気分はアイアンマン!? SHOEIのスマートヘルメット「OPTICSON(オプティクソン)」は方向音痴をクールに救ってくれる【レビュー】

  • [CREATOR POST]ナカモトユウ

●文:[クリエイターチャンネル] ナカモトユウ

どうも! ヤングマシンで不定期で記事を書かせて頂いております。

バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。

突然ですが、皆さん。

現在、私、道に迷ってしまい途方に暮れております。

映画を観に行こうと家を出たのですが、気がついたら謎の場所に。

本日の最高気温は36度。下手をするとこのまま熱中症で倒れてしまう状況です。

愛車の1977年製のカワサキKZ1000君も空冷の旧車なので、あてもなく走って目的地を探すという無茶は出来ません…! 一体俺、どうなっちまうんだ!?

バイクにスマホを取り付けたく無い!

「スマホでカーナビ見ればいいじゃん」だって?

あのですね。旧車乗りの皆さんは察してくれると思いますが…

バイクにスマホホルダーを取り付けたくないんです!

70年代の旧車という渋いルックがスマホを取り付けることによって急に現代っぽくなってしまうので、出来るだけ避けたいのです。

スマホ付けるとめっちゃ目立つ

あと、iPhoneの場合は長時間スマホをバイクに取り付けているとカメラが故障してしまうという問題も。

過去に私もSR400君にやられました。

そんなこんなで私、ナカモトは普段乗っている通勤マシンのバイクにはスマホホルダーを取り付けているのですが、KZ1000君には何も付けていないんです。

自宅でマップを見てから家を出たので、記憶でなんとかなると思ったのですが、肝心なことを忘れていました。

僕、極度の方向音痴なのです。

ショッピングセンターなんかに一人で入ってしまった日には、二度と出られなくなるレベルの方向音痴なのです。

自分で自分が嫌になりますね。

まあ、でも僕みたいな地図読めない方向音痴なライダーの方も少なからずいることでしょう。

そんな僕たち向けの商品が無いものか…。

解決策はなんとヘルメット!

うーん、しかしこのままスマホホルダーを使わない生活をしていると近所しか走れない徘徊ライダーになってしまう…。

何か良い手は無いか…!

待てよ! 俺の大好きなヘルメットメーカー、SHOEIさんが2019年の東京モーターサイクルショーで発表していたアレがあったじゃないか!

ジャーン! オプティクソン!!!

スマートヘルメット? オプティクソンって何?

このヘルメット、なんとですね。

自分の視界に直接、カーナビのルート案内を表示出来ちゃうのです!

手っ取り早くイメージを掴みたい方はこちらのSHOEIさん公式プロモーション動画をご確認下さい。

凄くないですか? 映画の世界はすぐそこまで来ていたのだ…!

しかもヘルメット内部にマイクが装着されているので、iPhoneのSiriもヘルメットを被ったまま使用できるのです。

これもうほぼアイアンマンの相棒、人工知能「J.A.R.V.I.S.(ジャーヴィス)」じゃないですか? 気分はトニー・スタークです。

巷ではスカウターと呼ばれているコレ。SHOEIさん公式では「コンバイナ」という名称。ちなみに戦闘力を測ることはできません。

顎の箇所から上方向に光を出してこのガラス状のコンバイナに投影しているらしいです。

最近の自動車でよく見かけるフロントガラスにスピードが表示されている機能をヘルメットに応用した物です。

実際にオプティクソンを被ってみた!

ただ、そういったハイテクパーツを内蔵しているだけあって、一般のヘルメットと比べると顎の部分が少し大きく見えてしまうオプティクソン。

重量もその分、重くなっているのかと思い恐る恐る被ってみたが…

え! ? すげー軽い!!? なんだこの謎技術!

まさかのシステムヘルメットと同じぐらいの重量でした。

さすがSHOEI…! 俺が認めたメーカーだけあるぜ…!

被った後はバッテリーを繋ぐ必要があり、そこが少し手間に感じましたが、ツーリングメインでの使用でしたらあまり気にならないかなと。

ちなみにコンバイナを少し上にやれば、サングラスもすぐに装着できましたので、眼鏡ユーザーの方も心配無さそうですね。

オプティクソンを使って走ってみた!

では実際にオプティクソンに案内してもらい公道を走行してみましょう!

まずはスマホに「ツーリングサポーター」というアプリをインストール。

そしてBluetooth機能を使ってオプティクソンと接続。

早速走り出してみます。

オプティクソン君「200m先、右です」

おおお! ちゃんと案内してくれる!

最初はどこまで信用出来るのか疑っていのですが、カーナビについては全く問題無いです。

コンバイナに表示されるルート案内もそこまで大きく無いので、視界が遮られて見づらいといったこともありません。

オプティクソン「スピードに注意して下さい」

しかも制限速度をオーバーすると音声で教えてくれる機能も! こりゃマジでジャーヴィスだ!

そんなこんなで無事に映画館に到着。

鑑賞したのは「ジョン・ウィック:コンセクエンス」

めちゃくちゃ面白かったですね。

オプティクソンは長距離ツーリング好きのライダーにオススメ!

はい、というわけで今回はSHOEIさんのスマートヘルメット「オプティクソン」をご紹介しました。

「ツーリングサポーター」というアプリに月額課金する必要があることだけがちょっと気にかかりますですが、製品としては文句無しの素晴らしい出来でした。

バッテリーを繋いだりとヘルメットの脱着が少し手間になるので、あまり休憩を取らずに長距離を走り続けるツーリングライダーにオススメのヘルメットかなと僕は感じました。

ご興味がある方は、お近くで販売されている店舗に是非体験しに行ってみて下さい。

購入前に試着して自分のバイクを運転して機能を試させてくれることも出来るとのことです。

いやー映画、面白かったな〜。あれ?

なんとバイクを停めた場所を忘れてしまいました。

こればかりはオプティクソンがあってもどうにもなりません。

皆さんは駐輪場所をしっかり覚えて忘れないようにしてくださいね。

オプティクソン特設サイトはこちら

オプティクソンを動画でレビュー!

その後、なんとかKZ1000君が発見されまして無事に自宅に帰ることが出来ました。

オプティクソンをレビューした動画をYouTubeにアップしておりますので、この記事を最後まで読んでくださったヒマな貴方は、是非動画の方もチェックして下さい。ほいじゃまた!

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