ホンダ最強モデル ゴールドウイングツアー乗ってみた! 決死の街乗り試乗インプレッション

ホンダ二輪のフラッグシップ ゴールドウイングツアー…。 国内バイク最大排気量かつ重量390kgの戦艦級ツアラーです。いつかは乗ってみたい! と思いつつも、 自分なんかが乗りこなせるのか? という不安もありました。心に抱くはまさに畏怖の念! 同じように感じてる皆様に代わりまして、素人ライダーを代表して「ゴールドウイングの不安」を確かめるべく試乗レビューに挑戦してみました~。
●文/まとめ:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
【YouTubeクリエイター:DIY道楽テツ】バイク雑誌の編集に携わったのち、20年以上の溶接の経験を活かしてDIYに勤しむYouTubeクリエイター。「バイクを元気にしたい!」というコンセプトで定期的に動画を配信している。最近では徒歩旅に目覚めたという。’76年生まれの2児の父。[URL]DIY道楽(メインチャンネル) / のまてつ父ちゃんの日常(サブチャンネル)
ホンダ ゴールドウイングツアー:あわわわわっ…こんなに緊張する試乗レビューがかつてあっただろうか?
ついにこのバイクに乗る日が来ました。国内最大排気量にして、もっとも重いバイク。日本が誇るホンダのフラッグシップマシーン「ゴールドウイングツアー」!
モーターサイクルで唯一無二の「水平対向6気筒エンジン」、7速+リバースのデュアルクラッチトランスミッション(DCT)搭載、二輪車用エアバッグシステム、そんでもってダブルウィッシュボーン式フロントサスペンションとかとか。
豪華装備満載で、果たして自分なんかがお近づきになっていいものかと遠巻きに見ておりました。ずっと憧れてました、センパイ!
【’23 HONDA GOLDWING TOUR】■水冷4スト水平対向4気筒SOHC4バルブ 1833㏄ 126ps/5500rpm 17.3㎏-m/4500rpm ■車重390㎏ シート高745㎜ 21L ■タイヤF=130/70R18 R=200/55R16 ●価格:346万5000円
高校生の16歳で2輪免許を取得しまして気がつけばバイク歴30年の筆者ですが…「乗れる気がしねぇ…」と躊躇してました。
だって、排気量1833ccで、重量390kg…サンビャクキュウジュッキロですよ!? 軽トラックで運んだら法律違反になっちゃうバイクってどんだけ? って言いたい。力士の平均体重二人分より30kgも多いのだから推して知るべし。
乗ってみたい。だけど、扱いきれずにフラついて、最後に立ちゴケしそう…。
憧れているけどもそれ以上に不安もある。心に抱くはまさに「畏怖の念」。 きっと同じように思っている同志もたくさんいるはず。ですよね、ねっ?
そんなわけで、 ゴールドウイングを遠巻きに見ている皆様を代表(?)して、自分史上もっとも無謀な試乗レビューにチャレンジしてみました!
ホンダ ゴールドウイングツアー ライディングポジション:意外と足着きはいい。そんでもって低重心
改めてじっくりレビューしてみましょう。平らなところでしっかり両足をついてみると、予想に反して足つきが良い印象でした。
ちなみに筆者は身長169cm、足の長さはまぁ平均値だと思いますが、御覧の通りべったりとはいかないまでも、ちょっとだけかかとが浮くくらい。両足にしっかり体重がかけられる上に、流石は水平対向六気筒エンジン。驚くほどの低重心で、少しくらいだったら車体を左右に振っても全然大丈夫でした。
おや? 意外と楽勝パターンなのかな…?
あれ? 意外と大丈夫。左右にふっても大丈夫そうだけど…?
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ゴールドウイングツアー)
初代はスポーツモデル:GL1000【1975年モデル】 1970年代当時、巨大なアメリカ市場を独り占めしていた英国車をCB750フォアで一蹴したホンダだったが、Z1とそれに続く競合車の登場でシェアを奪[…]
専用ロゴがファン心をくすぐる 1975年に初代GL1000が誕生してから50年が経つホンダのプレミアムツアラー、ゴールドウイング。2018年のフルモデルチェンジでは、フロントにダブルウィッシュボーンサ[…]
圧倒的! これ以上の“高級感”を持つバイクは世界にも多くない 「ゴールドウィング」は、1975年に初代デビューし、2001年に最大排気量モデルとして登場。そして2025年、50年の月日を経てついに50[…]
特別色と専用ロゴなどを配した『50th ANNIVERSARY』 ホンダは、1833ccの水平対向6気筒エンジンを搭載する大型プレミアムツアラー「ゴールドウイング ツアー(GOLD WING TOUR[…]
EICMA初公開のコンセプトモデルから世界初公開の初代オマージュ仕様まで ホンダは、「第41回 大阪モーターサイクルショー2025」「第52回 東京モーターサイクルショー」「第4回 名古屋モーターサイ[…]
最新の関連記事(DIY道楽テツ)
エンジンがかからなくなった! うちの次男が乗るリトルカブくん、最近どうにもエンジンのかかりが悪いのです。どうやら、ちょっと興味深い始動不良のトラブルに見舞われてるっぽいのです。 「ガソリンタンク」・・[…]
お待たせしました経過報告です 前回のラバゲイン記事、おかげさまで大反響をいただきました。ありがとうございます! そして同時に、「続編が知りたい!」「その後どうなったの?」「どれぐらい持つの?」「いつま[…]
「マスダンパー」って知ってる? バイクに乗っていると、エンジンや路面から細かい振動がハンドルやステップに伝わってきます。その振動を“重り”の力で抑え込むパーツが、いわゆるマスダンパー(mass dam[…]
主流のワンウェイタイプ作業失敗時の課題 結束バンドには、繰り返し使える「リピートタイ」も存在するが、市場では一度締め込むと外すことができない「ワンウェイ(使い捨て)」タイプが主流だ。ワンウェイタイプは[…]
まずは「ふるさと納税」の仕組みをざっくりと ふるさと納税の仕組みに関して筆者はどうも多くの勘違いをしていたので、そんな自分でも理解できるようにまとめてみました。おさらいしておこう、自分! ふるさと納税[…]
人気記事ランキング(全体)
火の玉「SE」と「ブラックボールエディション」、ビキニカウルの「カフェ」が登場 カワサキモータースジャパンは、ジャパンモビリティショー2025で世界初公開した新型「Z900RS」シリーズについてスペッ[…]
16日間で211万着の「メディヒール」が物量攻勢で復活 ワークマンが展開するPBリカバリーウェア「MEDIHEAL(メディヒール)」シリーズが、いま爆発的なヒットを記録している。2026年、秋冬商戦に[…]
ライバルを突き放す90°Vツインと高剛性に低重心の新次元を構築! ヤマハRZ250の切り開いた2スト復活劇から、レーシングマシンのレプリカブームへとエスカレートさせたのは、1983年のスズキRG250[…]
経済性と耐久性に優れた素性はそのままに、ブレーキ性能を向上 ホンダはタイで、日本仕様のキャストホイール+ABSとは別ラインになっているスーパーカブ110(現地名:スーパーカブ)をマイナーチェンジ。新た[…]
アドベンチャールックは伊達じゃない! 大型バイザーの恩恵 まず目を引くのが、オフロードテイストを感じさせる大型ピークバイザーだ。これは単なるファッションではない。 直射日光を遮る“ひさし”としての機能[…]
最新の投稿記事(全体)
オフ走行の質を高める「ピボットレバー」と「アドベンチャーフットペグ」 オフロード走行において、転倒時のレバー破損リスクを軽減し、操作性を高めるパーツは必須レベル。それに応えるかのように設定されたのが「[…]
レジェンド:フレディ・スペンサー視点「軽さと許容範囲の広さが新時代のCBの証だ」 私は長年、新しいバイクのテストをしてきたが、その際に意識するのはバイクから伝わる感覚、アジリティ(軽快性)、そして安定[…]
日本発のトランスフォーマブル・バイク「タタメルバイク」 タタメルバイクは、日本のものづくりの精神と、自由な発想が融合して生まれた「持ち運べるパーソナルモビリティ」だ。最大の特徴は、その名の通りの折り畳[…]
〈1978年3月〉SR400[2H6]/500[2J3]:ロードスポーツの原点 1976年に発売したオフロードモデルのXT500のエンジンとフレームをベースに、トラディショナルなロードスポーツとして登[…]
何でもありルールに世界のメーカーが飛びついた WRCグループBカテゴリーは1982〜86年まで続いたラリー競技。レース好きならご存じの通り、レギュレーションはほぼ「何でもあり」的なニュアンスでした。レ[…]



































