
ロイヤルエンフィールドは、インド本国の公式サイトおよび各SNSでティーザーを開始した。そこに描き出される車名ロゴは「BULLET」であり、 SNSには『#BulletMeriJaan(我が愛しのブリット=弾丸)』のハッシュタグが用いられている。これ、クラシック350/メテオ350らに続く兄弟車かと思っていたら、どうやらそれだけではなく──。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
『ブリット350』、『ブリット500』、『ブリットSixty-5(650?)』、さらに『ブリット E(Electra)』だとぉ??
ロイヤルエンフィールドがSNSを中心にティーザーを開始した。1932年から途切れなく続く最古の車名『BULLET(ブリット=弾丸)』に最新モデルが登場するという主旨なのだが、次々と映し出される車名ロゴが多岐にわたりすぎていた。
「ブリット350」については、すでに販売中のメテオ350、クラシック350、ハンター350の兄弟車であることは想像に難くない。各車に共通する、空冷・20.2psの単気筒エンジンを最新フレームに搭載すると見て間違いないだろう。
動画に映し出された、新型と思われるエンブレム。王冠マークは現行モデルにない。
そしてここからが凄い。映像ではこちらが最初に映し出されるが、「ブリット500」である。これは、しばらく絶えていた500㏄単気筒を搭載するブリットと見られ、欧州をはじめとしたグローバルな戦略車として鮮烈なデビューとなりそう。
さらに気になるのは「ブリット E(またはブリット エレクトラ?」だろう。ひねりなく捉えるなら電動バージョンということになるのではないか。伝統的なモーターサイクルのスタイルを守り続けるロイヤルエンフィールドが電動バイクを投入するとしたら、どのような姿と乗り味になるのか。想像するだけでワクワクせずにはいられない。
そして「ブリットSixty-5」だ。これを素直に受け取るなら、コンチネンタルGT650やINT650、スーパーメテオ650らと同じ空冷2気筒エンジンを搭載すると考えられる。
2020年モデル以降、あまり存在感のなかったブリットシリーズを一気に展開し、ロイヤルエンフィールドのラインナップの主役に据えるのでは……。そう思えるが、すべての答え合わせは2023年9月1日。
趣味性と実用性を兼ね備えるミドルクラスで覇権を狙うロイヤルエンフィールド、次の一手に大注目だ!
こちらは現行モデルのブリット350。このスタイリングが踏襲されそうだ。
X(旧Twitter)に投稿された『One name. Nine decades.』
移り変わる車名ロゴを見よ! ひとつの名で90年、100万の物語を紡いだブリットの新章が始まる!
One name. Nine decades. Millions of stories. A new chapter begins. 01.09.2023. #BulletMeriJaan#RoyalEnfieldBullet #RoyalEnfield #RidePure #PureMotorcycling pic.twitter.com/TZt8g4m00R
— Royal Enfield (@royalenfield) August 28, 2023
【動画】歴代 BULLET
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
GB350CのカラーバリエーションCG 全3色をまとめて見る “GBカフェ”はオプションパーツで製作可能!! ホンダは4月27日に「GB350C」という商標を出願し、これが5月10日に公開されている。[…]
エンジン自体は「500」を見越した設計だ GB350に常につきまとう「500cc存在説」。その噂の出元をひも解いていくと、2021年春に開催されたメディア向け試乗会にたどり着く。ホンダの主催で千葉県南[…]
ハーレーダビッドソン「X440」の写真をまとめて見る(全26点) 350ccのライバル勢に対し440ccシングルで対抗 ハーレーダビッドソンのブランニューモデル「X440」がインドで発表された! エン[…]
ターゲットを変えて3機種を作り分けるロイヤルエンフィールドの350ccシリーズ よく作り分けているなぁ、と感心する。普通自動二輪免許で乗れるロイヤルエンフィールド、メテオ350/クラシック350/ハン[…]
最新の関連記事(ロイヤルエンフィールド)
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
重厚感とユーザー寄りのデザインと扱いやすさが魅力本物のクラシックテイストがロイヤルエンフィールドの特長 1901年にイギリスで創業したロイヤルエンフィールドは、世界最古のバイクブランドとして長い歴史の[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
ニューモデル攻勢は一段落。これからは収穫の時期 REを追うライバルも続々登場しているなか、商品展開も次のステージに移行すると考えていいのだろうか。 「たしかにそうですが、REは他社の競合機種をあまり意[…]
クラシックなボバースタイルをもつ”個性爆発”のゴアン クラシック350 名は体を表すというが、ロイヤルエンフィールドのニューモデル「ゴアン クラシック350」が表現するものは何か? 英国発祥のロイヤル[…]
最新の関連記事(新型ヘリテイジ/ネオクラシック)
クラシックなボバースタイルをもつ”個性爆発”のゴアン クラシック350 名は体を表すというが、ロイヤルエンフィールドのニューモデル「ゴアン クラシック350」が表現するものは何か? 英国発祥のロイヤル[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
英国生まれインド育ち:クラシック風味に全振りしたモデル 現存するオートバイブランドでは最古(大元のジョージ・タウンゼンド・アンド・カンパニーの創業は1851年! )と呼ばれ、1901年にオートバイの生[…]
ホンダCB1300スーパーフォア/SP ファイナルエディション 頂点のバイクに今さら“付け足すもの”などない 1992年に「PROJECT BIG-1」が発動されセンセーショナルに登場したCB1000[…]
往年の名車をオマージュしたヘリテイジにアドベンチャーバイクの原点が登場! BMWは、1170cc空油冷水平対向2気筒エンジンを搭載するヘリテイジシリーズに、『R 12 G/S』を投入する。BMWのホー[…]
人気記事ランキング(全体)
実は大型二輪の408cc! 初代はコンチハンのみで37馬力 ご存じ初代モデルは全車408ccのために発売翌年に導入された中型免許では乗車不可。そのため’90年代前半頃まで中古市場で398cc版の方が人[…]
エアインパクトレンチ:手のひらに収まるサイズで500Nmを発揮。狭い場所で活躍する力自慢 ガレージにエアコンプレッサーを導入したら、まず揃えておきたいのがエアブローガンとエアゲージ、そしてインパクトレ[…]
カワサキの新世代モビリティが大阪万博で公開 2025年日本国際博覧会、通称「大阪万博」のカワサキブースで、未来のオフロードビークル「CORLEO(コルレオ)」が注目を集めている。バイクのように乗車する[…]
2ストエンジンの新時代を切り開いた名車 1980年代中頃、スズキのガンマ、ホンダのNSと、高性能レプリカが矢継ぎ早に出揃い、大ヒットを記録していた。 この潮流をみたヤマハはRZ250Rにカウルを装着し[…]
筑波サーキットにH-D Xたちが集合 H-D Xでのサーキット走行をおすすめしたい。X350はあきらかにXR750をモチーフとしたデザイン。「スポーツライディングを楽しんでほしい」というメーカーからの[…]
最新の投稿記事(全体)
新型スーパースポーツ「YZF-R9」の国内導入を2025年春以降に発表 欧州および北米ではすでに正式発表されている新型スーパースポーツモデル「YZF-R9」。日本国内にも2025年春以降に導入されると[…]
北米にもあるイエローグラフィック! スズキ イエローマジックといえば、モトクロスやスーパークロスで長年にわたって活躍してきた競技用マシン「RMシリーズ」を思い浮かべる方も少なくないだろう。少なくとも一[…]
アルミだらけで個性が薄くなったスーパースポーツに、スチールパイプの逞しい懐かしさを耐久レーサーに重ねる…… ン? GSX-Rに1200? それにSSって?……濃いスズキファンなら知っているGS1200[…]
他の積載方法とは異なる、シートバッグの利便性 2輪でツーリングをする際の荷物の積載方法は、①ストレッチコード/ネット、②タンデムシート上部に装着するシートバッグ、③後輪左右に設置するサイドバッグ、④車[…]
昨年の最終戦から連勝を続けた水野涼 2025年の全日本ロードレース選手権がようやく4月19日・20日に栃木県・モビリティリゾートもてぎで開幕しました。4月9日・10日には、PRE-TEST “Roun[…]
- 1
- 2