
スズキは北米で、1037ccのV型2気筒エンジンを搭載するアドベンチャーモデル「Vストローム1050/DE/DEアドベンチャー」および645ccの「Vストローム650/XT/XTアドベンチャー」にニューカラーを設定し、2024年モデルとして発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
1050DEは前年踏襲、無印1050に新色!
北米スズキは、V型2気筒を搭載するVストロームシリーズ、1034ccの「Vストローム1050シリーズ」、645ccの「Vストローム650シリーズ」のニューカラーを発表した。
前輪21インチを採用するVストローム1050DE/DEアドベンチャーは前年カラーを踏襲しているが、前輪19インチのVストローム1050は新色のグラスブレイズオレンジ×メタリックマットブラックNo.2に置き換えられた。このオレンジはパリダカレーサーレプリカのDR750をイメージしたものと思われ、
Vストローム650シリーズは、キャストホイールの無印650に新色グレー、ワイヤースポークホイールのXTに新色ブラック、パニアケース装着モデルのXTアドベンチャーにはブルー×ホワイトが設定された。それぞれすでに欧州で発表されたものを同じカラー&グラフィックと思われる。
すべてのバリエーションに各1色ずつというラインナップで、ユーザーに選びやすい設定としている。なお、並列2気筒エンジンのVストローム850DEについては2023年モデル表記のままになっている。こちらは後日改めてということになるだろうか。
カラーリングの元ネタはこちら?
【’88 SUZUKI DR750】ADVで流行のクチバシは、パリダカレーサーレプリカのスズキDR750が元祖。本作もこの流れを汲みつつ、一段と軽量スリム感を演出している。外装はシャープかつフラット面構成でタフさを強調した。
SUZUKI V-STROM 1050[2024 U.S. model]
主要諸元■全長2265 全幅940 全高1515 軸距1555 シート高855(各mm) 車重242kg■水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ 1037cc 出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量20L■タイヤサイズF=110/80R19 R=150/70R17 ●北米参考価格:1万5299ドル ※諸元は北米仕様
SUZUKI V-STROM 1050DE / DE Adventure[2024 U.S. model]
主要諸元■全長2390 全幅960 全高1505 軸距1505 シート高880(各mm) 車重252kg■水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ 1037cc 出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量20L■タイヤサイズF=90/90-21 R=150/70R17 ●北米参考価格:DE=1万6199ドル/DEアドベンチャー=1万7799ドル ※諸元は北米仕様DE
SUZUKI V-STROM 1050DE Adventure[2024 U.S. model]Pearl Vigor Blue / Pearl Brilliant White
SUZUKI V-STROM 650 / XT / XT Adventure[2024 U.S. model]
主要諸元■全長2275 全幅910 全高1405 軸距1560 シート高835(各mm) 車重216kg■水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ 645cc 出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量20L■タイヤサイズF=110/80R19 R=150/70R17 ●北米参考価格:650=9199ドル/XT=9699ドル/XTアドベンチャー=1万899ドル ※諸元は北米仕様XT
SUZUKI V-STROM 650 XT Adventure[2024 U.S. model]Pearl Vigor Blue / Pearl Brilliant White
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(Vストローム1050/DE)
双方向クイックシフト&クルーズコントロール搭載、ホイールサイズが異なる2車 スズキは、国内向け2025年モデルとして「Vストローム1050」およびバリエーションモデルの「Vストローム1050DE」をカ[…]
装いを新たにしたスズキ スポーツアドベンチャーの長兄 Vストローム1050は低中速域のトルクを維持しながら高回転域での伸びがある、1036cc水冷4サイクル90°VツインDOHC4バルブエンジンを搭載[…]
スズキは、同社のアドベンチャーモデル「Vストローム」シリーズのユーザー参加型イベント「Vストロームミーティング 2023」を昨年に引き続き開催すると発表した。すでにオンラインストアではオリジナルグッズ[…]
クルマだけでなくバイクも好きなら、スズキ「Vストローム1050」に注目してほしい 四輪で世界的にクロスオーバーSUVがブームになっているように、二輪ではアドベンチャーモデルに注目が集まっている今日。 […]
スズキVストローム1050DE 概要 [◯] 乗り心地の良さに感動。エンジンは熟成の極み ’20年モデルで新排ガス規制に適合し、現行のスタイリングとなったVストローム1050/XT。アルミキャストホイ[…]
最新の関連記事(Vストローム650/XT)
スクエアデザインの1050/800/250SXに対し、650と250は穏やかな意匠 スズキは、「Vストローム650」および「Vストローム650XT」の価格を改定し、2025年2月5日に発売すると発表し[…]
スクエアデザインの1050/800/250SXに対し、650と250は穏やかな意匠 スズキは、Vストローム650/Vストローム650XTに新色を設定し、2024年モデルとして2月9日に発売すると発表し[…]
スズキは、同社のアドベンチャーモデル「Vストローム」シリーズのユーザー参加型イベント「Vストロームミーティング 2023」を昨年に引き続き開催すると発表した。すでにオンラインストアではオリジナルグッズ[…]
スクエアデザインの1050/800に対し、650と250は穏やかさを体現 欧州スズキは、Vストローム650/Vストローム650XTに新色を設定し、2024年モデルとして発表した。名作と言われる645c[…]
[◯] 設計の古さは感じるが大柄ゆえの長所が多々 Vストローム1000の車体にSV650のVツインを搭載し、’04年に販売がスタートしたVストローム650。’12年に初のフルチェンジを実施し、翌’13[…]
人気記事ランキング(全体)
いざという時に役に立つ小ネタ「結束バンドの外し方」 こんにちは! DIY道楽テツです。今回はすっごい「小ネタ」ですが、知っていれば間違いなくアナタの人生で救いをもたらす(大げさ?)な豆知識でございます[…]
V3の全開サウンドを鈴鹿で聞きたいっ! ここ数年で最も興奮した。少なくともヤングマシン編集部はそうだった。ホンダが昨秋のミラノショーで発表した「電動過給機付きV型3気筒エンジン」である。 V3だけでも[…]
1978 ホンダCBX 誕生の背景 多気筒化によるエンジンの高出力化は、1960年代の世界GPでホンダが実証していた。多気筒化によりエンジンストロークをショートストトークにでき、さらに1気筒当たりの動[…]
ファイナルエディションは初代風カラーでSP=白×赤、STD=黒を展開 「新しい時代にふさわしいホンダのロードスポーツ」を具現化し、本当に自分たちが乗りたいバイクをつくる――。そんな思いから発足した「プ[…]
ガソリン価格が過去最高値に迫るのに補助金は…… ガソリン代の高騰が止まりません。 全国平均ガソリン価格が1Lあたり170円以上になった場合に、1Lあたり5円を上限にして燃料元売り業者に補助金が支給され[…]
最新の投稿記事(全体)
オートレース宇部 Racing Teamの2025参戦体制 2月19日(水)、東京都のお台場にあるBMW Tokyo Bayにて、James Racing株式会社(本社:山口県宇部市/代表取締役社長:[…]
Schwabing(シュヴァービング)ジャケット クラシックなフォルムと先進的なデザインを合わせた、Heritageスタイルのジャケットです。袖にはインパクトのある伝統的なツインストライプ。肩と肘には[…]
新レプリカヘルメット「アライRX-7X NAKASUGA 4」が発売! 今シーズンもヤマハファクトリーから全日本ロードレース最高峰・JSBクラスより参戦し、通算12回の年間チャンピオンを獲得している絶[…]
小椋&チャントラの若手が昇格したアライヘルメット まずは国内メーカーということで、アライヘルメットから。 KTM陣営に加入、スズキ、ヤマハ、アプリリアに続く異なる4メーカーでの勝利を目指すマー[…]
王道ネイキッドは相変わらず人気! スズキにも参入を熱望したい 共通の775cc並列2気筒を用い、ストリートファイターのGSX-8S、フルカウルのGSX-8R、アドベンチャーのVストローム800系を展開[…]
- 1
- 2