
カワサキは北米で2025年モデルを一挙発表。ニンジャZX-4R/ニンジャZX-4RRはインドネシアや日本で登場したカラーリングが中心だが、日本でSEとして発売されたシルバーが“RR”として登場しているのがトピックだ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
カテゴリーを独走する400スーパースポーツに新色
北米では出力未発表となっているが、日本で販売されるフルパワー仕様では最高出力77ps/14500rpm、ラムエア加圧時には驚異の80ps/14500rpmを発揮する最強ヨンヒャク スーパースポーツが「ニンジャZX-4R/ニンジャZX-4RR」だ。
北米で発表された2025年モデルは、初登場の2023年モデルからスペックに変更なしだが、インドネシア仕様や日本仕様で採用しているニューカラーがラインナップされる。
なかでもトピックになりそうなのは、これまで“4RR”の名はKRTカラーにのみ与えられていたが2025年モデルではシルバーが登場していること。日本ではZX-4R SEに採用しているカラーだが、サイドカバーに『ZX-4RR』のロゴが載るとまた少し違った印象になる(かも?)。
1980年代のTT-F3マシン並みにパワフルな399cc並列4気筒エンジンを搭載し、車体にはニンジャH2の知見が生きた軽量トレリスフレーム、φ37mmSFF-BPフロントフォーク/ホリゾンタルバックリンク式リヤサスペンションなどを採用。スマートフォン接続機能を備えた4.3インチTFTカラーディスプレイ、カワサキトラクションコントロール(KTRC)とパワーモードを統合制御するライディングモードなどの機能をアグレッシブなスーパースポーツニンジャのスタイリングに包み込む。
なお、ZX-4RRはBFRCリヤショックや双方向カワサキクイックシフター(KQS)を標準装備する。スタンダード仕様の黒はインド/タイ仕様などの2024年モデルに存在したカラーリングだ。
価格はニンジャZX-4Rが8999ドル(日本円換算約129万3000円・10/2現在)、ニンジャZX-4RR/KRTエディションが9699ドル(約139万3000円)で、発表と同時に発売となる。
KAWASAKI Ninja ZX-4R / 4RR / KRT EDITION[2025 U.S. model]
主要諸元■全長/全幅/全高未発表 軸距1379mm シート高800mm 車重188kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 399cc 最高出力未発表 3.66kg-m/11000rpm 変速機6段 燃料タンク容量15L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=160/60ZR17 ※諸元は北米仕様RR
KAWASAKI Ninja ZX-4R[2025 U.S. model]Metallic Spark Black
KAWASAKI Ninja ZX-4RR[2025 U.S. model]Metallic Matte Whitish Silver/Metallic Flat Spark Black
KAWASAKI Ninja ZX-4RR[2025 U.S. model]Metallic Matte Whitish Silver/Metallic Flat Spark Black
KAWASAKI Ninja ZX-4RR KRT EDITION[2025 U.S. model]Lime Green/Ebony/Pearl Blizzard White
KAWASAKI Ninja ZX-4RR KRT EDITION[2025 U.S. model]Lime Green/Ebony/Pearl Blizzard White
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
手軽な快速ファイター 1989年以降、400ccを中心にネイキッドブームが到来。250でもレプリカの直4エンジンを活用した数々のモデルが生み出された。中低速寄りに調教した心臓を専用フレームに積み、扱い[…]
マイノリティ好きにはたまらない2スト250で3気筒、走りに刺激はなかったけれど海外でもファンが少なくなかった! カワサキが世界進出の勝負球として、500ccで2ストローク3気筒のマッハIIIをリリース[…]
空冷エンジンのノウハウを結集【カワサキ GPz1100[ZX1100A]】 航空機技術から生まれたハーフカウルとレース譲りのユニトラックサスを装備。デジタルフューエルインジェクション効果を高めるために[…]
11/1発売:カワサキ カワサキ ニンジャH2 SX SE カワサキの最高峰スポーツツアラー「ニンジャH2 SX SE」の2026年モデルが、11月1日に発売された。スーパーチャージャー搭載のバランス[…]
11/1発売:カワサキ W800 カワサキが50年以上にわたり培ってきた「W」ブランドの最新進化系「W800」の2026年モデルが11月1日に発売される。この国産クラシック系の旗艦モデルは、美しいベベ[…]
最新の関連記事(新型小型二輪 [251〜400cc])
11/1発売:カワサキ カワサキ ニンジャH2 SX SE カワサキの最高峰スポーツツアラー「ニンジャH2 SX SE」の2026年モデルが、11月1日に発売された。スーパーチャージャー搭載のバランス[…]
11/1発売:カワサキ W800 カワサキが50年以上にわたり培ってきた「W」ブランドの最新進化系「W800」の2026年モデルが11月1日に発売される。この国産クラシック系の旗艦モデルは、美しいベベ[…]
11/1発売:カワサキ Z250 カワサキ「Z250」はニンジャ250と骨格を共有するこの軽二輪スーパーネイキッドは、アグレッシブな「Sugomi」デザインを継承。軽さと力強さを併せ持つ本格的スーパー[…]
「ハーレーダビッドソン東大阪」と「AELLA」が共同開発 ブラックに塗装されたメガホン形状のサイレンサーは、ハーレーダビッドソン東大阪と京都のカスタムパーツメーカー「AELLA(アエラ」)が共同で開発[…]
多くのカラーパターンを採用するCB350C、特別な2色のスペシャルエディション ホンダはインドでCB350C(日本名:GB350C)を発表した。これは前年に登場したCB350を名称変更したもので、従来[…]
人気記事ランキング(全体)
プロテクター標準装備の冬用ライディングジャケット 一見するとカジュアルなパーカスタイルだが、中身は本格的なウインタージャケットである。本商品は、胸/肩/ひじ/背中の4部位にプロテクターを標準装備してお[…]
手軽な快速ファイター 1989年以降、400ccを中心にネイキッドブームが到来。250でもレプリカの直4エンジンを活用した数々のモデルが生み出された。中低速寄りに調教した心臓を専用フレームに積み、扱い[…]
Eクラッチと電子制御スロットルが初めて連携する750シリーズ ホンダが欧州2026年モデルの5車にEクラッチを新搭載。これまでにミドル4気筒の「CBR650R」「CB650R」、250cc単気筒の「レ[…]
着る季節を選ばない設計と、高速走行を意識したディテール 春から冬まで対応できる点が、このモデルの大きな魅力だ。表地には防風性とストレッチ性を備えたソフトシェル素材を使用しており、ライディング時の冷たい[…]
ヤマハXJ400:45馬力を快適サスペンションが支える カワサキのFXで火ぶたが切られた400cc4気筒ウォーズに、2番目に参入したのはヤマハだった。FXに遅れること約1年、1980年6月に発売された[…]
最新の投稿記事(全体)
関東のおすすめバイク神社一覧 ライダーのセーフティライドを支えるのは、交通ルールを遵守した適切なオートバイの乗り方と、愛車への深い理解、周囲の交通環境を確認して事故を未然に防ぐ観察眼などがあります。 […]
出力調整を極限まで最適化&他技術との連携で相乗効果 キャブやFIスロットルボディの吸気量を決めるバタフライの開閉をワイヤーで繋がったスロットルグリップで人間が直接調整していたのが旧来の方式。これに対し[…]
商品ではなく「こんなこと、できたらいいな」を描く 今回は見た瞬間にハートを鷲掴みにされてしまったモトクロス系のお気に入りバイクカタログをご覧になっていただきたい。 まずはアメリカホンダ製作によるモトク[…]
ヤマハXJ400:45馬力を快適サスペンションが支える カワサキのFXで火ぶたが切られた400cc4気筒ウォーズに、2番目に参入したのはヤマハだった。FXに遅れること約1年、1980年6月に発売された[…]
手軽な快速ファイター 1989年以降、400ccを中心にネイキッドブームが到来。250でもレプリカの直4エンジンを活用した数々のモデルが生み出された。中低速寄りに調教した心臓を専用フレームに積み、扱い[…]
- 1
- 2








































