ホンダのPCXは通勤だけじゃもったいない!? ツーリングでスクーターならではの楽しみ方を再発見しました
新型PCX125でいざツーリングへっ! まずはワインディングから
天気が不安定で大雨続きだったのですが、ツーリング当日は何と快晴! やった~! 暑すぎずに風が気持ちいいです。
ワクワクしながらファーストポイントのワインディングエリアに到着。ここからはいわゆる「裏道志」と呼ばれるエリアだそうで、ちょっと脇道に入ればなかなかにテクニカルな道を楽しめるのです。
そんなわけで最初は「キッツイ下り坂」
いきなりですがタイトな下り道に突入です。「〇」スタンプがいっぱいあるコンクリートの道で、しかも下りの斜度が12%という急坂。タイトなコーナーも連続するのでコーナリング性能云々以前に、サスペンションとブレーキが問われるなかなかハードな道からスタートです。
走ってみて最初に感じたのは、ちょっとリヤサスペンションが固いでしょうか? だけど、ブレーキはコントロールしやすいし、コーナリングもスムーズに…と思ったら、いきなりフラついてしまいました。
怖っ! ていうか、さすがはスクーター初級者。どこにどう座ってどうやって体をホールドしたらいいのかまったくわかりません。ずっとニーグリップとくるぶしグリップ&ステップ荷重に頼ってきた筆者にとって、いきなりスクーターでのワインディングの道は未知の世界(←ミチだけに!)
しばらくはアワアワしながら おっかなびっくり走っていたのですが、すぐにコツはつかめました。なぁんだ、足を前にかるく踏ん張って、お尻をシートの後ろに押し付けたら体がホールドできるんですね~。こいつは知らなかった。
体のホールドさえわかればシメたもの。いきなりコーナリングが安定して人馬一体感がでてきました。
登りはさすがに125ccのパワー? だけど走りは快適楽ちん♪
お次は一転して急な上り坂です。街中では鋭いダッシュを見せてくれたので、坂道もグイグイ登るかと思いきや…おりょ? これはやはり125cc。限界というものがあるようで。加速はするものの、グイグイというのはほど遠い感じ。といっても、十分普通には走ってはくれるのですが、モアパワーを求めるならばPCX160にしてくださいってことですね。
でも、スクーターでワインディングなんてどうなるかと思ったけど、予想以上に快適です。ていうか、楽ちんです。何せギアチェンジがないわけで、乗り手としての仕事の半分がないカンジ。ひとつ気を付けるとすれば、殿様乗りになってふんぞり返っていると腰に負担がかかりそうなので、腰痛気味の方は気持ち前かがみになってちゃんと上半身をニュートラルにしておかないと、気付かないうちに腰が痛くなりそうってことくらいでしょうか。
で、そうこうしているうちにハンドリングにもすっかり慣れてきて、気分はイージーモード。峠を攻めるのではなく、景色を堪能しながらスロットルはパーシャルで軽快にワインディングを流していけます。本当にラクに走ることができるので、いつもの倍以上は景色を堪能できるカンジ。や、こりゃいいや♪
寄り道上等! 狭い道もトコトコ走れる気軽さと、偶然見つけた景色を堪能!
走りというより、景色を楽しめることがわかったので、ここからは快適ツーリングモードです。
途中、グーグルマップでちょっと気になる場所がおすすめで出てきたので、ちょいと寄り道してみました。
集落の細い道を通って、左折して、さらに狭い道を登っていきます…。
さっき「パワーがない」と言ったものの、低速で細い道を走るときは低速トルクが効いていて、トコトコと登ってくれます。これ、ミッション車だったらめまぐるしいシフトチェンジやクラッチ操作で絶対フラついたりして不安になるとこだけども、PCX125すげー。何も考えずに上ってくれます。
そしてやってきたのが「上野原市秋山 富岡の棚田」。
うっわ、景色良い!! 一面に広がる段々の田んぼ、棚田はちょいとした絶景です!
ちょうど田植えの季節で風に揺れる小さな稲の苗が初々しい。これ、真夏もいいけど秋の収穫期に来たら黄金の原っぱになりますね~。うん、秋の刈り取り直前にまた来よう。
裏道志から都留、そして富士吉田へ
裏道志は程よいワインディングありの、温泉ありの快適ルートです。なのに車の通りが少ないので個人的に大好きなルートなのですよ~。気持ちよく走れるのが一番! そして、山を越えると都留市に入って、そのまま国道139号線を走ると富士吉田へとたどり着きます。
富士吉田とえいば、やっぱり「吉田うどん」!
吉田うどんは、山梨県富士吉田市及び同市を含む山梨県郡内地方を中心として食べられている郷土料理のうどんです。さぬきうどんよりも硬くてコシが非常に強い麺は、噛めば噛むほどに味わい深いのが特徴。正直、この硬さは好みが分かれるかもですが、筆者は大好き。
ダシは醤油と味噌をブレンドしたもので、濃厚な味わい。トッピングには、キャベツ、馬肉、天かす、ねぎなど。お店によって微妙にうどんの硬さもだしの味も違うので「吉田うどん巡り」がおすすめ!ちなみにこの「うどんの駅」さんは夜の20時までというロング営業!なのでとても助かります。
そして富士吉田といえば…やっぱりコレだ【富士山】!
どん!!!
天気がいいから見えるとは限らない富士山。ここまでフルで見えたのはひさしぶり~!
富士吉田の町ならどこからでも、真正面に富士山がその堂々たる姿を見せてくれます。天気がよくても見えるとは限らないのが富士山。でも本日はまさにパーフェクトな姿をみせてくれました~。いやぁ、やっぱ富士山は良いなぁ♪
最新の関連記事(DIY道楽テツ)
お待たせしました経過報告です 前回のラバゲイン記事、おかげさまで大反響をいただきました。ありがとうございます! そして同時に、「続編が知りたい!」「その後どうなったの?」「どれぐらい持つの?」「いつま[…]
「マスダンパー」って知ってる? バイクに乗っていると、エンジンや路面から細かい振動がハンドルやステップに伝わってきます。その振動を“重り”の力で抑え込むパーツが、いわゆるマスダンパー(mass dam[…]
主流のワンウェイタイプ作業失敗時の課題 結束バンドには、繰り返し使える「リピートタイ」も存在するが、市場では一度締め込むと外すことができない「ワンウェイ(使い捨て)」タイプが主流だ。ワンウェイタイプは[…]
まずは「ふるさと納税」の仕組みをざっくりと ふるさと納税の仕組みに関して筆者はどうも多くの勘違いをしていたので、そんな自分でも理解できるようにまとめてみました。おさらいしておこう、自分! ふるさと納税[…]
APトライク250って高速道路で通用するの? チョイ乗り系トライクとして知られるAPトライク125は、125ccという排気量ながら「側車付き軽二輪」という区分のおかげで高速道路を走れます。しかしながら[…]
最新の関連記事(PCX[125])
ピカイチの快適性を誇り、タンデムユースも無理ナシ ようやく全日本JーGP3の開幕戦が近づいてきて(記事制作時)、最近はバイクに乗るトレーニングもスタート。 筋力が増えたことで、これまで苦手だった車種で[…]
スマホ連携TFTやスマートキー装備のDX ホンダがミラノショーで発表した2025年モデルのPCX125(日本名:PCX)。2023年には欧州のスクーターセグメントでベストセラーになった同車だが、日本で[…]
WMTCモード燃費×タンク容量から航続距離を算出してランキング化 この記事では、国内4代バイクメーカーが公表しているWMTCモード燃費と燃料タンク容量から算出した1給油あたりの航続可能距離を元に、12[…]
原付スクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があ[…]
ホンダPCX/160(2020/2021)比較試乗レビュー この記事では、ユーロ5に対応するため全面的に刷新し、第4世代となった2021年モデルと前年にあたる2020年モデルについて比較して紹介するぞ[…]
人気記事ランキング(全体)
250cc水冷90°V型2気筒でDOHC8バルブが、たった2年でいとも容易くパワーアップ! ホンダが1982年5月、V型エンジン・レボリューションのVF750Fに次ぐ第2弾としてVT250Fをリリース[…]
インカムが使えない状況は突然やって来る!ハンドサインは現代でも有効 走行中は基本的に1人きりになるバイク。たとえ複数人でのマスツーリングだとしても、運転中は他のライダーと会話ができないため、何か伝えた[…]
悪質な交通違反の一つ、「無免許運転」 今回は無免許運転をして捕まってしまったときに、軽微な違反とはどのような違いがあるのか紹介していきます。 ■違反内容により異なる処理無免許運転の人が違反で捕まった場[…]
6/30:スズキの謎ティーザー、正体判明! スズキが公開した謎のティーザー、その正体が遂に判明したことを報じたのは6月30日のこと。ビリヤードの8番玉を写した予告画像は、やはりヤングマシンが以前からス[…]
RZ250の歴代モデル 1980 RZ250(4L3):白と黒の2色で登場 ’80年8月から日本での発売が始まった初代RZ250のカラーは、ニューヤマハブラックとニューパールホワイトの2色。発売前から[…]
最新の投稿記事(全体)
進化した単気筒TRエンジンは5%パワーアップの42psを発揮! トライアンフは、2026年モデルとして400シリーズの最新作×2を発表した。すでにインドで先行発表されていたカフェレーサースタイルの「ス[…]
6999ドルで入手したバイク「VOGER」、ハーレーよりでっかい箱で到着! タンクの中が明るいぞ! 彼女を乗せたらどこに足を置けばいいんだ? ヘッドカバーがプラスチック?! アメリカの人気YouTub[…]
鮮やかな“パールビガーブルー”のスペシャルエディション登場 スズキは「ハヤブサ」をマイナーチェンジし、2025年12月24日に発売すると発表した。アルティメットスポーツを標ぼうするマシンは、リチウムイ[…]
過渡期に生まれながらもマシン全体の完成度は抜群 ’59年にCB92を発売して以来、各時代の旗艦を含めたロードスポーツの多くに、ホンダはCBという車名を使用してきた。そして昨今では、ネイキッド:CB、カ[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]












































