
JAF岐阜支部の協力で、越前美濃街道広域観光交流推進協議会主催の「越前美濃街道ドライブスタンプラリー」が開催される。秋の行楽シーズンに、ドライブやツーリングにスタンプラリーの楽しみを追加することで、岐阜県や福井県の魅力を再発見してもらう企画だ。開催は2023年8月19日(土)~11月30日(木)までとなっている。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:日本自動車連盟(JAF)
越前美濃街道武将ドライブスタンプラリー2023概要
昨年同様、武将をテーマに岐阜県美濃市・郡上市、福井県福井市・大野市に設置された12スポットをドライバーやライダーに巡ってもらう内容だ。下記12スポットのうち3スポット以上を巡ると、以下の賞品が抽選で当たる。JAF岐阜支部は、このスタンプラリーのシステムを提供し、観光振興のための広報を行うことで、主催者である越前美濃街道広域観光交流推進協議会に協力している。
岐阜県の6スポット
美濃和紙の里会館(岐阜県美濃市蕨生1851-3)
和紙の歴史や製造工程、本美濃紙がユネスコ無形文化遺産に登録された経緯など、美濃和紙の基本を学ぶことができる観光施設だ。徳川家康が「関ヶ原の戦い」に臨む際に軍勢を指揮するため、美濃の和紙を使って作らせたと言われる采配(レプリカ)が展示されている。
小倉山城跡(岐阜県美濃市泉町1571-1)
関ケ原の合戦で武功を上げた金森長近が、慶長6年(1601年)に隠居城として築いた「小倉山城」。長近の死後は、跡継ぎ長光の幼死により断絶、破却した。現在は城跡が小倉公園として整備され、城郭を模した展望台からは、長良川からうだつの上がる町並みにいたるまで、美濃市の景色を一望することができる。
うだつの上がる町並み(岐阜県美濃市加治屋町1959-1)
戦国武将の金森長近によって「小倉山城」とともに造られた城下町が、400余年を経た今に残る「うだつの上がる町並み」だ。当初うだつは火災の進行を遅らせる防火壁だった。それが時代の変化とともに華美で立派になり、裕福な家の富の象徴とされた。暮らしが上向かない意の言葉「うだつが上がらない」の由来でもある。
郡上八幡城(岐阜県郡上市八幡町柳町一の平659)
戦国時代末期に遠藤盛数が「赤谷山城の戦い」で構えた陣に起源をもつ郡上八幡城。昭和8年(1933年)に、未来に伝わる郡上八幡のシンボルとなるよう願いを込めて、木造の模擬天守が再建され、80年以上経た現在も、日本最古の木造再建城として、郡上の歴史を今に伝えている。
古今伝授の里フィールドミュージアム(岐阜県郡上市大和町牧912-1)
中世の郡上を治めた東氏は、和歌に優れた才能をみせた一族で、居城とした篠脇城の麓一帯は「古今伝授の里フィールドミュージアム」として整備され、東氏館跡庭園、東氏記念館、和歌文学館に加え、レストランや茶屋、和小物ショップを配し、趣きのある散策を楽しむことができる。
道の駅明宝(岐阜県郡上市明宝大谷1015)
明宝のシンボル「磨墨(するすみ)」は、源頼朝の愛馬と伝えられ、「宇治川の先陣争い」で梶原源太景季が乗った名馬だ。その生誕地である明宝の「道の駅明宝(磨墨の里公園)」では、中央に建つ「名馬磨墨の像」がシンボルとなっている。道の駅では、明宝ハムなど多くの特産品やお土産、グルメを楽しむことができる。
福井県の6スポット
越前大野城(福井県大野市城町3-109)
織田信長に仕えていた武将、金森長近が築いた亀山(標高249m)にそびえる平山城で、麓には城下町がある。10月下旬から春先にかけては、城下町が雲海に包まれ「天空の城」となる。2024年は金森長近公生誕500年を迎える。
朝倉義景墓所(福井県大野市泉町10)
織田信長との戦いに敗れ、大野で自害した越前の戦国大名朝倉義景の墓所で、その横には義景公園も整備され、園内にある水琴窟では琴の音に似た美しい反響音を楽しむことができる。
武家屋敷旧内山家(福井県大野市城町10−7)
幕末期大野藩の財政再建に大きな功績を残した家老、内山良休・隆佐兄弟を輩出した内山家の屋敷で、数奇屋風庭園を眺めながら、お茶がいただける。夏季には涼しさと日本らしさとを楽しむことができる城見障子が期間限定で設置され、また、冬季には色鮮やかな絵障子が数寄屋風書院を彩る。
一乗谷朝倉氏遺跡(福井県福井市城戸ノ内町28-37)
戦国時代に朝倉氏5代が103年間にわたって治めた城下町。遺跡が国の三重指定(特別史跡、特別名勝、重要文化財)を受けていて、2019年5月に日本遺産に認定された。
柴田神社(福井県福井市中央1丁目21-17)
信長の死後に後継者の擁立をめぐって豊臣秀吉と争い、北ノ庄城で自害した柴田勝家とその妻お市の方を祀っている神社だ。現在、柴田神社には柴田勝家の像をはじめ、北ノ庄城唯一の遺物や鬼瓦、勝家の時代に造られた足羽川・九十九橋に使われたという石柱などが大切に保管されている。
明智神社(福井県福井市東大味町)
明智光秀が朝倉氏に身を寄せていたときの屋敷跡で、娘の玉(後の細川ガラシャ)の生誕地と伝わっている。越前一向一揆掃討作戦の際、光秀が柴田勝家らに出させた安堵状により村が守られたことから、現在に至るまで、東大味の人々は光秀を慕いこの神社を守り続けている。
参加方法
スマートフォンを持っていれば、誰でも参加可能だ。
- 「越前美濃街道武将ドライブスタンプラリー2023」のウェブページにアクセスし、「参加する」ボタンを押す
- 対象施設に行き、スマートフォンの位置情報をオンにして、デジタルスタンプを取得
- 希望する特典の数のスタンプを集め、ウェブから応募
特典
- 越前美濃シルバー賞:3スポットクリアで2,000円相当の特産品等、4名
- 越前美濃ゴールド賞:5スポットクリアで5,000円相当の特産品等、4名
- 越前美濃プラチナ賞:7スポットクリアで10,000円相当の特産品等、4名
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
ホンダ「CB1000F SE コンセプト」が鈴鹿8耐で世界初公開! 8月1日より予選が始まった“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会のホンダブースにて、CB1000F SE コンセプト[…]
ホンダ初の本格的電動モーターサイクルが間もなく……? 2024年秋のEICMAで世界初公開された電動二輪車のコンセプトモデル「EV Fun Concept(イーヴィー ファン コンセプト)」は、202[…]
情報量が渋滞しすぎィ! ホンダは本日、突如としてHonda×Kuromiのスペシャルサイトを公開。Kuromiとはサンリオのキャラクターで、自称マイメロディのライバルだ。サンリオの公式ページには「乱暴[…]
鈴鹿8耐ヤマハブース、歴代マシンと最新鋭機が共演! 2025年に創立70周年の節目を迎えたヤマハが、6年ぶりに鈴鹿8耐にファクトリー参戦を果たし、会場は大いに盛り上がった。ヤマハブースでは、今年の8耐[…]
9月7日(日)に単車神社で年に一度の「例大祭・交通安全祈年祭」 新聞やTV、ネットニュースに触れると、毎日のようにバイク事故の報道を目にします。“ヤング・アット・ハート”かつ賢明な皆さんは、こういった[…]
最新の関連記事(ツーリング)
9月7日(日)に単車神社で年に一度の「例大祭・交通安全祈年祭」 新聞やTV、ネットニュースに触れると、毎日のようにバイク事故の報道を目にします。“ヤング・アット・ハート”かつ賢明な皆さんは、こういった[…]
四季折々の絶景が楽しめる鳥取県 そもそも鳥取県は、ツーリングに適した自然環境と道路条件が揃った場所。日本海沿いの雄大な海岸線から、大山・蒜山高原エリアの山々まで、変化に富んだ絶景ルートが点在し、四季折[…]
ツーリングの持ち物【最低限必要な基本アイテム】 オートバイ趣味のもっとも一般的な楽しみ方は、オートバイならではの機動力や爽快さを満喫しながら好きな場所へ自由に行くこと。いわゆるツーリングです。 初心者[…]
松戸市〜成田市を結ぶ国道464号の発展 かつて、千葉県の北総地区は高速道路のアクセスが今ひとつ芳しくなかった。 常磐自動車道・柏インターや京葉道路・原木インターからもちょっとばかり離れているため、例[…]
房総フラワーラインとは?バイク乗りに人気の理由 房総フラワーラインは、千葉県の房総半島南端をぐるっと周遊する約46kmのルートです。千葉県館山市下町交差点から南房総市和田町までの海沿いを巡り、上掲のG[…]
人気記事ランキング(全体)
新たな時代の「角Z」:スタイルと操案の狭間で揺れたZ1-Rの人気 Z1からZ1000までリファインを重ねて完成度を高めた“丸Z”だが、1970年代後半にはスズキのGS750/1000のようなライバル車[…]
取り付けから録画までスマートすぎるドライブレコーダー ドライブレコーダーを取り付ける際、ネックになるのが電源確保のための配線作業だ。バイクへの取り付けともなると、専門知識や工具、あるいは高めの工賃が必[…]
2ストGPマシン開発を決断、その僅か9ヶ月後にプロトは走り出した! ホンダは1967年に50cc、125cc、250cc、350cc、そして500ccクラスの5クラスでメーカータイトル全制覇の後、FI[…]
3つの冷却プレートで最大-25℃を実現 2025年最新モデルの「ペルチェベスト」は、半導体冷却システムを採用し、背中に冷たい缶ジュースを当てたような感覚をわずか1秒で体感できる画期的なウェアです。小型[…]
フレームまで変わるモデルチェンジ、かつリヤキャリアを新装備してたったの+6600円 スズキは、グローバルで先行発表されていた新型「アドレス125」の国内導入を正式発表。基本スタイリングは継承しながら、[…]
最新の投稿記事(全体)
メーカー自体が存在しない絶版車のメンテやレストアは難しい 日本のバイクメーカーは今でこそ4社に集約されていますが、1950年代には大小含めて数十社のメーカーが林立していました。第二次世界大戦で疲弊した[…]
国内規制に合わせてエンジンを再設計 ホンダのCB750フォア(1969年)の発売と前後して、大型バイクの事故の増加や暴走族が社会問題化し、国内では750ccを超える排気量のバイクを販売しない自主規制が[…]
ホンダ「CB1000F SE コンセプト」が鈴鹿8耐で世界初公開! 8月1日より予選が始まった“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会のホンダブースにて、CB1000F SE コンセプト[…]
最小限のカスタムでクルーザーをアドベンチャーマシン化 1200ccという大排気量の水平対向エンジンを心臓部に持つBMWのヘリテイジモデル、R12シリーズ。その新しいバリエーションとして2025年5月に[…]
キャッチニッパー :作業後のゴミが減り掃除が楽になる、切れ端を飛ばさないキャッチ機能付き 配線や結束バンドを切断した際に切れ端が飛び散るのは仕方がないというのが一般的な常識に対して、一方の刃にプレート[…]