
創刊50周年を記念し、’22年12月号にて新車バイクのモニター提供企画を実施したわれわれヤングマシン。4台をモニターとして準備したうち、ここではスズキの125ccスクーター・アヴェニス125の提供が決定した香川県のK・Nさんによるレポートの第5回を掲載。最終回となる今回では、久しぶりのツーリングの模様を教えてもらいます!
●文と写真:K・N ●取材協力:スズキ
まずは人気の”道の駅”へ!
12月に入り、寒さが厳しくなってまいりましたが皆さんは元気にバイクに乗っていますか?
私は諸事情によりここ数週間、乗れない日々が続いていましたが、やっとツーリングに出かける時間がとれました。
長く乗っていなかったので、身体の慣らしも兼ね、県外に行くこともなく近場にお出かけしようと思います。
前々回の”天空の鳥居”を目指したような、目的地を決めてのツーリングは実はあまりしていません。
まず東西南北の方角を決め、それぞれにポイントを設けていて、そこからどこに行くか考えるようなツーリングをしています。今回は南に決めて、まずそのポイントを目指しました。
着いたのは”道の駅 しおのえ”です。ここは近くに温泉があったり、隣には川が流れたりしています。夏場は、子供たちが川に入って遊んでいる光景を良く目にします。
またここのソフトクリームは絶品で、是非近くに来た際には食べてほしい! …のですが、当日は寒くて缶コーヒーにしました。
次の目的地は紅葉スポット&腹ごしらえ
さてここからの移動先ですが、塩江のワインディングを楽しみながら四国八十八箇所霊場・第八十八番の大窪寺へ、紅葉を見に行こうと決めました。10月に行った時には全然紅葉していなかったので、そのリベンジです。
信号のない道路をひたすら東へと走ります。結構急なカーブもあったりしますが、そこはさすがのアヴェニス、法定速度を守っている限り何の恐怖も感じず、むしろ安心して運転できます。
このバイクに乗り始めてからYouTubeなどでいろんな動画を検索しましたが、なかには「他の125ccスクーターに比べてパワー不足」なんて言われているものもありました。
が、他の125ccスクーターに乗ったことのない私にとっては必要十分なパワーですし、これ以上だと持て余してしまうと思います。
現に750ccにも乗っていますが、本来の性能の半分も出せてはいないのではと考えています。やはり「楽しく」かつ「安全に」が一番で、アヴェニスはこの当たり前の条件を高水準で満たしてくれていると思います。
30分ほど走り、大窪寺へ到着しました。土曜日ということもあって大勢の観光客がいます。で、紅葉は…。
う~ん、もっと色づいていてもいいような。まぁ10月に来た時にはほぼ緑一色だったので、紅葉はしているようですね。ここ数年は秋が短く感じます。その分夏が長く続いているのですが。
ここで腹ごしらえを。有名な”八十八庵”で打ち込みうどんをいただきます。このうどんが絶品で、みなさん注文されています。
オリーブ牛打ち込みうどん、1300円でした。オリーブ牛は柔らかくて美味しかったです。もちろんうどんも満点です!
“県内ツーリング”のはずが…?!
さて、ここまで約35km走ってきましたが、まだ全然走り足りず延長することに。ここからの移動先を決めて、出発しました。
来た道を戻り、途中で南下を開始。冒頭の伏線を回収して(?!)徳島県のとある場所へ行こうと思います。途中”夏子休憩所”で記念撮影。
大きなダムが見えます。アヴェニスの背景に映えてないですか?!
初めての県外ツーリング、大窪寺から25km程進んだところで目的地に到着しました。年に数回訪れる場所なのですが…。
こちら、”揚げたこ焼きのなかがわ(脇町店)”さんです。
”揚げたこ焼きのなかがわ”さん、昔は香川にもお店がありましたが、現在近場にはここしかなくなりました。香川にあった頃はここでバイトもしており、家族みんな大ファンで、年に数回買いに来ています。
家族へのおみやげにしようと足を運んだのですが、営業日(土日のみ営業)のはずが臨時休業でした(泣)。天空の鳥居といい、今回もですが、行き当たりばったりのツーリングはイレギュラーが痛いです。
今回も泣く泣く、帰路につきました。
これからもアヴェニスとの走りを楽しんでいきます
徳島の脇町~塩江(しおのえ)までの道のりも、結構なワインディングが続きます。休憩は夏子休憩所で写真を撮った位でほとんど走っていましたが、数時間走っても疲れないアヴェニスって、どうなってるんでしょう(笑)。
ここまで何度かレポートを書いてきましたが、欠点が少なく、乗れば乗るほどすごく良いバイクだと思いました。
しいて欠点を挙げるとすれば、シートが丁度良い硬さな一方若干幅広になっていて、シートの後方に着座すると踵が浮くことと、ボックスが嫌いな人にはシート下スペースだけだと少し小さいことくらいでしょうか。
もちろん前の方に座れば足着きは問題ないですし、ボックスも私は気にしないので、欠点ではないかもしれませんが。
今回、モニターで乗らせていただいて大変満足しています。通勤やツーリングなどオールマイティに使えますし、爽快かつ安心な運転フィーリングを感じることができてお財布にもやさしい。
これからアヴェニスにはもっといろんな場所へ連れて行ってもらい、また連れて行きたいと思います。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※画像の一部を加工しています。
最新の関連記事(アヴェニス125)
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
通勤エクスプレスには低価格も重要項目! 日常ユースに最適で、通勤/通学やちょっとした買い物、なんならツーリングも使えるのが原付二種(51~125cc)スクーター。AT小型限定普通二輪免許で運転できる気[…]
2025年2月6日改訂 125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)[…]
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
通勤エクスプレスには低価格も重要項目! 日常ユースに最適で、通勤/通学やちょっとした買い物、なんならツーリングも使えるのが原付二種(51~125cc)スクーター。AT小型限定普通二輪免許で運転できる気[…]
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI])
北米にもあるイエローグラフィック! スズキ イエローマジックといえば、モトクロスやスーパークロスで長年にわたって活躍してきた競技用マシン「RMシリーズ」を思い浮かべる方も少なくないだろう。少なくとも一[…]
アルミだらけで個性が薄くなったスーパースポーツに、スチールパイプの逞しい懐かしさを耐久レーサーに重ねる…… ン? GSX-Rに1200? それにSSって?……濃いスズキファンなら知っているGS1200[…]
キーロック付きタンクキャップ:スズキGT380(1972) バイクの燃料キャップは、そもそもは転倒時の漏れ防止の安全対策からキーロック式が採用されるようになったが、その最初は1972年のスズキGT38[…]
コーポレートアイデンティティとユニフォームを39年ぶり刷新へ スズキ株式会社は、2025年4月1日よりコーポレートアイデンティティ(CI)とユニフォームを39年ぶりに一新すると発表した 。 従来のCI[…]
“2スト最強”と呼ばれた栄光のレプリカ ヤマハのRZV500Rと並び立つ不世出の500レプリカが、このRG500ガンマである。 1976〜1982年までスズキはWGP500でメーカータイトルを7年連続[…]
人気記事ランキング(全体)
カワサキ500SSマッハⅢに並ぶほどの動力性能 「ナナハンキラー」なる言葉を耳にしたことがありますか? 若い世代では「なんだそれ?」となるかもしれません。 1980年登場のヤマハRZ250/RZ350[…]
マーヴェリック号の燃料タンク右側ステッカー エンタープライズに配属された部隊 赤いツチブタは、「アードバークス」の異名を誇る米海軍「第114戦闘飛行隊(VF-114)」のパッチ。1980年代には第1作[…]
※この記事は別冊モーターサイクリスト2010年11月号の特集「YAMAHA RZ250伝説」の一部を再構成したものです。 ヤマハ RZ250のエンジン「2ストロークスポーツの純粋なピーキー特性」 ヤマ[…]
カラーバリエーションがすべて変更 2021年モデルの発売は、2020年10月1日。同年9月にはニンジャZX-25Rが登場しており、250クラスは2気筒のニンジャ250から4気筒へと移り変わりつつあった[…]
公道モデルにも持ち込まれた「ホンダとヤマハの争い」 1980年代中頃、ホンダNS250Rはヒットしたが、ヤマハTZRの人気は爆発的で、SPレースがTZRのワンメイク状態になるほどだった。 しかしホンダ[…]
最新の投稿記事(全体)
カワサキW800(2017) 試乗レビュー この鼓動感は唯一無二。バイクの原点がここに 1999年2月に発売されたW650は2009年モデルを最後に生産を終了。その2年後の2011年、ほぼ姿を変えずに[…]
旧車の開発に使われた”鉱物油”にこだわる 1992年に創業した絶版車ディーラーのパイオニア・ウエマツ。販売だけでなく、整備にも徹底して力を注いできた同社がそのノウハウをフィードバックし、旧車に特化した[…]
インパクト大なシリーズ初カラー 現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロに仕上げられた1台であるXSR900。3種のパワーモ[…]
イベントレース『鉄馬』に併せて開催 ゴールデンウィークの5月4日、火の国熊本のHSR九州サーキットコースに於いて、5度目の開催となる鉄フレームのイベントレース『2025 鉄馬with βTITANIU[…]
ロングツーリングでも聴き疲れしないサウンド 数あるアドベンチャーモデルの中で、草分け的存在といえるのがBMWモトラッドのGSシリーズ。中でもフラッグシップモデルのR1300GSは2024年に国内導入さ[…]
- 1
- 2