
スズキは、645ccのVツインエンジンを搭載するアドベンチャーモデル「Vストローム650」および「Vストローム650XT」の価格を改定し、2025年2月5日に発売すると発表した。稀代の名車はVストローム800DEが発売されてもなお唯我独尊で存在し続ける。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:スズキ
スクエアデザインの1050/800/250SXに対し、650と250は穏やかな意匠
スズキは、「Vストローム650」および「Vストローム650XT」の価格を改定し、2025年2月5日に発売すると発表した。主なスペックや車体色に変更はないが、WMTCモード燃費のみ23.3km/L→23.6km/Lへとわずかに改善されている。
名作と言われる645ccV型2気筒エンジンを搭載し、扱いやすく長距離でも疲れないVストローム650/XTは、ミドルクラスよりリッタークラスが人気の日本においても、ベテランを中心に名車として認識されているアドベンチャーマシンだ。
Vストローム650シリーズは2022年3月発売のモデルで最新排出ガス規制に適合。大容量20Lの燃料タンクや12Vのアクセサリーソケット、2段階から選択可能なトラクションコントロールシステム、スタータースイッチをワンプッシュするだけでエンジンが始動できる「スズキイージースタートシステム」、発進時にエンジン回転数を自動的に上げるローRPMアシスト、前後車輪のロックを防ぐABSなどを標準装備している。
ラリーマシンを思わせるスクエアデザインの1050や800に対し、丸みを帯びたデザインや抑えめのシート高など、万能な旅バイクとして独自の個性を持ったVストローム650/XTは、国産で唯一Vツインエンジンを搭載するミドルクラスのアドベンチャーモデルでもある。これからも末永く名車として評価されていくに違いない。
SUZUKI V-Strom650 ABS[2025 model]
SUZUKI V-Strom650XT ABS[2025 model]
Vストローム650/XTのスペック
| 車名 | V-Strom650 | V-Strom650XT |
| 型式 | 8BL-C733M | ← |
| 全長×全幅×全高 | 2275×835×1405mm | 2275×910×1405mm |
| 軸距 | 1560mm | ← |
| 最低地上高 | 170mm | ← |
| シート高 | 835mm | ← |
| 装備重量 | 212kg | 215kg |
| エンジン型式 | 水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ | ← |
| 総排気量 | 645cc | ← |
| 内径×行程 | 81.0×62.6mm | ← |
| 圧縮比 | 11.2:1 | ← |
| 最高出力 | 69ps/8800rpm | ← |
| 最大トルク | 6.2kg-m/6300rpm | ← |
| 変速機 | 常時噛合式6段リターン | ← |
| 燃料タンク容量 | 20L | ← |
| WMTCモード燃費 | 23.6km/L(クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時) | ← |
| タイヤサイズ前 | 110/80R19 | ← |
| タイヤサイズ後 | 150/70R17 | ← |
| ブレーキ前 | 油圧式ダブルディスク | ← |
| ブレーキ後 | 油圧式シングルディスク | ← |
| 価格 | 99万円 | 103万4000円 |
| 色 | 青、黒 | 黄、白×青、黒 |
| 発売日 | 2025年2月5日 | ← |
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