変化球:奇をてらったワケじゃない!
“本物”に寄せるがために、手間やコストをかけ過ぎるコトもある。RZV500RのV4やKR250のタンデムツインはその好例。GX750の3気筒も、いまだにコアなファン多し!
‘84〜 YAMAHA RZV500R:異なるエンジンを合体!
YZR500(0W61)のレプリカ。市販車に必要な補器類スペース確保のため、V4の前2気筒はクランクケースリードバルブで、後2気筒がピストンリードバルブと異なる方式を合体!
‘84〜 KAWASAKI KR250:じつはガチなレプリカ
WGP250で4度チャンピオンを獲得した同名ワークスマシンのレプリカ。単気筒を前後に並べた(タンデム)スリムな2気筒は、吸気方式もレースライクなロータリー&リードバルブ。
‘76〜 YAMAHA GX750:敢えて3気筒で勝負!
CBやZの4気筒に対抗すべく、独創性の3気筒でチャレンジするも…。サイドカムチェーンやバランサーなどメカも凝っていた。
‘89〜 HONDA ST1100 PAN EUROPEAN0:V4を縦置き
ホンダのV4はレースでも大活躍した名機揃いだが、“縦置き”はかなりレア。後継モデルが’16年までCTX1300として販売。
各社のターボ:残念ながら“過去のメカ”に
‘80年代に四輪でターボが流行し、バイクも国内全社がターボ車を発売(すべて輸出モデル)。過給により大馬力を発揮できるが、ターボラグなどレスポンスや過渡特特性の問題もあり、バイクではメジャーになれなかった。
‘81〜 HONDA CX500 TURBO:市販量産バイク初のターボ車
GL500のV型2気筒をベースに、ホンダ初の電子制御式FIも装備して82psを発揮。
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