
スズキは北米で、ネイキッドスポーツ「GSX-S1000」およびスポーツツアラー「GSX-S1000GT/GT+」にニューカラーを設定し、2024年モデルとして発表した。GSX-R1000(K5)由来の名機エンジンを搭載する2車は2021年、2022年にそれぞれ発売され、日本でも多くのファンを満足させている。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
グランドツーリング=GT+はブルーからレッドへ
スズキは北米で2024年モデル群を発表。GSX-R1000(K5)由来の並列4気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッド「GSX-S1000」および「GSX-S1000GT/GT+」は車体カラーが一新された。
特に印象が強いのはGT+の赤だろう。北米ではパニアケースを装着したモデルを設定し、車名もGT+として区別しているが、スズキはこのGT+に「キャンディダーリングレッド」を設定したのだ。従来は鮮やかな青と濃紺、そして黒というラインナップだったが、青系の代わりに赤が登場し、GT/GT+ともにラインナップされる黒はゴールドのホイールや車名ロゴの採用でアップデート、高級感を増している。
GSX-S1000GTは、かなりスポーティだったGSX-S1000Fの後継モデルとして日本では2022年に発売され、ライディングポジションの見直しをはじめ、パッセンジャーの快適性と荷物の積載性などを向上。双方向クイックシフターやクルーズコントロール、トラクションコントロールといった最新の電子制御システムで武装していた。ちなみに日本仕様にGT+はない。
ネイキッドスポーツのGSX-S1000は青をアップデートし、組み合わせる色は銀→明るい白へ。また、灰色と黒の代わりに銀が投入された。後者には差し色として赤が組み合わされ、GT+と歩調を合わせるように新たなイメージを打ち出している。
2車とも初めてのカラーチェンジ。国内への導入も期待したい!
SUZUKI GSX-S1000GT / GT+[2024 U.S. model]
主要諸元■全長2140 全幅825 全高1215 軸距1460 シート高810(各mm) 車重226kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 999cc 出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量19L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●北米参考価格:GT=1万3449ドル/GT+=1万4199ドル ※諸元は北米仕様GT
SUZUKI GSX-S1000[2024 U.S. model]
主要諸元■全長2115 全幅810 全高1080 軸距1460 シート高810(各mm) 車重214kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 999cc 出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量19L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●北米参考価格:1万1699ドル ※諸元は北米仕様
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