積載マシマシバイクトラック/掃き掃除マシンetc…バイク天国ベトナムで見つけた面白すぎるバイクたち[海外バイク旅]

  • [CREATOR POST]Matt RiderJapan

●文:[クリエイターチャンネル] Matt RiderJapan

こんにちは、マットです! 前回のベトナム記事ではバイク天国ベトナムのカオスな交通事情やサービスを紹介させていただきました。今回はベトナム編第2弾という事で、滞在中に見かけた面白いバイクなどをご紹介します!

アンダーボーンモデルのバイクが大活躍!

東南アジア諸国では「アンダーボーン」と呼ばれるジャンルのバイクが大活躍しています。このモデルはホンダのスーパーカブから派生したジャンル。メインフレームが車体の下側を通っているため、乗り降りがしやすいというメリットがあります。ベトナムでも数多く走っているのが、この「アンダーボーン」タイプのバイクです。

アンダーボーンバイクの代表格、ヤマハ・エキサイター155VVAというモデル。

上の写真のようにスポーティーな見た目をしつつも、スクーターのような使い勝手の良さも兼ね備えているため、現地の若者を中心に大人気なジャンルとなっています。東南アジア諸国ではアンダーボーンのスポーツモデルによるレースも開催されているのだとか。

それほど人気かつ生活の一部となっているジャンルです。個人的にもアンダーボーンのスポーツモデルは使い勝手が良いと思いますし、何よりカッコいいと思えるので各メーカーさんも日本で正規販売しないのかな…と思っているところ。潜在ニーズや販売計画など、いろいろと厳しいのでしょうか?

ベトナム国内でよく見かけるモデルがこのホンダ・エアブレード。滞在中にお世話になっていた日本人宿「兎家」のオーナーさんの愛車でもあります。

フロントフェイスはどちらかというとスクーター寄りなデザイン。しかし完全にスクーターというわけでもなくどこかスポーティーな印象を受けます。

駐輪しているバイクを観察すると5〜6台に1台は必ずこのエアブレードがあるという印象でした。しっかりとした統計はわかりませんが、肌感覚でも十分に「エアブレード多いな」と思えるので人気なモデルなのでしょう。

東南アジアの足 スーパーカブも健在!? と思いきや…

東南アジアの足として長年世界中で愛されてきたホンダのスーパーカブ。もちろんベトナム国内でも数十年前までは大活躍だったようですが、ふと街を走っているバイクを観察してみるとその台数はあまり多くない事に気づきます。

もちろん世界の販売台数が圧倒的なモデルですから、ある程度は見かけるのですが、ボロボロになるまで使い古された車体や工事現場などで活躍していたりする車両など、その耐久性故なのかオーナーと過ごした歴史を感じる車体が多くなっていました笑。

通勤ラッシュ時のとある交差点の風景。全く走っていない訳ではありませんが、ぱっと見るとスーパーカブ系統のモデルは、あまり見かけない事に気づきます。

街中で見かけたスーパーカブ50。現役で活躍してそうですが、かなり年季の入った車体でした。実は50ccのバイクをベトナムで見かけるのは珍しいです。

こちらはスーパーカブの派生車種であるホンダ・ドリームⅡ。「タイカブ」なんかという愛称で東南アジアでは呼ばれていたりしましたよね。2018年のベトナム縦断旅ではこのバイクを約4万円で購入したのを思い出しました。

工事現場で活躍しているドリームⅡ。その耐久性故か道路工事資材を牽引させられていました笑。

現地の方にスーパーカブ系の車種が少ない理由を聞いてみたところ、このモデルのオーナーは年齢層が高い印象が強いため、若者達は敬遠しがちなんだとか…。ベトナム国内に限ったトレンドだと思いますが、そういう印象もまた別の東南アジアの国では違った意見になるのではないでしょうか。

例えば日本だと、ピカピカのスーパーカブ系統のモデルを「かわいい!」と言って購入する若い子も多い印象がありますよね。てっきり世界中で同じ印象が浸透しているものだと思い込んでいたので、これはカルチャーショックでした。

その話を聞いた後にすごくキレイなバイクが店先に駐車してあったので良く見ると、東南アジア諸国で発売されたばかりのヤマハ PG-1でした。時間が無くてじっくり見ることができませんでしたが、スーパーカブ系統と同じレイアウトのエンジン、操作系のようでした。クロスカブやハンターカブとどう乗り味が違うのかなと気になってしまい、異国の地でもバイク乗りの血が疼いていました笑。

街先で見かけたヤマハ PG-1。乗り味が気になって仕方なかったです。これも日本に導入されないかな〜。ヤマハさんお願いします!

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