
ロイヤルエンフィールドジャパン(総輸入発売元:ピーシーアイ)は、マイナーチェンジした新型「ハンター350(HUNTER 350)」を正式発表した。3色の新グラフィックを追加し、全5色展開。価格は59万9500円~60万9400円で、2025年8月1日より受注を開始する。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ロイヤルエンフィールドジャパン
快適性向上、簡易ナビ/USB-Cを標準装備!
ロイヤルエンフィールドジャパンが新型「ハンター350{HUNTER 350)」を正式発表。価格と受注開始時期を明らかにした。
空冷ロングストロークの単気筒エンジンを搭載する「ハンター350」は、ブリット350やメテオ350、クラシック350と基本骨格&心臓部を共有するベーシックなロードスター。ビギナーには扱いやすく、ベテランには輸入車らしい味わいを提供している。新型モデルは従来モデルから5万円以上の値下げ(!)を果たし、59万9500円~60万9400円とさらに廉価な設定になった。
ブリット350/クラシック350が前19/後18インチホイールなのに対し、前後17インチを採用するハンター350は、新たにSHOWA製サスペンションを獲得。最低地上高を高めるとともにシートの快適性を向上したほか、グリップ/シート/ステップの3点ポジションを変更することで疲れにくい設定とした。日本仕様のスペックは未発表だが、インド本国仕様では全高が1055mm→1070mmになっている。ただしシート高は790mmのままで、車重も181kgで変更ないようだ。このあたりは日本仕様の情報更新を待ちたい。
ROYAL ENFIELD HUNTER 350[2025 model]
エンジンにも手が入り、同社の350ccシリーズで初めてアシスト&スリッパークラッチを採用。その名が示す通り日本メーカーのF.C.C.製(アシスト&スリッパークラッチはF.C.C.の登録商標)で、レバー操作力の低減と、急激なエンジンブレーキによるバックトルクの低減による減速時の車体安定性向上を果たした。
ヘッドライトは従来のバルブ式からLEDに改められ、スマホアプリと連携して⽬的地までの⽅向と距離を表⽰する簡易型ナビゲーションシステムのTripper(トリッパー)、USBタイプCポートを新たに標準装備。コストパフォーマンスに優れたハンター350に、さらなる魅力が備わった。これで値下げ敢行なのだから驚くほかない。
ニューカラーは色名も特徴的だ。Rio White(リオ・ホワイト)/London Red(ロンドン・レッド) /Tokyo Black(トウキョウ・ブラック)の3色はそれぞれ世界の都市をイメージしたもので、ブラジル/リオの⽩い砂浜、英国/ロンドンの⾚レンガの路地、⽇本/東京の⿊いアスファルトにちなんでいる。
ほかに、従来モデルで設定されていたDapper Grey (ダッパー‧グレイ)、Rebel Blue (レベル‧ブルー)の2色は、新型にも継続採用される。
受注開始は2025年8月1日より。価格はシングルトーン(単色)が59万9500円、デュアルトーン(いわゆる2トーン)が60万9400円となっている。
ロイヤルエンフィールド アジア太平洋 地域事業責任者 Anuj Dua(アヌージ‧ドゥア)氏のコメント
「2025年モデルのHUNTER 350は、ロイヤルエンフィールドのラインナップにおいても個性的です。HUNTER 350が元来持つ、若々しいデザインと軽快な乗り⼼地は、初めてバイクに乗る⼈や都市⽣活者から絶⼤な⽀持を得ています。私たちは2025年モデルで、所有する歓びを⾼め、ライディングするたびに得られるエキサイトメントを⾼めるために各部にアップグレードを加えました。それによって街中から郊外まで、あらゆるシチュエーションで、HUNTERらしさを⾼めました」
ROYAL ENFIELD HUNTER 350[2025 model]
主要諸元■全長2055 全幅810 全高1070 軸距1370 シート高790(各mm) 車重181kg(装備@燃料90%)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 349cc 20.2ps/6100rpm 2.75kg-m/4000rpm 変速機5段 燃料タンク容量13L■タイヤサイズF=110/70-17 R=140/70-17 ※スペックはインド仕様の参考値
HUNTER 350 Single tone(59万9500円)
HUNTER 350 Dual tone(60万9400円)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ロイヤルエンフィールド)
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
快適性向上、簡易ナビ/USB-Cを標準装備! ロイヤルエンフィールドから新型「ハンター350{HUNTER 350)」が登場! 日本で総輸入発売元を務めるピーシーアイが新型を発表するとともに、価格や発[…]
イベントレース『鉄馬』に併せて開催 ゴールデンウィークの5月4日、火の国熊本のHSR九州サーキットコースに於いて、5度目の開催となる鉄フレームのイベントレース『2025 鉄馬with βTITANIU[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
重厚感とユーザー寄りのデザインと扱いやすさが魅力本物のクラシックテイストがロイヤルエンフィールドの特長 1901年にイギリスで創業したロイヤルエンフィールドは、世界最古のバイクブランドとして長い歴史の[…]
最新の関連記事(新型小型二輪 [251〜400cc] | 新型小型二輪 [251〜400cc])
ニューカラーをまとった2026年最新トラをチェック プレミアム志向の輸入ブランドとしても、国内でも地位を確立した感のあるトライアンフ。その2026年モデルが、ニューカラーをまとって出そろった。 話題の[…]
7月上旬発売:ヒョースン「GV125Xロードスター」 ヒョースンモーター・ジャパンから、原付二種クラスに新型クルーザー「GV125Xロードスター」が投入される。発売は2025年7月上旬から日本国内向け[…]
余裕の動力性能を持つシリーズ最大モデル ヤマハが誇るフロント2輪のLMW(Leaning Multi Wheel)機構を採用するスクーター「トリシティ300」の2025年モデルが登場した。ともに新色の[…]
GB350に初のツートーン、GB350Sの燃料タンクにはストライプ採用カラーも ホンダ「GB350」「GB350S」マイナーチェンジ。2023年に最新排出ガス規制に適合して以来のイヤーモデル更新だ。2[…]
日本でも正式発表が待たれる400ccオフロード/スーパーモト スズキは、昨秋のEICMA(ミラノショー)にて、新型400ccデュアルパーパスモデル「DR-Z4S」およびスーパーモトモデル「DR-Z4S[…]
人気記事ランキング(全体)
エンジン積み替えで規制対応!? なら水冷縦型しかないっ! 2023年末にタイで、続く年明け以降にはベトナムやフィリピンでも発表された、ヤマハの新型モデル「PG-1」。日本にも一部で並行輸入されたりした[…]
7月上旬発売:ヒョースン「GV125Xロードスター」 ヒョースンモーター・ジャパンから、原付二種クラスに新型クルーザー「GV125Xロードスター」が投入される。発売は2025年7月上旬から日本国内向け[…]
青春名車録「元祖中型限定」(昭和51年) CB400FOUR(CB400フォア)は、CB350フォアをベースとしたリニューアルバージョンとして1974年12月(昭和49年)に発売。クラス唯一のSOHC[…]
高評価の2気筒エンジンや電子制御はそのままにスタイリングを大胆チェンジ! スズキは、新世代ネオクラシックモデル「GSX-8T」および「GSX-8TT」を発表。2025年夏頃より、欧州、北米を中心に世界[…]
カバーじゃない! 鉄製12Lタンクを搭載 おぉっ! モンキー125をベースにした「ゴリラ125」って多くのユーザーが欲しがってたヤツじゃん! タイの特派員より送られてきた画像には、まごうことなきゴリラ[…]
最新の投稿記事(全体)
評判のいい正立フロントフォーク時代のMT-07がベース ヤマハは、スポーツヘリテイジ「XSR」シリーズの2気筒モデル「XSR700 ABS」2025年モデルを発表。この物価高の時代に価格据え置きとし、[…]
2024年モデル:待望の国内導入初年度 XSR125は、可変バルブシステム=VVAを採用した水冷単気筒エンジンをスチール製デルタボックスフレームに搭載し、倒立フロントフォークやアシスト&スリッパークラ[…]
ガイドブック『うれしい宮古島』の特長 美しい海や自然に加え、島ならではの個性豊かな文化や人々に触れることができる南国の楽園、宮古島 。本書は、そんな宮古島の魅力を一冊にまとめたガイドブックだ 。掲載店[…]
脇を冷やすことで全身を効率的にクールダウン 真夏のライディングは熱との戦いだ。メッシュジャケットや冷感シャツなど、さまざまな暑さ対策ウェアがあるものの、停車時はどうしても暑さを感じてしまう。やはり水冷[…]
森脇護氏が考案した画期的なアルミフィン構造 画期的なアイデアマンとしても有名なモリワキエンジニアリングの創始者・森脇護氏。そんな氏が数多く考案した製品群の中でも代表作のひとつに挙げられるのが、1980[…]
- 1
- 2