
2010年のデビュー以来、ベストセラーとなっている「PCX」。その歴史を振り返りたい。2023年モデルでは、令和2年排出ガス規制に適合したほか、ニューカラーが追加された。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ホンダ
パワーそのままに排ガス規制適合
2023年モデルが発売されたのは、2023年1月26日のこと。2021年のフルモデルチェンジした2021年モデルをベースとしながら水冷4バルブ単気筒エンジン「eSP+(イーエスピープラス)」を令和2年排出ガス規制に適合させ、ニューカラーを追加していた。
前輪のみ作動するシングルチャンネルABSやホンダセレクタブルトルクコントロール(いわゆるトラコン)を採用するなどして実現した、高い走りの性能や、よりモーターサイクルライクな挙動を実現する完全新設計のフレームまわり等、は2021年モデルから引き継いでいた。
2023年モデルで追加されたのは、「マットスーツブルーメタリック」と「マットマインブラウンメタリック」の2色。継続色の「パールジャスミンホワイト」「ポセイドンブラックメタリック」「マットディムグレーメタリック」を加えた全5色のカラーバリエーションとなった。
このほか、シート表皮のカラーがブラックとなり、より引き締まった印象に。エンジンは令和2年排出ガス規制に適合したが出力スペックに変更はなく、WMTCモード燃費は47.4km/L→48.8km/Lと低燃費化が進んだ。車重は1kg増の133kgとなっていた。
HONDA PCX[2023 model]
主要諸元■全長1935 全幅740 全高1105 軸距1315 シート高764(各mm) 車重133kg(装備)■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124cc 12.5ps/8750rpm 1.2kg-m/6500rpm Vベルト無段変速 燃料タンク容量8.1L■タイヤサイズF=110/70-14 R=130/70-13 ●価格:36万3000円 ●色:青(新色)、銅(新色)、白、黒、灰 ●発売日:2023年1月26日
【HONDA PCX[2023 model]】マットスーツブルーメタリック
HONDA PCX最新相場情報
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA] | 新型スクーター)
バイクに憧れて免許取得 初めてのスクーター体験 最初に乗ったのは「リード125」。 高い燃費性能と動力性能を兼ね備えた人気のスクーターです。 実はミクさん、公道でスクーターに乗るのは今回が初めて。試乗[…]
ガチの原付二種ライバルを徹底比較! 原付二種と呼ばれる、50cc超~125cc以下のバイクはユーザーメリットが多い。任意保険は4輪車などに付帯させるファミリーバイク特約が使えるし、自動車税も90cc以[…]
通勤エクスプレスには低価格も重要項目! 日常ユースに最適で、通勤/通学やちょっとした買い物、なんならツーリングも使えるのが原付二種(51~125cc)スクーター。AT小型限定普通二輪免許で運転できる気[…]
日本を含むアジア圏で人気のSUVスクーター 水冷4バルブのeSP+エンジンを搭載するアドベンチャー系SUVスクーター「ADV160」シリーズに新色が登場した。新たなカラーラインナップが発表されたのはマ[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
最新の関連記事(PCX[125])
ガチの原付二種ライバルを徹底比較! 原付二種と呼ばれる、50cc超~125cc以下のバイクはユーザーメリットが多い。任意保険は4輪車などに付帯させるファミリーバイク特約が使えるし、自動車税も90cc以[…]
原付スクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があ[…]
2010年モデル:ワンランク上の次世代125ccスクーター 初代となる2010年モデルが発売されたのは、2010年3月30日のこと。水冷単気筒125ccエンジン、フューエルインジェクション、アイドリン[…]
利便性そのままにさらにスタイリッシュに 2025年モデルが発売されたのは、2025年2月6日のこと。おもな変更点は外観デザインで、前まわりでは新形状のヘッドライトの採用やメーターの装飾変更、シルバーの[…]
新5色ラインナップとなった2022年モデル 2022年モデルが発売されたのは、2022年6月23日のこと。2021年のフルモデルチェンジの際には、新設計の水冷エンジンが4バルブの「eSP+(イーエスピ[…]
人気記事ランキング(全体)
スタイルだけでなく中身も”スペチアーレ” とかく値段が取りざたされがちなGT-R50ですが、パフォーマンスも値段相応の素晴らしさです。GT-Rマニアにはお馴染みのNISMOパッケージ、すなわち600p[…]
日本車と欧州車がおおよそ半々 マン島をバイクで訪れるには、リバプールやヘイシャムなどの港まで自走し、「スチームパケット社」が運行しているフェリーを利用するのが一般的だが、小型ボートをチャーターしてバイ[…]
マツダGT-Rを名乗るは「マツダ323」、つまりは… いうまでもなくマツダ323とは日本名ファミリアのこと。こちらは1989年デビューの7代目(BG)のGT-Xをベースに数々のカスタムを加えたモデル。[…]
オートマ・AMT&ベルトドライブ採用の250ccクルーザー! 自社製エンジンを製造し、ベネリなどのブランドを傘下に収めることでも知られる、中国・QJMOTOR。その輸入元であるQJMOTORジャパンが[…]
先進の冷却機構を備えたフルフェイス カブトの展開するフルフェイスヘルメット「SHUMA」最大の特長は、「ウルトラクールシステム」と称される独自の冷却機構だ。その秘密は風洞実験によって作り上げられた、フ[…]
最新の投稿記事(全体)
走り屋たちのバイブル『バリバリ伝説』 1980年代のバイクブームを象徴し、今なお語り継がれる伝説のバイク漫画『バリバリ伝説』。『頭文字D』や『MFゴースト』など数々のヒット作を生み出したしげの秀一氏に[…]
バイクツーリングにおすすめの都道府県ティア表 バイクツーリングの魅力は、ただ目的地に行くだけでなく、そこへ至る道中のすべてを楽しめる点にある。雄大な自然が織りなす絶景、心地よいカーブが続くワインディン[…]
アウトローなムードが人気を呼んだフルフェイスがついに復活! 6月3日付けでお伝えしたSHOEIの新製品『WYVERN(ワイバーン)』の詳細と発売日が正式に発表された。 1997年に登場したワイバーンは[…]
東洋の文化を西洋風にアレンジした“オリガミ”のグラフィック第2弾登場 このたびZ-8に加わるグラフィックモデル『ORIGAMI 2』は、2023年1月に発売された『ORIGAMI』の第2世代だ。前作同[…]
バガーレーサーレプリカここにあり! 153HPを誇る純正スクリーミンイーグル131エンジンを搭載する「CVOロードグライドRR」がアメリカにて限定発売され、その排気量は2147ccにも達するが、カスタ[…]
- 1
- 2