
暑い。暑すぎる。何なんだこれは! それでも貴重なお盆休み、どうにかしてバイクに乗りたいライダーのために、ヤングマシン読者がAmazonから実際に購入した実績のある暑さ対策アイテムのうち、5点をピックアップして紹介しよう。負けるな! バイクに乗ろう! でも、熱中症にはお気をつけて!
●文:ヤングマシン編集部
専用リキッドを使った水冷式アンダーウェア〈RSタイチ リキッドウインド〉
アールエスタイチが’21年にリリースした水冷アンダーウェアシステム”リキッドウインド”。ギャツビーと共同開発した専用冷却リキッドを、腰に下げたボトルからチューブを伝って首まわりに給水、ウェアを直接濡らして気化熱で温度を下げる仕組み。リキッドには清涼/消臭成分が適切に配合されており、走行風に応じて爽快感が持続する。
給水のためのポンプやチューブなどがセットになったスターターキットに加え、胸元の保水力を高めた専用設計のアンダーシャツ、冷却リキッドの3点セットが基本。バッテリーや氷水に頼らず、体感温度を下げることができるアイテムだ。
停止時にラク! タンクに取り付ける送風機〈コミネ ターボファン付きタンクバッグ〉
走れば涼しい…とは言うものの、足を止めざるを得ない酷暑の渋滞はライダーにとってまさに地獄。そんなときに有用なのがコミネのターボファン付きタンクバッグだ。タンクに取り付けた送風ファン本体からホースが伸びており、服の中に風を送り込んで涼を取る構造だ。
車載の12Vバッテリーから給電可能で、タンクへの取り付けは吸盤を用いるため、幅広い車両で使用できるのも強み。日中の街乗りや、事前に渋滞が予想されるタイミングにぜひ。
体感気温マイナス10度を達成〈ガツンと冷える”水冷ベスト”〉
さまざまなメーカーから発売されている水冷ベスト。基本的にはバッテリーで駆動し、背部のタンクに入れた氷水をベスト内のチューブに循環させて身体を冷却するシステムだ。氷のかわりに凍ったペットボトルが使用可能だったり、ライダーを意識して薄型化を追求したモデルもある。
サンコーの「ガツンと冷える”水冷ベスト”」には10000mAhのモバイルバッテリーが付属し、フル充電で最大21時間稼働する。ペットボトル1本(+水道水300ml)につき3時間の冷却効果を謳っているため、休憩時にコンビニ等で買い足していけばロングツーリングでも威力を発揮してくれる。
4つの氷嚢を装備して強制冷却!〈アイトス アイスベスト〉
ワークウェアを手掛けるアイトスのアイスベスト。ポケットが背面に2つ、両脇腹に1つずつ付いており、氷嚢を入れて使用するという極めてシンプルな構造だ。それゆえに冷却効果は抜群で、求めやすい価格で手に入るのも魅力である。
当然のことながら持続時間は氷が溶けてしまうまでとなるが、短時間で終える小規模ツーリングや日中のみと割り切った使用であれば、まず間違いなく効果を実感できるだろう。むしろ、冷やしすぎにも注意だ。
Amazonランキング1位! お手軽な接触冷感インナー【おたふく手袋 冷感消臭パワーストレッチ長袖ハイネックシャツ JW-625】
手袋から始まり、ワーク商品の老舗であるおたふく手袋が手掛けるインナーシリーズ”BODY TOUGHNESS”。その夏用インナーが接触冷感/吸汗速乾/消臭効果に加えてコンプレッション機能を備え、しかも安価。Amazonのメンズコンプレッショントップス部門売上ランキングでも1位を達成している(2023年8月1日現在)。
中でも人気なのが、日焼けから首まわりを守るハイネックタイプ。サイズ展開も豊富で、どんな体型でも着用できるのが魅力だ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(夏の暑さ対策)
2層構造ポリエステル生地が生み出すドライ性能 「ドラスティックドライ」シリーズの最大の特徴は、独自に開発された2層構造のポリエステル生地にある。この特殊な生地構造は、肌に接する内側の層と、外側の層で異[…]
夏場はサイドスタンドがアスファルトにめり込む危険性あり!いったいどういうこと? 駐車場などに使われている一般的なアスファルトについて、その軟化点は47.0〜55.0℃と言われていますが、夏場の強烈な直[…]
1分でわかる記事ダイジェスト とにかく暑すぎる真夏のツーリング 連日、猛暑が続いている。ライダーにとって、ツーリングをする際の気温や天候って非常に気になるもの。真夏の沖縄で、白バイに乗車した際の暑さ対[…]
[A] 猛暑日はライダーへの負担がハンパなく大きい。自分で絶対守る何箇条かを決める覚悟が必須 避けるべきシチュエーション 真夏にバイクに乗る経験がまだ少ない方は、照りつける直射日光と照り返すアスファル[…]
おすすめのヘルメット用洗剤は? イヤなニオイを抑える、定期的な内装洗浄と洗剤選び ヘルメットが発するイヤなニオイのおもな原因は、インナーパッドなどに染み込んだ汗/皮脂が酸化したり、雑菌が繁殖して発生す[…]
最新の関連記事(バイク用品)
インフレの今、価格破壊王のワークマンがまたやってくれた! 春から初夏にかけ、ツーリングのシーズンがやってきた。爽やかな空気を全身に浴びてのライディングは最高だ。しかし…この期間はジメジメ・シトシトの梅[…]
どの製品を選択するべきかで大いに悩む 少し前に当サイトでお伝えした通り、最近の僕はツーリングで重宝する積載系アイテムとして、タナックスがMOTOFIZZブランドとして販売する、ミニフィールドシートバッ[…]
他の積載方法とは異なる、シートバッグの利便性 2輪でツーリングをする際の荷物の積載方法は、①ストレッチコード/ネット、②タンデムシート上部に装着するシートバッグ、③後輪左右に設置するサイドバッグ、④車[…]
2層構造ポリエステル生地が生み出すドライ性能 「ドラスティックドライ」シリーズの最大の特徴は、独自に開発された2層構造のポリエステル生地にある。この特殊な生地構造は、肌に接する内側の層と、外側の層で異[…]
高品質な『ラメ感』を演出する特殊塗装を用いたデラックス仕様 『CLASSIC AIR』は、フェイスガードを持たないオープンフェイスヘルメットで、帽体部にベンチレーションホールやスポイラーをいっさい装備[…]
人気記事ランキング(全体)
【ご注意】本記事は、エンジンオイルの過剰注入がエンジンに与える影響を確認するための実験であり、一般使用車両での実施や再現を推奨するものではありませんのでご了承ください。 オイルの規定量は守らなくちゃイ[…]
インフレの今、価格破壊王のワークマンがまたやってくれた! 春から初夏にかけ、ツーリングのシーズンがやってきた。爽やかな空気を全身に浴びてのライディングは最高だ。しかし…この期間はジメジメ・シトシトの梅[…]
その姿、まるでGB400TT MkIIの正統後継者! 欧州ホンダは、2025年も例年通りカスタムコンテスを開催。これは正規ディーラーがホンダ車をベースにカスタムを手がけ、オンライン投票で最優秀マシンを[…]
圧倒的に軽いCB1000Fコンセプト。足着き性も良好だ CB1000FコンセプトをCB1300スーパーフォアと比較すると、前者の方がコンパクトで引き起こしも圧倒的にラク。ただ跨ってみると意外と大柄な印[…]
フェイスリフトと前後サスペンションの再設定 ホンダが「XL750トランザルプ」の国内2025年モデルを発売する。CB750ホーネットに似た2眼ヘッドライトを新たに採用し、センターダクトを設けたウインド[…]
最新の投稿記事(全体)
1位:CB400FOURは前期型→後期I型/II型でなにがちがう? 1974年に初登場したホンダCB400フォアは、初代とそれ以降でなにが違うのかを紹介した。ご存じ初代モデルは全車408ccのために発[…]
“Neo Retro”ロードスポーツ:2016年モデル 発売は2016年4月15日。現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロ[…]
2003年モデル概要:MotoGP直系の先進技術を取り入れたSSとして登場 2003年当時、最先端のMotoGPマシンだった「RC211V」で培った先進技術とスタイリングを随所に取り入れ開発された。初[…]
歴史的な価値のあるパーツに使われることが多いマグリコート ホイールやエンジンカバー、といっても一般的な市販モデルではなく、アフターマーケットパーツやレース用のホイールやカバー類に使われることの多い、マ[…]
ネオクラシックながら”新しさ”で対抗 ヘリテージやネオクラシックと呼ばれるカテゴリーで、登場以来絶対的な人気を誇るカワサキのZ900RSシリーズ。現代スポーツネイキッドをベースに、名車Z1を絶妙にアレ[…]
- 1
- 2