頭部と首まわりを紫外線/暑さからガード! 冷感アイテム5選

●文:[クリエイターチャンネル] Peacock Blue K.K.
夏は外に出るのも億劫な季節。特に10年に1度の猛暑と言われているこの夏は、日中の最高気温が35℃を優に超え、40℃に迫る地域も珍しくありません。
ただ、どれだけ暑くてもバイクは運転したいもの。しかし、しっかり日焼け止めを塗り日焼け/紫外線対策はバッチリ! と思ってはいても、意外と首まわり/頭部の対策は忘れがちになってしまうことも。
そこで今回は、首まわり/頭部をひんやり快適にしつつ紫外線からも守ってくれるアイテムを5つ紹介します。
コミネ AK-092 クールマックスRネッククーラー
頭はヘルメット、全身はプロテクターで覆いながら走行するバイクは、日焼けとは無縁と油断しがちです。しかし実は首がむき出しであることが多く、帰宅したら真っ赤に焼けていた・・・といった場合も少なくありません。
コミネが販売する「AK-092 クールマックスRネッククーラー」は、吸水性ポリマーを内蔵していることから、水に濡らすことで気化熱が発生し、ネッククーラーとして優れた性能を発揮します。
また首に覆いかぶせるように着用するため、日焼け止め効果も期待できそうです。低価格で電源も不要のため、ランニングコストに優れたアイテムといえるでしょう。
ただし、長時間走行していると次第に乾燥してきてしまい効果が薄れるため、休憩の際はこまめに吸水させるのがポイントです。
THANKO ネッククーラーSlim
「ネッククーラーSlim」は、ネッククーラーの先駆けであるTHANKO社の新商品です。冷蔵庫/ワインセラーにも使用されるペルチェ素子を利用した冷却機構を採用しており、約200gと軽量かつコンパクトながらも高い冷却性能を誇ります。
また冷却部が首元に直接触れる設計となっているため、冷気を漏らさず効率よく体を冷やすことができ、最大で外気温-17℃の体感温度を得ることも可能です。
冷却モードも弱/強/ゆらぎの3段階用意されており、シチュエーションに合わせて強度を調整できるのもポイント。
なおバッテリー駆動方式であり、付属の専用バッテリーでの駆動時間は弱モードで約2時間/強モードで約1時間と少し短めです。予備としてUSB Type-Cのモバイルバッテリーを持参すると良いかもしれません。
RSタイチ RSX159 クールライドフェイスマスク
国内屈指のバイクアパレルメーカーであるRSタイチが販売する「クールライドフェイスマスク」は、優れた通気性/速乾性/さらりとした肌触りを実現したインナーです。
顔を覆うのだからむしろ暑くなるのでは…と思う人もいるかもしれませんが、接触冷感機能が備わっているため、ひんやり涼しみながらライディングを楽しむことができます。
さらにすばやく汗を拡散させるだけでなく、走行風を受けることによって気化熱冷却を促し、ヘルメット内の温度上昇を抑えることで真夏のツーリングをより快適にしてくれます。
また抗菌防臭処理により、発汗による臭いの発生/ヘルメット内装への汗/皮脂等の付着を抑え、清潔/快適な状態に保てるのも魅力です。
ちなみに凹凸が極めて少ない”フラットシーム”と呼ばれる縫製方法を使用。これによりヘルメットを着用してもごわつき感を抑えた快適な着心地を実現しています。
ROCKBROS(ロックブロス) フェイスカバー
サイクリングアイテム専門店のロックブロスも、首まわりを365度紫外線から守ってくれるフェイスカバーを販売しています。サイクリングアイテム専門ではあるものの、バイクでのライディングにも問題なく使用可能。
優れた通気性を誇る吸汗速乾/接触冷感素材の採用により、肌と接触した瞬間に体感温度が3〜5度ほど下がり、夏場に着用してもひんやり快適に過ごすことができます。
またロゴ部分には反射材を採用しており、夜間の走行でも視認性を高めてくれるのが嬉しいですね。
Wild Scene(ワイルドシーン) フェイスカバー
釣具を取り扱うワイルドシーンが1日アウトドアを楽しめるように設計したフェイスカバー。
吸湿/発散性のある生地を採用しているので、フェイスカバー全体から熱/湿気を逃がし、夏場でも涼しさを保ってくれます。
また口/鼻/部分がメッシュ構造で設計されており、ヘルメットを装着しても息苦しさを軽減できます。さらに速乾性にも優れているため、水に濡らして気化熱を利用すれば、紫外線によるダメージをより軽減させることも可能です。
またフェイスカバー/フェイスマスクの多くは、装着しているうちにずり落ちてくる場合があります。実際、ずり落ちてくるフェイスカバーをいちいち直したことのある人も多いのではないでしょうか。
しかし このフェイスカバーは耳かけタイプなので、長時間着用していてもずり落ちにくいのが長所のひとつです。
夏ツーリングでは首の後ろが日焼けしやすいのが悩みですが、ネッククーラーを使用すれば、日焼け対策になるだけでなく首元をひんやりと冷やしてくれるので、まさに夏に使用したい一石二鳥アイテムと言えるでしょう。
各メーカーからさまざまなネッククーラーが販売されているので、使用したことがない方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(夏の暑さ対策)
2層構造ポリエステル生地が生み出すドライ性能 「ドラスティックドライ」シリーズの最大の特徴は、独自に開発された2層構造のポリエステル生地にある。この特殊な生地構造は、肌に接する内側の層と、外側の層で異[…]
夏場はサイドスタンドがアスファルトにめり込む危険性あり!いったいどういうこと? 駐車場などに使われている一般的なアスファルトについて、その軟化点は47.0〜55.0℃と言われていますが、夏場の強烈な直[…]
1分でわかる記事ダイジェスト とにかく暑すぎる真夏のツーリング 連日、猛暑が続いている。ライダーにとって、ツーリングをする際の気温や天候って非常に気になるもの。真夏の沖縄で、白バイに乗車した際の暑さ対[…]
[A] 猛暑日はライダーへの負担がハンパなく大きい。自分で絶対守る何箇条かを決める覚悟が必須 避けるべきシチュエーション 真夏にバイクに乗る経験がまだ少ない方は、照りつける直射日光と照り返すアスファル[…]
おすすめのヘルメット用洗剤は? イヤなニオイを抑える、定期的な内装洗浄と洗剤選び ヘルメットが発するイヤなニオイのおもな原因は、インナーパッドなどに染み込んだ汗/皮脂が酸化したり、雑菌が繁殖して発生す[…]
最新の関連記事(Peacock Blue K.K.)
複数人でバイクのツーリングに出かける「マスツーリング」は、初心者から上級者まで、多くのライダーに人気が高いツーリングのひとつです。経験豊富なライダーが同行してくれれば安心感を得られますし、彼らからバイ[…]
冬場であっても、たまにはツーリングに出かけたい! というよくばりさんなライダーもいるはず。 ただし冬だからと言って、「とりあえず着込め!」だけじゃ不十分です。寒い冬のツーリングを快適にするためには、ど[…]
秋は1日を通して過ごしやすい日が多く、紅葉などの自然美を楽しめるため絶好のツーリングシーズンです。 季節を楽しみながら旬の食べ物を求めてツーリングするライダーは多く、たとえば関東近郊では下記のスポット[…]
高速道路の中央分離帯に植物が植えられているワケ SAやPAなど、高速道路の至るところに存在する大小さまざまな緑地。特に走行しているとしばしば目に入ってくる中央分離帯の緑地は、いつ見てもきれいに整備され[…]
一人でふらりと出かけて自由気ままにワインディングや食を楽しむソロツーリングもいいですが、家族やパートナーと出かけるタンデムツーリングもまた乙なもの。慣れ親しんだ道端の風景や行きつけのお店でも、誰かと一[…]
人気記事ランキング(全体)
カワサキ500SSマッハⅢに並ぶほどの動力性能 「ナナハンキラー」なる言葉を耳にしたことがありますか? 若い世代では「なんだそれ?」となるかもしれません。 1980年登場のヤマハRZ250/RZ350[…]
マーヴェリック号の燃料タンク右側ステッカー エンタープライズに配属された部隊 赤いツチブタは、「アードバークス」の異名を誇る米海軍「第114戦闘飛行隊(VF-114)」のパッチ。1980年代には第1作[…]
※この記事は別冊モーターサイクリスト2010年11月号の特集「YAMAHA RZ250伝説」の一部を再構成したものです。 ヤマハ RZ250のエンジン「2ストロークスポーツの純粋なピーキー特性」 ヤマ[…]
カラーバリエーションがすべて変更 2021年モデルの発売は、2020年10月1日。同年9月にはニンジャZX-25Rが登場しており、250クラスは2気筒のニンジャ250から4気筒へと移り変わりつつあった[…]
公道モデルにも持ち込まれた「ホンダとヤマハの争い」 1980年代中頃、ホンダNS250Rはヒットしたが、ヤマハTZRの人気は爆発的で、SPレースがTZRのワンメイク状態になるほどだった。 しかしホンダ[…]
最新の投稿記事(全体)
カワサキW800(2017) 試乗レビュー この鼓動感は唯一無二。バイクの原点がここに 1999年2月に発売されたW650は2009年モデルを最後に生産を終了。その2年後の2011年、ほぼ姿を変えずに[…]
旧車の開発に使われた”鉱物油”にこだわる 1992年に創業した絶版車ディーラーのパイオニア・ウエマツ。販売だけでなく、整備にも徹底して力を注いできた同社がそのノウハウをフィードバックし、旧車に特化した[…]
インパクト大なシリーズ初カラー 現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロに仕上げられた1台であるXSR900。3種のパワーモ[…]
イベントレース『鉄馬』に併せて開催 ゴールデンウィークの5月4日、火の国熊本のHSR九州サーキットコースに於いて、5度目の開催となる鉄フレームのイベントレース『2025 鉄馬with βTITANIU[…]
ロングツーリングでも聴き疲れしないサウンド 数あるアドベンチャーモデルの中で、草分け的存在といえるのがBMWモトラッドのGSシリーズ。中でもフラッグシップモデルのR1300GSは2024年に国内導入さ[…]