
スズキから、前後17インチのグランドツアラー・GSX-S1000GTを基盤にしたクロスオーバーが誕生する模様だ。サスはロングストロークタイプに換装され、アッパーやサイドカウルは新設計される? クラス随一の強力エンジンに、より安楽なライポジとシートを与えたカットビ系SUVになると予測。11/7に開幕するEICMA(ミラノショー)での公開が濃厚だぞ!
●CG:SRD
伊スズキがEICMA開催に向けてブーススタンバイ!
イタリアスズキは、11月7日にブレス向け、11月9日に一般向け公開するミラノショーことEICMA 2023の出展ブース写真を公開した。そこにはベールに包まれたマシンが少なくとも5台写っているが、このうち世界初公開となるモデルは何台あるのか……。
あるぞ、まだ見ぬブランニューモデル! 11月7日、現地時間9時半に公開予定だ!
ヤングマシン スクープ班が調査で得た答えのひとつが、本記事のGSX-S1000Xだ。さらに新作GSX-8Sの別バージョンも予想されるが、それはまた別の記事で紹介したい。
150㎰級のカットビ系SUV爆誕へ
ネイキッドのGSX-S1000に始まる998㏄直4+アルミフレームのパッケージは、ネオクラのKATANAやツアラーのGSX-S1000GTと、様々な派生モデルが展開されてきた。これらに続く第4弾としてクロスオーバーが企画されている模様だ。
スズキには、この排気量帯にVツインアドベンチャーのVストローム1050と、より未舗装路走破性を高めたVストローム1050DEの2機種を既に擁しているが、強力な直4エンジンのGSX-Sをベースとすることで、よりオンロードと高速巡航に特化したマシンになると思われる。
仮称「GSX-S1000X」としたその新作は、S1000GTよりもロングストロークで快適なサスペンションのほか、安楽なライポジをもたらす幅広のアップハンドル、防風性の高いより立ったスクリーンといった、クロスツアラーらしい装備が与えられるハズだ。
同門のVスト1050が106㎰、ライバルのトレーサーGTやヴェルシス1000が120㎰なのに対し、GSX-SはベースとなるS1000で150㎰というパワーが魅力。既に海外では複数のスパイショットが存在し、登場は確実視されている。11/7に開幕するEICMAでの発表は濃厚だろう。
【スズキ GSX-S1000X(仮称)|イメージCG】WEB上に流れているスパイショットは偽装されてはいるものの、GSX-Sファミリーに共通の上下2眼を継承したスタイリッシュな顔が確認できた。ナックルガード、シートなども独自装備となるハズだ。●予想発表時期:2023年秋 ●想定価格帯:170〜180万円 ●デビュー可能性:80%
【スズキ GSX-S1000GT(159万5000円)】ネイキッドのGSX-S1000にフルカウルとクルコン、フルカラーTFT液晶メーター、 ETC2.0車載器などを与えたツアラー。S1000からはシートレールやハンドルも改修されている。■水冷4スト並列4気筒 998㏄ 150㎰ /11000rpm 10.7㎏-m/9250rpm ■車重226㎏ シート高810㎜ 燃料タンク容量19ℓ
【ヤマハ トレーサー9 GT(149万6000円)】MT-09系の3気筒+アルミフレームに前後17インチを持つオンロード系SUV。電制サスも自慢だ。レーダー連動のアシストブレーキを搭載した上級版「+」が10月に登場している。■水冷4スト並列3気筒 888㏄ 120㎰ /10000rpm 9.5㎏-m/7000rpm ■車重220㎏ シート高820/835㎜ 燃料タンク容量18ℓ
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