パイオニアは、高度なルートテクノロジーと音声技術を活用したバイク用音声ナビ「MOTTOGO(モットゴー)」のプレリリース版(利用無料、Androidデバイス向け)を、4月22日から6月末日(予定)までの期間限定で公開すると発表した。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真:パイオニア株式会社 ●外部リンク:パイオニア株式会社
近年、昔バイクに乗っていて改めてバイクに乗るようになった方や、女性ライダーの増加など、バイクを利用する方、ツーリングを楽しむ方が増えている。
パイオニアが実施した調査(※2022年11月のインターネットおよびインタビュー調査)では、ライダーの65%がスマートフォンのナビを使用していると回答。
その多くが情報を確認する際にバイクを停め、グローブを外してスマートフォンを操作しなければならないことを面倒に感じているという結果だった。またインカムの普及により、音声を活用したバイク用サービスへの期待も高まっているということがわかった。
パイオニアは2023年、バイク向けに最適化したナビゲーションや安心安全にツーリングを楽しめる情報をプッシュ型の音声で提供するバイク用音声ナビ「MOTTOGO」のβ版を期間限定で公開した。
その際のモニター利用者からの意見や評価を踏まえ、β版の機能をさらに向上させたプレリリース版(Android向け)を今回、期間限定で公開する。このプレリリース版を利用者の意見や要望を、2024年7月に提供予定の正式版に反映する予定としている。
「MOTTOGO」の概要
パイオニアが保有する高度なルートテクノロジーと音声技術を活用したバイク用音声ナビ。排気量別のルート検索、信号数のカウントや右左折ポイント、交差点情報など、バイク向けに最適化したきめ細かいナビゲーションをわかりやすい音声案内とシンプルで見やすい矢印で表示する。
渋滞/天気、急カーブ地点といった走行中のリスクや不安を軽減する情報や、付近の観光スポット/景観スポットを通るルートなどツーリングの楽しみを広げる情報により、ライダーへ新しい価値体験を提供してくれる。
プレリリース版の利用可能期間は2024年4月22日(月)13:00から2024年6月末日までを予定。AndroidOS(Ver9.0以上)対応の端末のみが対象で、Webikeサイトにアクセスし、「GooglePlay」からダウンロードすることで利用可能となる。
プレリリース版で追加された新機能
ライダー向けのナビ案内機能を強化
これまでの排気量区分別のルート検索や信号数のカウント案内など、ライダー向けにわかりやすいナビ案内機能をさらに強化。
リルート提案時の発話応答(はい/いいえ)や、横画面/昼夜画面の切り替えに対応したほか、走りやすい直線道路や交通量が少ない道路を考慮したルート検索、案内が追加。バイク用駐車場の検索機能も搭載された。
おすすめスポット情報の拡充
β版に搭載していた“おすすめスポットルート情報”をさらに拡充。株式会社マップルが提供する「マップル観光ガイドデータシリーズ」の情報を活用することで、さらに多くの観光スポット情報や、施設の位置/営業時間を表示できるようになった。
また、立寄り地提案時の発話応答(はい/いいえ)にも対応。さらに、バイクツーリング向け地図の定番「ツーリングマップル2024年度版(株式会社昭文社発行)」に掲載されているツーリングスポットの情報も加わる予定だ(4月末)。
リスクや不安を軽減する情報通知を強化
β版で提供されていた走行中の渋滞/取締地点情報や急カーブ/未舗装路などの注意ポイント、目的地の天気情報に加え、道中(約15km先)の天気や強風注意情報の音声通知が追加された。
お気に入り地点登録と読み上げ機能
お気に入りの店や行ってみたい場所をメモとして登録し、ツーリング中に登録地点に近づいた際、音声で通知されるようになった。
音声コマンド操作(お試し機能※)
「MOTTOGO、自宅に帰る」(「ルートをキャンセル」「近くのコンビニ」「近くのガソスタ(ガソリンスタンド)」)などの音声コマンドで、簡単なナビ操作が可能に。スマートフォン画面を操作する必要がないため、安全なツーリングの実現に寄与する。
※音声コマンド操作(お試し機能)は設定をONにした際、インカムの機能などが一部制限されることがある。必ず制限事項を要確認。
「MOTTOGO」プレリリース版モニターキャンペーン概要
プレリリース版公開に合わせて、リバークレイン社のバイク用品販売サイト「Webike」にて、抽選でWebikeポイント(最大11,000ポイント)がもらえる「MOTTOGO」プレリリース版モニターキャンペーンをが開催される。応募資格はプレリリース版を利用するだけ。この機会に触れてみよう。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(スマホ/アプリ)
スマートモニターとは? スマホ車載型との違い スマートモニターとは、バイクに取り付けることでライダーにさまざまな情報を表示してくれるバイク用ディスプレイです。 スマホとのWi-Fi接続によってナビゲー[…]
スマホアプリを安心して使える、耐振動/耐候性をもつ大型モニター バイクや自動車の運転中に、ナビゲーション代わりにスマートフォンを利用しているユーザーは多いはず。だがバイクで使用する場合、振動によるカメ[…]
スポーティでスリムな見た目ながらプロジェクター搭載 コネクテッドライド スマートグラスの見た目は、電子機器が入っているとは思えないぐらいスリムで、スポーティーなサングラスそのもの。それでも、最大動作約[…]
バイク用インカムB+COMシリーズでおなじみのサイン・ハウスが、バイク用デバイスホルダー「MOUNT SYSTEM」シリーズ購入者を対象に、スマートフォンホルダー専用衝撃振動吸収ユニット「VIBRAT[…]
「それにしても金がほしい!!!」 私は普通の企業で普通に働くサラリーマン。こんな思いで、手っ取り早く収入をあげるため2020年のコロナ渦に副業Uber Eats配達員をはじめました。 あれから4年ほど[…]
最新の関連記事(ツーリング)
時期が合えば水仙と桜の共演も 日本の三大水仙群生地と呼ばれているのが、福井県の越前海岸と、兵庫県の淡路島、そして千葉県の南房総:鋸南町である。鋸南町の水仙は12月中旬から1月下旬が見頃で、2025年も[…]
「お金も時間もありそうなのに、なぜこんな天気の良い日にツーリングにも行かず、用品店に来ているんだろう?」という疑問 都内の某大手バイク用品店の駐輪場にて。今日も「なぜ来ているのかわからない?」ようなバ[…]
愛知県と岐阜県の境に位置する犬山市には、人気釣りスポットの入鹿池(いるかいけ)があります。バス、ヘラブナなどのさまざまな釣りが楽しめますが、冬季は産卵期で身が一番大きくなるワカサギがおすすめ。釣りごた[…]
そこはまさしく“ハーレーバイカーズパラダイス” 年間数多いツーリングを企画しているハーレーダビッドソン埼玉花園は、HOG会員も70名超えという大所帯だが、ふだんのツーリングスタイルは自由気ままなイメー[…]
どんなUber Eats配達員でも必ず持っている装備といえば、スマートフォン。これがなければ、仕事を始めることすらできません。 そんなスマートフォンですが、太陽が強く照っている日に使うと画面が真っ黒に[…]
人気記事ランキング(全体)
私は冬用グローブを使うときにインナーグローブを併用しています。防寒目的もありますし、冬用グローブを清潔に保つ目的もあります。最近、長年使い続けたインナーグローブが破れてしまったこともあり、新品にしよう[…]
アクセルワイヤーが長すぎた!というトラブル ハンドルを交換して長さが合わなくなってしまったり、はたまたケーブルそのものが痛んでしまったり。こうしたアクセルワイヤー(スロットルケーブル)を交換する際、「[…]
白バイ隊員はバイクバカ⁉ 白バイに乗りたい、白バイ隊員になりたい、と白バイ隊員を目指す警察官のなかでバイクに関心のない人はいないと言い切っていいかと思います。少なくとも私が知るなかではひとりもいません[…]
2018 カワサキ ニンジャ400:250と共通設計としたことでツアラーから変貌(2018年8月30日公開記事より) 2018年型でフルモデルチェンジを敢行した際、従来の650共通ではなく250共通設[…]
高回転のバルブ往復にスプリングが追従できないとバルブがピストンに衝突してエンジンを壊すので、赤いゾーンまで回すのは絶対に厳禁! 回転計(タコメーター)の高回転域に表示されるレッドゾーン、赤くなっている[…]
最新の投稿記事(全体)
[◯] Vツインの味わい不変。Xはスタイリッシュだ 初出は1999年という非常に長い歴史を持つスズキのSV650。国内の新排ガス規制に対応した結果、最高出力は76.1→72psに、最大トルクは64→6[…]
突然の交通取り締まり! 違反をしていないときでも… 交通ルールを守って安全運転に努めているのに、とつぜん取り締まり中の警察官に止められてしまった経験がある方は多いはずです。 「え? なにか違反した?」[…]
グローバルサイトでは「e-アドレス」「アドレス125」と表記! スズキが新型バッテリーEV(BEV)スクーター「e-ACCESS(e-アクセス)」、新型スクーター「ACCESS(アクセス)」、バイオエ[…]
従来は縦2連だったメーターが横2連配置に ヤマハは、2004年に欧州で誕生し、2017年より日本を含むアジア市場へ(250として)導入されたスポーツスクーター「XMAX」の2025年モデルを欧州および[…]
時期が合えば水仙と桜の共演も 日本の三大水仙群生地と呼ばれているのが、福井県の越前海岸と、兵庫県の淡路島、そして千葉県の南房総:鋸南町である。鋸南町の水仙は12月中旬から1月下旬が見頃で、2025年も[…]
- 1
- 2