICMAで発表されたプロトタイプから20年を経て再構築されたスーパーモタード[…]
最新の投稿記事(全体)
座面が小さいシートや、タンデムにも使えるゲルザブRSと同時装着で暑い日も快適な座り心地 猛暑のツーリングでシートがフライパン並みに熱くなり、尻が蒸れて集中力が切れた経験は誰にでもあるはず。「ゲルザブR[…]
レース由来の超軽量鍛造ホイールと専用コックピットがもたらす旋回性能 新型パニガーレV2 MM93およびパニガーレV2 FB63は、ベースモデルとなるパニガーレV2 Sの基本設計を受け継ぎつつ、サーキッ[…]
サビて固着したネジやナメて外せなくなったネジを簡単に外せる デイトナから発売されている「バイク用ショックドライバーセット(品番:95392)」は、錆びついて固着したボルトや、ネジ緩み止め剤が塗布された[…]
欧州の砂漠8000kmを走破した本物。ADX 250が体現する「リアルクロスオーバー」の骨格 SYM ADX 250は、車検のない日本の軽二輪クラス(126〜250cc)の税制・登録メリットに適合させ[…]
アッパーまでライムグリーンに染まったニューグラフィック VERSYS 650は、オンロード性能に主軸を置きつつ、多様な路面状況の変化にも対応できる走破性を備えたカワサキのミドルクラス・マルチパーパスだ[…]










































