
アライヘルメットは、レーシングスペックの最高峰フルフェイスヘルメット『RX-7X』に、全日本ロードレース選手権で活躍中の長島哲太選手のレプリカモデル『RX-7X NAGASHIMA(アールエックス セブンエックス ナガシマ)』を発売する。販売開始予定は2025年3月中旬だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:アライヘルメット
アライの最高峰スポーツフルフェイスに長島哲太選手の最新グラフィックが登場
長島哲太選手は、2008年にGPモノクラスから全日本ロードレース選手権にデビューし、3年後の2011年にはシーズンチャンピオンを獲得。さらにGP-3、GP-2と全日本を戦った後の2012年、Moto2へのワイルドカード参戦で世界選手権へステップアップしただけでなく、MotoGPやスーパーバイク世界選手権(WSBK)にも出場してキャリアを重ねた。2022年と2023年はチームHRCから鈴鹿8耐に参戦して優勝に大きく貢献している。2024年からはダンロップとタッグを組んで全日本に挑みつつ、WSBKにスポット参戦する活躍ぶりを見せている。
このたび登場する『RX-7X NAGASHIMA』は、彼が2024年に着用したグラフィックを採用したレプリカモデルだ。躍動感あるストリートグラフィックと、彼の爆発的な走りを表現したスプラッシュ模様を基調とし、頭頂部には日の丸、後頭部に愛らしい犬をあしらったものだ。このモチーフは彼が長年愛用しており、年々ブラッシュアップされてコンセプトがより際立つデザインになっている。
RX-7Xは、言わずと知れたアライの最高峰フルフェイスヘルメットで、MotoGPをはじめとする世界中のトップライダーたちも着用し、その性能に磨きをかけてきた。帽体の素材には、軽量かつ高強度の繊維素材『PB-SNC2』を採用。さらにアライ独自の丸みのある帽体形状は、“かわす性能”を実現する曲率R75以内に抑えたもの。転倒時、また路面と接触後の滑走中にヘルメットが路面のわずかな凹凸にひっかかることなくスムーズに滑らせることで防護性能を確保する。空力特性やベンチレーション効率を高めるディフューザーなどの突起物は、転倒の衝撃で外れるよう設計されている。
ベンチレーションシステムは、『ディフューザー Type12』、『ICダクト5』、『エアーチャンネル』、『インナーサイドダクト』、『NEノズル』、『マウスシャッター』など多数の機構でシステム化され、激しく汗ばむ真夏のスポーツライディングで発生する熱気と湿気をヘルメット外部へ排出。また、『エアロフィン』は高速走行時の乱気流の発生を抑制し、疲労軽減にも貢献する。
シールドとヘルメットの密着性を高めて静粛性を向上するとともに、衝撃を受けた際のシール度開放を防ぐ『VAS-Vロック』システム。防曇効果に優れるピンロックシールドに対応する『VAS-V MVシールド』。抗菌仕様で着脱可能の内装システムには、微妙なサイズ調整を可能とするアジャスタブルシステムも採用するなど、安全性だけでなく優れた快適性も持ち合わせている。
Arai RX-7X NAGASHIMA
●価格:7万9200円 ●サイズ:54、55-56、57-58、59-60、61-62(cm) ●規格:SNELL、JIS ●帽体:PB-SNC2 ●内装:ハイフィッティング・アジャスタブルFCS内装(抗菌・消臭・防汚内装/オプションにて調節可能) ●シールドVAS-V MV〈クリアー〉標準装備 ●2025年3月中旬発売予定
Arai RX-7X NAGASHIMA
Arai RX-7X NAGASHIMA
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