
SHOEIは、利便性に優れるシステムヘルメット『NEOTEC3(ネオテック スリー)』に、新たなソリッドカラー『ガーネットメタリック』を追加する。発売予定は’24年11月だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
レッド系の追加で選択肢が増えた第3世代の最新システムヘルメット
ネオテック3に新たに加わるカラー『ガーネットメタリック』は、SHOEI現行モデルではJ-FORCE Ⅳ(ジェイフォース フォー)に採用されている。ガーネット(和名は柘榴石)は深い赤を特徴とする鉱石に由来する色で、メタリックにすることでガーネット本来の深みをよりいっそう際立たせたカラーとなっている。
ガーネットメタリックの追加により、ネオテック3のカラーバリエーションは全8色展開となる。なお、既存カラーは、ルミナスホワイト、ブラック、マットブラック、ライトシルバー、アンスラサイトメタリック、マットブルーメタリック、マットディープグレーと豊富に揃っている。
ネオテックは、国産初のシステムヘルメットで、フェイスガードを開閉できる構造が特徴。フェイスガードを上げることで、ヘルメットを装着したままコンビニなどで買い物したり、飲食することができる利便性に、固定ファンが多いタイプのヘルメットだ。
第3世代となるネオテック3は、フェイスガード可動部をシームレス化することでフェイスガードとヘルメット帽体との一体感を強化。ルックスアップだけでなく、防風性と静粛性も向上している。
フェイスガードは開閉動作もスムーズで、また開放時の固定位置を2段階にすることで利便性を向上。可動部の回転軸を偏心とすることで、全閉時の密閉性を高めている。さらにロック機構に金属パーツを用いたことで、転倒などの強い衝撃時にフェイスガードが開くことを防止している。
吸汗速乾性に優れる素材を用いた内装システムは、首まわりとの隙間を極力小さくすることで被り口部分からの走行風を防ぐほか、頬に当たるチークパッド面積を拡大することでソフトかつ快適な被り心地を実現している。オプションにはサイズ調整用パッドが用意され、フィット性をさらに高めることも可能だ。
「SHOEI COMLINK」に対応しており、SENA製SRL3、サインハウス製B+COM SX1をスマートに装着できるのも大きな特徴だ。
SHOEI NEOTEC 3
●価格:7万9200円 ●サイズ:S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm)、XXXL(65cm) ●色:赤(新色)、白、黒、つや消し黒、銀、濃銀、青、濃灰 ●規格:JIS ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガード、シリコンオイル、サービスツール、防曇シート、スペア防曇シート用ピン、SHOEIロゴステッカー ●2024年11月発売予定
SHOEI NEOTEC 3
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SHOEI)
【受注期間限定】SHOEI「EX-ZERO」新色モスグリーン 「EX-ZERO」は、クラシカルな帽体デザインにインナーバイザーを装備し利便性に優れる一方で、着脱式内装システムや、万一の際にヘルメットを[…]
SHOEIは、2025年5月9日に東本昌平のイラストをSNSで公開。このとき「WYVERN(ワイバーン)」を被っているライダーが唐突に現れたことから、もしや復活ではとの噂が立ったが、2025年6月2日[…]
ファーストガンダムのアナザーストーリーをSHOEIプレミアムヘルメットで体感せよ! 『Z-8 機動戦士ガンダム THE ORIGIN』シリーズは、地球連邦軍とジオン軍のモビルスーツを模した全6種が期間[…]
海を感じさせる夏にぴったりなブルーが加わり、ソリッドカラーは全7色展開になった 新色として追加されるマットラグナブルーは、深い海をイメージさせる青で、艶を抑えたマットカラーがその印象をさらに強調する色[…]
古代中国絵画風の虎をあしらった荘厳なグラフィックモデルが登場 「FEARLESS(フェアレス)」とは、恐れ知らず、勇敢、大胆といった意味の英語だ。このモデルにあしらわれるのは、古代中国絵画風に描かれた[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
機能豊富なマルチパーパスフルフェイスのシールドを外した、さらに身軽なフォルム 『TOUR-CROSS V』は、アライヘルメットが’23年6月に発売したマルチパーパスヘルメットだ。高速走行時の空気抵抗を[…]
ライダーが抱く「ヘルメットの悩み」を解消するために誕生 デルタから発売される高機能ヘルメットスタンドは、多くのライダーから寄せられた「こんな製品があったらいいな」を形にした、実用性とデザイン性を兼ね備[…]
【受注期間限定】SHOEI「EX-ZERO」新色モスグリーン 「EX-ZERO」は、クラシカルな帽体デザインにインナーバイザーを装備し利便性に優れる一方で、着脱式内装システムや、万一の際にヘルメットを[…]
SHOEIは、2025年5月9日に東本昌平のイラストをSNSで公開。このとき「WYVERN(ワイバーン)」を被っているライダーが唐突に現れたことから、もしや復活ではとの噂が立ったが、2025年6月2日[…]
ビヨンド・ザ・タイム(時を超えて) 「かわす性能」でライダーの頭を護り続けるアライヘルメットが、オールラウンドフルフェイス「アストロGX」の新グラフィックモデル「アストロGXビヨンド」を発売する。 ア[…]
人気記事ランキング(全体)
オートマ・AMT&ベルトドライブ採用の250ccクルーザー! 自社製エンジンを製造し、ベネリなどのブランドを傘下に収めることでも知られる、中国・QJMOTOR。その輸入元であるQJMOTORジャパンが[…]
懐かしのスタイルに最新技術をフル投入! 2025年3月の東京モーターサイクルショーで詳細が発表されたヨシムラヘリテージパーツプロジェクト。対象機種は油冷GSX-R750とカワサキZ1となっており、GS[…]
Z1、GPz900R、Ninja ZX-9Rから連なる“マジックナイン”の最新進化系 カワサキは、948cc並列4気筒エンジンを搭載したスーパーネイキッド「Z900」および上級モデル「Z900 SE」[…]
K-2439 フルメッシュロングジャケット:スタイルと機能を両立するツーリングジャケット 腰までしっかりと覆う安心感のあるロング丈でありながら、後襟から袖口へ流れるように入ったラインデザインと、ウエス[…]
涼しさの心臓部。それは「素材」と「構造」の魔法的組み合わせ うだるような暑さと、じっとりと肌にまとわりつく湿気。毎年繰り返されるこの季節に、多くの人が少しでも快適に過ごせる服を探し求めている。そんな中[…]
最新の投稿記事(全体)
バガーレーサーレプリカここにあり! 153HPを誇る純正スクリーミンイーグル131エンジンを搭載する「CVOロードグライドRR」がアメリカにて限定発売され、その排気量は2147ccにも達するが、カスタ[…]
最新モデルはペルチェデバイスが3個から5個へ 電極の入れ替えによって冷却と温熱の両機能を有するペルチェ素子。これを利用した冷暖房アイテムが人気を博している。ワークマンは2023年に初代となる「ウィンド[…]
ヤングマシン電子版2025年8月号 CONTENTS【特集】黙ってZ/Ninjaに乗れ!!◆’70~’80年代直4カワサキイズム◆最新モデル実力検証 Z900 SE&Ninja 1100SX/SE 【[…]
マツダGT-Rを名乗るは「マツダ323」、つまりは… いうまでもなくマツダ323とは日本名ファミリアのこと。こちらは1989年デビューの7代目(BG)のGT-Xをベースに数々のカスタムを加えたモデル。[…]
2020年モデル概要:快適装備と電子制御を新採用 発売は、2020年1月15日。マイナーチェンジが実施され、「エキサイティング&イージー」のコンセプトを堅持しつつ、装備がイッキに充実した。2019年モ[…]
- 1
- 2