
夏場のライディングは暑さ対策ばかりに目が行きがちですが、男女関係なく日焼け対策も同時に講じておくと安心です。日焼けと聞くとシミ/シワの原因になるもの、と捉えている人も多いかもしれませんが、そのほかにも白内障/翼状片といった目の病気につながる可能性もあります。クルマよりも紫外線を全身で浴びやすいバイクの場合、なおさら日焼け対策しておきたいものですが、いったいどのようなアイテムがラインナップされているのでしょうか?
●文:ヤングマシン編集部(ピーコックブルー)
SHISEIDO(資生堂) クリアサンケアスティック
日焼け対策といえば、まずは日焼け止めを塗ることが何より大切です。日焼け止めと言ってもさまざまな種類がラインナップされていますが、昨今人気を集めているのが”スティックタイプ”のもの。
スティックタイプの日焼け止めは手で直接塗る必要がないため、手が汚れる心配がありません。塗り直す時も毎回グローブを外す手間が省けるので、ライディングするライダーにとっても非常に魅力的といえそうです。
KOMINE(コミネ) バイク用アームカバー
「より安全性が高く、より高機能で費用対効果の高い商品を開発/提供する」をモットーとする、大手バイク用品メーカーのコミネが販売するのは、メッシュジャケットとの組み合わせにぴったりな冷感アームカバーです。
長袖とはいえ、メッシュジャケットを着用していても日焼けをすることはありえます。そこでアームカバーを着用することで、日焼けをする可能性を少しでも低くすることができます。
速乾性伸縮素材を採用していることにより、汗でべとつきやすいジャケットの袖内でも常にさらさら快適な状態に保ってくれます。
また適度な着圧を持たせることで、疲労軽減効果も期待できる優れモノ。グローブとジャケット間のすき間が日焼けするのをしっかり防いでくれそうです。
Kabuto カムイ3 フルフェイスヘルメット
バイクを運転する際、着用が義務付けられているヘルメット。さまざまな種類がありますが、安全性能を考慮するとフルフェイスヘルメットを着用した方が安心です。またフルフェイスヘルメットは顔全体を覆うため、日焼け対策にも有効です。
たとえばバイク/自転車用ヘルメットメーカーのオージーケーカブトが販売するフルフェイスヘルメット「カムイ3」は、紫外線を99%/赤外線を74%カットする”UV & IRカットシールド”が使用されており、目元が日焼けするのを防ぐ効果があります。
また日射熱による温度上昇を抑制する熱線遮蔽性能も備えているため、クリアな視認性を保ったまま、ヘルメット内部への熱伝導を低減してくれるのも魅力です。
SILVER HORSE(シルバーホース) フェイスカバー
バイクに乗る上での日焼け対策として特に忘れがちなのが、首の後ろです。実際、首の後ろだけ日焼けしてしまってヒリヒリした経験のある人もいるのではないでしょうか。
そこで使用したいのがフェイスカバー。アウトドア用品を中心に取り扱うシルバーホースも販売しており、有害な紫外線から肌を守るUVプロテクト/UPF50+/紫外線カット率98%という優れた性能を有します。
また軽くて薄いポリエステル製のストレッチ生地を採用しているため、装着時のフィット感が高く肌トラブルの心配が少ないのも魅力です。
KOMINE(コミネ) クールマックスRネッククーラー
さまざまなバイク用品を揃えるコミネからは、バイク用ネッククーラーも販売されています。首からぶら下げてドローコードで調整するだけで、首筋の日焼け防止/熱中症のリスクを押さえてくれるアイテムです。
吸湿速乾素材クールマックスを使用した本体には、吸水ポリマーを内蔵。水を含ませることで、気化熱による冷却効果を発揮します。ただ、冷却効果をキープするためには給水ポリマーを濡らす必要があるので、自身の休息をとる際は給水を忘れないようにしましょう。
真夏にバイクに乗る際に欠かせない日焼け対策。アフターケアも含めしっかり対策を講じれば、より快適なライディングを楽しめるはずです。中には冷却効果のあるアイテムもラインナップされているので、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
※本記事は2023年8月12日公開記事を再編集したものです。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(夏の暑さ対策)
KOMINE プロテクトフルメッシュジャケット ネオ JK-1623 フルメッシュで残暑厳しい秋口のツーリングでも快適さを保つジャケット。胸部・肩・肘・背中にプロテクターを標準装備し、高い安全性も両立[…]
PROUDMEN. グルーミングシートクール 16枚入り×3個セット PROUDMEN.のグルーミングシートクールは、横250×縦200mmの大判サイズと保水力約190%のたっぷり液で1枚で全身を拭け[…]
KOMINE 2025モデル JK-1623 プロテクトフルメッシュジャケットネオ KOMINEの「JK-1623」は、フルメッシュで高い通気性を持ち、春夏のライディングで快適に使えるプロテクションジ[…]
3つの冷却プレートで最大-25℃を実現 2025年最新モデルの「ペルチェベスト」は、半導体冷却システムを採用し、背中に冷たい缶ジュースを当てたような感覚をわずか1秒で体感できる画期的なウェアです。小型[…]
税込4400円! リーズナブルなメッシュグローブ 今回紹介するのは、ゼロスシリーズでも人気のグローブシリーズのひと品「ゼロスグラブエア」。その名の通り、走行風を取り込むメッシュ仕様のサマーシーズン用グ[…]
最新の関連記事(バイク用品)
世界最高の熱伝導率を誇るシートとレインウェア並みの防水透湿性を融合 ヤマハの純正アクセサリーをリリースするワイズギア。ʼ25年の秋冬ライディングギアは、バイク用として求められる性能を満たしつつ、温かく[…]
古いゴムは硬化するのが自然の節理、だが・・・ ゴム部品は古くなると硬くなります。これは熱・酸素・紫外線などによる化学変化(酸化劣化)で、柔軟性の元である分子の網目構造が変化したり、柔らかくする成分(可[…]
スクランブラースタイルのCL500はカスタマイズも楽しい トラディショナルなスクランブラースタイルの大型バイクとして、2023年に登場したHonda「CL500」とはどんなバイクなのでしょうか? 筆者[…]
多忙なライダーに送る、半日の自由を快適に! 今回発売するのは、『一日をかけてツーリングに行くことができないライダーに「半日」でも息抜きのツーリングに行っていただきたい!』をコンセプトにハーフデイツーリ[…]
薄い︕安い︕温かい︕で話題を呼んだ蓄熱インナーグローブの系譜。足元までワンランク上の暖かさを 2020年に発売した 「蓄熱インナーグローブ」 は、薄手ながら暖かさを実現し、価格の手頃さも相まって口コミ[…]
人気記事ランキング(全体)
初の電動スクーターが「C evolution」 2017年、BMWモトラッドは初の電動スクーター「C evolution(Cエボリューション)」を発売。それまでのガソリンエンジンを搭載したC650に通[…]
低く長いデザインが個性マシマシ! レトロモダンなボバークルーザー 中国から新たな刺客がやってきた! ベンダは2016年設立の新興メーカーで、独自設計のエンジンを搭載したクルーザーを中心に、ネイキッドな[…]
国内導入予定はないけれど……のZ125プロ カワサキは北米で2026年モデルを続けざまに発表している。ここで紹介するZ125プロは、前年から全カラーに採用したゴールドの倒立フロントフォークに加えて20[…]
古いゴムは硬化するのが自然の節理、だが・・・ ゴム部品は古くなると硬くなります。これは熱・酸素・紫外線などによる化学変化(酸化劣化)で、柔軟性の元である分子の網目構造が変化したり、柔らかくする成分(可[…]
トップス&インナー 機能性抜群な冬用パーカー JK-630:1万3000円台~ 伸縮性の高い透湿防水生地を使用したウインターパーカー。保温性に優れた中綿入りなので、暖かさをキープし快適なライディングを[…]
最新の投稿記事(全体)
芦ノ湖スカイラインとは? バイク乗りに人気の理由 富士山の麓に点在する富士五湖のひとつ、芦ノ湖は箱根の人気観光地ですが、湖の西側の尾根に沿って通じているのが芦ノ湖スカイラインです。 全長約10.7km[…]
ホンダはEクラッチとDCTの二面展開作戦だ 自動クラッチブームの火付け役として、まず一番目に挙げられるのが今のところホンダCB/CBR650Rとレブル250に採用されている”Eクラッチ”。機構としては[…]
既存の常識を打ち破る驚異的な動力性能 昨今ではあまり話題にならないものの、’70年代以降の2輪業界で、もっとも長く”世界最速”の称号を保持していた…と言うより、もっとも世界最速に”こだわっていた”メー[…]
霊山を巡る中部日本トライアングルルート 「日本三霊山ラリー」は、古来より日本の山岳信仰の対象とされてきた富士山、立山、白山の3つの頂を巡るツーリングラリーだ。このルートは「中部日本トライアングルルート[…]
スーパースポーツ譲りのエンジンと幅広いシーンに対応する車体 CB1000Fは、ホンダの代表的なプロダクトブランド「CB」のフラッグシップモデルと位置づけられている。 スーパースポーツモデルのエンジンを[…]