カワサキは北米で、ニンジャZX-10Rの2024年モデルを発表した。レーシングカラーをまとうKRTエディションをはタンクロゴを変更し、欧州仕様や日本仕様にはない新色の黒を追加。10RRはすでに発表済みだ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
北米独自のブラック追加、KRTはタンクのリバーマークがなくなり『Kawasaki Racing Team』ロゴに
カワサキは北米で、「ニンジャZX-10R」の2024年モデルを発表した。すでに日本や欧州でも2024年モデルは発表されているが、新色のブラックは世界初公開だ。
KRTエディションは、2023年モデルと基本的に同グラフィックを採用しながら、タンクロゴがリバーマーク+KRTロゴだったものから『Kawasaki Racing Team』に変わった。新色のブラックは、質感の異なる黒を組み合わせた『メタリックフラットスパークブラック×エボニー』だ。ちなみに、レーシングホモロゲーションモデルのニンジャZX-10RRについては6月に2024年モデルが発表済み。こちらもカラーリングは前年を踏襲しながら、燃料タンクのロゴが変更されている。
2021年にモデルチェンジしたニンジャZX-10Rは、エアロダイナミクスを大胆に取り入れたイカツイ表情に変わっており、クルーズコントロールの装備などますますの円熟を見せた。絶対王者と呼ばれたジョナサン・レイ選手は今シーズン苦戦中だが、彼とともに歩んできたZX-10Rの最新モデルは世界各国でファンを魅了するだろう。
KAWASAKI NINJA ZX-10R / KRT EDITION[U.S. 2024 model]
足まわりにはトップアウトスプリングを備えたφ43mmバランスフリー倒立フロントフォークとホリゾンタルバックリンク式にマウントされたBFRC-Liteリヤショックを装備し、フロントブレーキはブレンボ製M50モノブロックキャリパーでデュアル装着したφ330mmディスクを制動する。2021年モデルでアッパーカウルの大胆なデザイン変更により、ダウンフォースを発生する空力ボディを手に入れた。北米価格は2023年モデル比で400ドルの上昇。
主要諸元■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 最高出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量4.5ガロン(約17L)■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●北米価格:1万7799ドル(約258万9000円)~ ※諸元は北米仕様/日本円換算値は8/15現在
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
ニンジャZX-10RRの写真をまとめて見る(全5点) レーシングECUでアクティベートできる可変ファンネル=VAIシステム カワサキは北米で、レースホモロゲーションモデル「ニンジャZX-10RR」の2[…]
ニンジャの写真をまとめて見る(全12点) 2023年モデルよりKTRC=カワサキトラクションコントロールシステムを搭載 カワサキは北米で、ミドルクラスの2気筒スポーツバイク「ニンジャ650」の2024[…]
新型Ninja ZX-6Rの写真をまとめて見る(全31点) 636ccという独自の排気量を生かしたまま、エアロダイナミクス向上やTFTメーターで武装 カワサキは、北米と欧州で新型「Ninja ZX-6[…]
400ccクラスに4気筒が復活の狼煙! 北米価格は9699ドル=約125万5500円?! ホンダが誇るベストセラー、CB400スーパーフォア/スーパーボルドールが生産終了となったのは2022年10月。[…]
エリネーター450の写真をまとめて見る(全22点) 基本構成は日本仕様のエリミネーター/SEと変わらずか カワサキは北米でエリミネーター/SEを発表した。同時に欧州でも標準モデルとSEのブラックが発表[…]
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
消えてしまったセロー250の穴をカワサキが埋める?! カワサキの新トレッキングマシン「KLX230 シェルパ」は、2024年11月15日の発表時には11月27日発売とされたが、その後に諸事情で発売日を[…]
連続シリーズ「カワサキ水素大学」の第5弾 「カワサキ水素大学」は、カーボンニュートラル社会の切り札とされる水素エネルギーへの、川崎重工グループとしての取組み方を紹介しつつ学ぶという動画。モデルの、トラ[…]
2025年こそ直4のヘリテイジネイキッドに期待! カワサキの躍進が著しい。2023年にはEVやハイブリッド、そして2024年には待望のW230&メグロS1が市販化。ひと通り大きな峠を超えた。となれば、[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
最新の関連記事(新型スーパースポーツ)
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことが判明した[…]
グラフィック変更のブルー、完全新色のダークグレーの2本立て ヤマハがYZF-R7の国内2025年モデルを発表した。すでに北米などで発表されていたニューカラーで、前年の3色ラインナップから2色に統合され[…]
1位:2024秋発表のヤマハ新型「YZF-R9」予想CG 2024年10月に正式発表となったヤマハのスーパースポーツ・YZF-R9。2024年2月時点で掴めていた情報をお伝えした。これまでのYZF-R[…]
ミドルSSの究極を目指しフルチェンジ パニガーレはドゥカティが誇るスーパーバイクで、2018年からはV型4気筒エンジンを搭載し、その戦闘力を高めるとともに車名がパニガーレV4となった。そして2020年[…]
グラフィック変更のブルー、完全新色のダークグレーの2本立て ヤマハがYZF-R7の国内2025年モデルを発表した。すでに北米などで発表されていたニューカラーで、前年の3色ラインナップから2色に統合され[…]
人気記事ランキング(全体)
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことが判明した[…]
2025年こそ直4のヘリテイジネイキッドに期待! カワサキの躍進が著しい。2023年にはEVやハイブリッド、そして2024年には待望のW230&メグロS1が市販化。ひと通り大きな峠を超えた。となれば、[…]
一定以上のスピードの車両を自動的に撮影する「オービス」 結論から言うと、基本的にバイクはオービスに撮影されても捕まらない。そもそもオービスはバイクを取り締まるつもりがない。ただし警察にもメンツがあるか[…]
CB750/900Fと並んで進んでいた、ホンダが大攻勢に賭けた初の新エンジン! どのクルマメーカーもお手上げだったマスキー法という排気ガス規制をクリアして、ホンダが世界に認められたCVCCエンジン開発[…]
一度掴んだ税金は離さない! というお役所論理は、もういいでしょう 12月20日に与党(自民党と公明党)が取りまとめた「令和7年度税制改正大綱」の「令和7年度税制改正大綱の基本的な考え」の3ページ目に「[…]
最新の投稿記事(全体)
どんなUber Eats配達員でも必ず持っている装備といえば、スマートフォン。これがなければ、仕事を始めることすらできません。 そんなスマートフォンですが、太陽が強く照っている日に使うと画面が真っ黒に[…]
今シーズンに続き富樫虎太郎選手を起用、新加入は木村隆之介 元MotoGPライダーの中野真矢さんが率いるレーシングチーム「56RACING(56レーシング)」が、2025年のレース活動概要を発表した。 […]
全日本ST1000とASB1000の両カテゴリーを制す! 開幕2連勝を飾り、常にポイントリードし最終戦を待たずにチャンピオンを決めた全日本ST1000クラスに比べ、ARRC ASB1000クラスは、ポ[…]
一度掴んだ税金は離さない! というお役所論理は、もういいでしょう 12月20日に与党(自民党と公明党)が取りまとめた「令和7年度税制改正大綱」の「令和7年度税制改正大綱の基本的な考え」の3ページ目に「[…]
ヤマハの最先端技術の結晶、それがYZF-R1だ 今からちょうど10年前の2014年11月。イタリアはミラノで開催されたEICMAにおいて、7代目となるヤマハのフラッグシップ“YZF-R1”が華々しくデ[…]
- 1
- 2