
ホンダは、間もなく正式発表が見込まれる「CB1300シリーズ ファイナルエディション」のティザーサイトを公開した。CB1300スーパーフォア、CB1300スーパーボルドールの伝説に終止符が打たれる……!
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:CB1300シリーズ・ファイナルエディション特設サイト
1992年に初代CB1000CUPER FOURが登場し、33年の歴史を紡いだ
「乗れるもんなら乗ってみろ!」と言わんばかりの巨躯と、見た目に似合わぬ運動性で“ビッグネイキッド”カテゴリーの扉を開いたのが初代CB1000スーパーフォア。1992年、「プロジェクト ビッグワン(PROJECT BIG-1)」の名のもとに誕生したビッグCBは、その後1998年にクルーザーモデル「X4」をベースとした初代CB1300スーパーフォアでさらに巨大さを増し、2003年に当時の最強ライバルだったXJR1300を蹴落とさんとフルモデルチェンジ。現在の鋭いデザインのベースとなったCB1300スーパーフォア、そして2005年にはハーフカウル付きのスーパーボルドールも追加され、ビッグネイキッド頂点をほしいままにした。
そんなビッグワンの系譜は33年の歴史を紡ぎ、ついに最終仕様が登場する。時代は軽量コンパクトと高性能&高品質を両立したマシンが主流になり、ビッグワンはその役割を終えたと判断されたのだろう。
そんな「CB1300シリーズ ファイナルエディション」の登場を予告する特設サイトがオープンし、その中には短いメッセージとともに往年のBIG-1シリーズのプロモーション動画が特別公開されている。
なお、ファイナルエディションのカラーリングは初代CB1000スーパーフォアをリスペクトしたものになりそうだ。
エモーショナルなフォルム。豪快なパワーフィール。圧倒的な量感。妖しいまでの魅力をストレートに表現するう「CB」。登場から30年を経ても、その存在は大きく、強く、美しい。唯一無二。変わらずビッグワンであることの誇りに満ちている。
PROJECT BIG-1 Final Edition ─SINCE 1992─ COMING SOON
左はCB400スーパーフォア(1992年4月23日発売/当時価格58万9000円~)、右はCB1000スーパーフォア(1992年11月24日発売/当時価格92万円)。いずれも価格は税別。
歴代ビッグワンの燃料タンクにはこの文字が貼付されてきた。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA] | 新型ネイキッド)
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
従順で力強いエンジンと軽快な旋回性を生む車体 2024年はついに全日本ロードレース選手権で表彰台に立ち、次の目標はもちろん初優勝なのですが、先輩たちから「レースは積み重ねが大事。開幕から優勝狙いではな[…]
1998年モデル:初代1300はとにかく巨大だった ヤマハXJR1200、カワサキZRX1100といった、CB1000SFを超える排気量のライバル出現で、ビッグネイキッド界は重厚長大化していった。そん[…]
初代風カラーでSP=白×赤、STD=黒を展開 「新しい時代にふさわしいホンダのロードスポーツ」を具現化し、本当に自分たちが乗りたいバイクをつくる――。そんな思いから発足した「プロジェクトBIG-1」の[…]
大型バイクの重さ/シビアさから降りてしまったライダー 今回「CB650R E-Clutch」に乗るのは、元大型ライダーの赤坂さん。 バイク歴8年で10代から乗っていた赤坂さんは、以前はリッタークラスの[…]
人気記事ランキング(全体)
新進気鋭のクルーザー専業ブランドから日本市場に刺客! 成長著しい中国ブランドから、またしても新顔が日本市場にお目見えしそうだ。輸入を手掛けることになるウイングフット(東京都足立区)が「導入ほぼ確定」と[…]
静かに全身冷却&最長10時間のひんやり感を実現 ライディングジャケットのインナーとしても使えそうな『PowerArQ Cooling Vest』。その特長は、ファンやブロワー、ペルチェ式ヒートシンクを[…]
なぜ「モンキーレンチ」って呼ぶのでしょうか? そういえば、筆者が幼いころに一番最初の覚えた工具の名前でもあります。最初は「なんでモンキーっていうの?」って親に聞いたけども「昔から決まっていることなんだ[…]
レブル250ではユーザーの8割が選択するというHonda E-Clutch ベストセラーモデルのレブル250と基本骨格を共有しながら、シートレールの変更や専用タンク、マフラー、ライディングポジション構[…]
最新モデルはペルチェデバイスが3個から5個へ 電極の入れ替えによって冷却と温熱の両機能を有するペルチェ素子。これを利用した冷暖房アイテムが人気を博している。ワークマンは2023年に初代となる「ウィンド[…]
最新の投稿記事(全体)
シリーズ第12回は最終回特別応用偏! 白バイと言えばヤングマシン! 長きにわたって白バイを取材し、現役白バイ隊員による安全ライテク連載や白バイ全国大会密着取材など、公道安全運転のお手本として白バイ流の[…]
スズキGSX-R:斬新かつ孤高のネーム、走りもケタ違い 1983年は、世界耐久や鈴鹿8耐でスズキの耐久レーサーGS1000Rが旋風を巻き起こした。 その年の暮れ、晴海で開催された東京モーターショーに、[…]
想像していたよりスポーティで楽しさの基本が詰まってる!! エントリーライダーや若年層、セカンドバイクユーザーなどをターゲットに日本でもラインアップされているジクサー150のʼ25年モデルは、ニューカラ[…]
ホンダ「PRO LITE」の正体が判明?! 2025年秋に生産終了する50cc原付の後継車について、ホンダが新たな動きを見せた。それが2025年6月5日に行われた、「SUPER CUB PRO LIT[…]
非Vツインから始まった、日本メーカー製のアメリカンモデル 1969年に公開されたアメリカ映画「イージーライダー」に登場するハーレーダビッドソンのカスタムチョッパーに影響を受け、長めのフロントフォークと[…]