
ピアッジオグループジャパンは、伝統のスタイルにモダンとスポーティを融合した『ベスパGTV』を7月18日に発売した。8月上旬より順次出荷され、全国のベスパ正規販売店にて購入可能だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:ベスパ
街乗りからツーリングまで使えるスポーティでポップなベスパ
ベスパGTVは、シリーズ最大排気量となる278cc水冷単気筒エンジンを搭載するスポーティなモデルだ。最大出力は23.8psで、GTSベースのビッグボディと相まってロングクルージングも楽しめるベスパとなっている。
外観の特徴は、セイジョルニと同じくフロントフェンダー上に設置されたヘッドライトで、伝統的でクラシカルなルックスながらも最新モデルらしくLEDを採用している。
シングル風シートにはリアシートフェアリングを標準装備するが、取り外せばタンデム走行も可能だ。前後ホイールは5本スポークのアルミキャストを採用する。ホイールのほか、ヘッドライトやボディのトリム、マフラーカバーはマットブラック仕上げとし、スポーティなルックスを強調している。
円形のデジタルメーターはバーハンドルの中央に置かれ、小ぶりなトップフェアリング内に収められている。メーターには速度のほか最高/平均速度、瞬間/平均燃費、航続距離、バッテリー電圧などを表示する。スマートフォンと無線接続できる『ベスパMIAシステム』(オプション設定。日本導入未定)も搭載している。
ユーティリティではこのほかにキーレスシステム、レッグシールド内側の収納スペースにUSBポートを採用しており、利便性を大幅に向上させた。電子制御デバイスではABSのほかにトラクションコントロールも搭載し、安全性を高めている。
スポーティなスタイルと走行性能を持ちながらも、ポップなカラーリングで街乗りもおしゃれに楽しめる。300HPEエンジンのゆとりあるパワーとトルクは週末ツーリングも難なくこなすことができ、オールマイティに楽しめるベスパだ。
VESPA GTV
VESPA GTV
VESPA GTV
【VESPA GTV】主要諸元■全長1980 全幅765 全高── 軸距1380 シート高790(各mm) 車重163kg■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 278cc 23.8ps/8250rpm 2.65kg-m/5250rpm 無段階オートマチック(CVT) 燃料タンク容量8.5L■タイヤサイズF=120/70-12 R=130/70-12 ●価格:91万3000円 ●色:薄茶 ●発売日:2023年7月18日(出荷は8月上旬から)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ベスパ)
世界限定888台で199万9800円! 干支の巳をモチーフとした特別仕様車 ピアッジオグループは近年、その年の干支をデザインモチーフとした特別仕様車を発売し、好評を博している。このたび発表された『ベス[…]
プラットフォームを同一とする姉妹シリーズ 「プリマベーラ」と「スプリント」はスチールモノコックボディにパワフルで低燃費のi-getエンジンを搭載し、ホイールベースや車重、エンジンの最高出力などは同一ス[…]
乗りやすさそのままに爽やかなブルーとビビッドなイエローが追加 ベスパLXは、2005年のベスパブランド誕生60周年を記念して生まれたモデル。エレガントでクラシカルな外観とコンパクトで使い勝手のいい車体[…]
今回オイル交換で使用したスーパーゾイルシリーズ ベスパ200ラリーのギヤオイル交換作業開始[…]
2サイクル用エンジンオイルはガソリンと混ざりやすい性能も必要 2サイクルエンジンを搭載したベスパは、“混合ガソリン”仕様として知られている。バイクブームだった1980年代には、数多くのベスパが街中に溢[…]
最新の関連記事(新型スクーター)
発進加速をサポートし、燃費も節約 レトロポップなスタイリングの原付二種スクーターが、市販予定車として大阪モーターサイクルショーに登場した。その名も「Fazzio(ファツィオ)」は、タイやインドネシアな[…]
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
兄貴分NMAX155と共通の車体に124ccブルーコアエンジンを搭載 ヤマハの原付二種スポーティスクーター「NMAX」がマイナーチェンジを受けた。従来のシックな雰囲気からアグレッシブな外観に刷新され、[…]
従来は縦2連だったメーターが横2連配置に ヤマハは、2017年に日本で販売開始(欧州では2004年に誕生)したスポーツスクーター「XMAX」の2025年モデルを発表した。 2023年のモデルチェンジで[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
人気記事ランキング(全体)
タイホンダ創立60周年を記念したスペシャルエディション 特別仕様車の製作に旺盛なカブハウスは、タイホンダの創立60周年を記念した「New Monkey Chrome Legacy Limited Ed[…]
ヤンマシ勝手に断言。これでレースに出るハズだ!! 「CB1000Fコンセプト モリワキエンジニアリング(以下モリワキCB)」は、見ての通り、ホンダCB1000Fコンセプトをレーサーに仕立てたカスタムモ[…]
Q.猛暑も過ぎようやくツーリングへと出かけたのですが、曲がり角やカーブのたびにハンドルを重く感じて、内側に切れるのを左手で支え疲れ果てました。これまで快適に乗れていた愛車が、わずか2ヶ月乗らずにいたら[…]
子供の夢を、ホンダが大人げないほど本気で作る この「ホンダコライドン」は、内部のモーターや駆動用タイヤによって走行が可能な電動モビリティ。手足/首/顔も可動としてゲーム上の動きの忠実な再現を目指し、子[…]
2機種/3+2グレードで構成されるインド仕様 ホンダモーターサイクル&スクーターインディア(HMSI)は、日本でGB350シリーズとして販売され人気の空冷単気筒バイク「H’ness CB350(ハイネ[…]
最新の投稿記事(全体)
ラインナップ豊富な新生KLX230シリーズ カワサキは、KLX230シリーズをモデルチェンジするとともに、KLX230Sとしては3年ぶり(その他の無印やSMは2~5年ぶり)に復活させた。 KLX230[…]
ヘッドユニットオーディオ「WHD14+」(プレシジョンパワー):Apple CarPlay&Android Autoワイヤレス対応 高機能かつ高性能のオーディオヘッドユニットを取り扱うプレシジョンパワ[…]
原付バイク安全運転スキルアップ講習会について 本講習会は原付バイクに特化した安全運転講習会で、原付利用者の交通安全意識と安全運転技能の向上を図り、交通事故を防止しようという狙いで2024年から開始され[…]
“エフ”にとらわれず、新世代のCBをゼロベースで追求 YM:まずはCB1000Fコンセプトの狙いどころや、車両のコンセプトを教えて下さい。 坂本:“CB”はレースと共に育ってきたブランドですが、その役[…]
洗車だけでなく雨天走行後にも使えそうな”吸水クロス” 雨天での走行後や、洗車後に気になるのがボディに付いた水滴。これの拭き取りに特化した設計のクロスが”超吸水ゼロタオル”だ。 吸水性を高めるため、生地[…]
- 1
- 2