スズキによるU30向け安全運転教室”U30スズキセイフティスクール”開催レポート
7月16日、30歳以下のバイク初心者を対象とした安全運転スクール『U30スズキセイフティスクール』が、静岡県浜松市の西部運転免許センターで開催されました。新型コロナ渦の影響により4年ぶりの開催となりましたが、静岡県および近隣県より30歳以下のライダー10名が参加、専属インストラクターの指導の下、ブレーキングやスラロームなどバイクの基本操作を学びました。
●文/写真:高橋絵里 ●BRAND POST提供:スズキ
U30(アンダー30)スズキセイフティスクール
●日程:2023年7月16日(日) ●会場:静岡県 西部運転免許センター ●住所:静岡県浜松市浜北区小松3220 ●天候:晴れ
U30スズキセイフティスクール 全体の流れ
開講式／座学講義
午前9時半頃から、受付を終えた受講生の皆様が座学のおこなわれるテーブルに着席します。二輪免許を取ってまだ間もない方、今一度基礎から練習したい方、これからバイクを購入する計画の方など受講の動機はそれぞれです。最初はどこか緊張の面持ちでしたが、午前10時からの開講式、座学講義を担当するチーフインストラクターの話術と問答形式のコミュニケーションにより、緊張した雰囲気も少しずつ和らいでいきます。
座学では、二輪車の交通事故についての統計資料を見ながら、改めてバイクの運転で注意すべき事柄について学びます。出会い頭事故や右折直進事故が起こる状況、事故時の衝撃でヘルメットが脱げてしまう原因とその対処法など、受講生の皆様も一緒に考え、積極的に意見を出し合いました。続いて走行前の点検作業、乗車姿勢の説明と続き、さらに車体の傾きによるフロントタイヤの動きと進行方向の変化など、ターン操作の重要なヒントとなる解説もあり、皆様とても熱心に聞き入っていました。
「今日は、皆さんが普段のライディングで不安や課題に思っていることをしっかり練習して、解決していきましょう！」とインストラクター。全員で準備体操のあとは装備のチェック、希望者には膝と肘のプロテクター貸与もあります。そしていよいよコースへ、マイバイクで参加の方のほか、レンタルバイク利用の方にはGSX250Rが用意されました。
慣熟走行／ブレーキング練習
外周路を慣熟走行の後、最初の課題はアクセル操作とブレーキ操作の練習です。均等距離に置かれたバイロンを目標に、低速での加速・減速をスムーズにおこなえるように繰り返します。続いては、30km/h走行、40km/h走行など走行速度を上げた状況からのブレーキング練習。目指した場所で停止する『目標制動』、さらにインストラクターが手を挙げたタイミングを見てブレーキングする『反応制動』もおこないました。
最初は不安や緊張感もあってかブレーキングのタイミングが速い、遅いなどのケースもありましたが、反復練習するうち改善され、皆様のバイク操作は確実にスムーズになっていきます。ブレーキングに自信がついてくると、アクセルワークも自然とスムーズになり、走りに人車一体感が出てきました。
ここで午前中のカリキュラムは終了です。暑い日でしたので、カリキュラムの合間にこまめに休憩を取りながらの進行でした。お昼休みや休憩時には受講生同士で意見交換をしたり、インストラクターに質問をする方など、皆様の上達したい熱意が伝わってきました。
定常円旋回
午後の最初の課題は『定常円旋回』という、円の中心となるパイロンに対してゆっくり左回りを行う低速バランスを学びます。ハンドルの切り方や目線の方向など、基礎練習とはいえなかなか難しい印象もあり、インストラクターがマンツーマンで脇について説明しながら、受講生の皆様も「普段はなかなかできない練習なのでとても良い経験です」と、熱心に取り組みます。順番を待つ間もバイクの動きをじっくり観察しながらイメージを膨らませていました。
パイロンスラローム
カリキュラムも終盤に入り、コース上にはパイロンスラロームが登場します。走行幅と切返し距離の狭いパイロン、広いパイロンで設定された各セクションを、アクセルワークとブレーキワーク、左右旋回や目線など総合的なテクニックを駆使しての練習です。ここでも反復するうちにリズムが出てきて、走りはどんどんスムーズになっていきます。
総合練習
そして最後は、S字コーナーやクランクコーナーも加えたコース全体を周回しながら、コーナリング、右折・左折、スラロームなどを組み合わせた総合的な走行練習をおこないました。この日一日で受講生の皆様も確実に上達し、安全走行の意識とライディングテクニックが向上しました。午後3時、閉校式とアンケート記入で今年第1回目の『U30スズキセイフティスクール』は終了しました。
受講生の声
M・Hさん「普通二輪免許を5年前に、大型二輪免許を2年前に取得してSV650に乗っています。大型バイクにもっと慣れて上手になりたいと思い、受講しました。反応制動の練習では、気付いてから停止するまでにかかる時間についてよく解りました。」
F・Rさん「普通二輪免許は5年程前に取りましたがバイクはまだ持っていないのでレンタルを利用しました。クラッチ操作やカーブでの減速・加速など自分が不得意な課題を繰り返し練習でき、久しぶりのライドでしたがバイク操作の感覚を取り戻すことができました。」
タカリーさん「普通二輪免許取得は6年前、ジクサーSF250は今年5月から乗っています。コーナリングを基礎から学び直したくて受講しました。定常円旋回は倒しちゃうかもという恐怖心もありましたが、インストラクターについて教わりながらなので安心でした。」
K・Rさん「自分の乗り方に癖があることに気付いたり、より安全により楽しくバイクに乗る練習ができました。レンタル車のGSX250Rを利用してみて楽しかったです。」
次回の開催は兵庫(9/3)／埼玉(10/9)
今後は、9月3日兵庫県『阪神ライディングスク－ル』、10月9日埼玉県『セイコーモータースクール』を会場に開催されます。今一度ライディングの基本操作を学びたい初心者の皆様は、ぜひ受講されてみてはいかがでしょうか。
※本記事はスズキが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
