●文:ヤングマシン編集部(谷田貝洋暁) ●写真:増井貴光 ●取材協力:モトツーリング編集部
「発売直後の6月に注文したのがようやく届いた!」なんて話も聞こえてくるほど、売れに売れてるホンダCT125ハンターカブ。”ハンター”である以上は、道なき道を進むことも当然ある。つまり野山を走るオフロード性能も高くなくてはならないのだ! というわけで今回は「CT125ハンターカブのオフロード性能は高い!?」のか確かめた。
トップブリッジによる予想以上のいい仕事
ホンダCT125ハンターカブを駆って、一般的なダート林道はもちろん、ミニモトクロスコース的なセクション、河川敷のシングルトラックや藪漕ぎまで行なってみたが、クロスカブも含むカブシリーズの中にあって、”別次元”とも言えるダート適性に舌を巻くことになった。
やはりトップブリッジ付きのフロントまわりの効用がとても大きい。ありていに言えば剛性が高いということになるが、ハンドルをしっかり押さえ込んだ時に、それに応えるだけのガッシリ感がある。おかげで少々フロントが弾かれるような荒れた路面でもズンズン進めるし、ディスクブレーキの制動力もしっかり受け止める。だからこそスピードも出せるし、思い切ったアクションも可能なのだ。調子に乗ってジャンプも飛んでみたりもしたのだが、思いのほかしゃっきり着地。踏面のゴムを外すと出現する、ギザギザのワイドステップのコントロール性もよく、ジャンプの着地もスライドも、しっかりマシンを押さえ込めるようになっている。確かに最低地上高は少ないが、コイツが堅牢なアンダーガードとブロックタイヤを装備すれば、大抵の場所は進んでいける! 間違いなく現行カブ族でオフ性能ナンバーワンと言えるだろう。
【トップブリッジ】CT125は他のカブシリーズとは違い、ユニットステアではなく一般的なバイクと同じトップブリッジを備え、フロント足まわりの剛性が格段に高い。滑りやすい路面でもしっかり押さえ込みが効く。
【エンジン出力】カブ系最大排気量の125cc。しかもC125に比べてドリブンスプロケットが大きくショートレシオ。ちょっとしたギャップでアクセルを合わせれば、フロントアップも思いのままだ。
【ブレーキ】前後ディスクブレーキを採用。とくにフロントブレーキの利きは圧倒的。止まれるとわかっているから、より高い速度で突っ込めるのはオフもロードセクションも一緒だ。
【ステップ】滑る路面でマシンをコントロールする際には、ステップでの荷重入力が必須。大きく張り出したワイドステップはより少ない力で車体を抑え込め、ギザギザステップで確実な入力が可能。
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