
創刊50周年を記念し、’22年12月号にて新車バイクのモニター提供企画を実施したわれわれヤングマシン。4台をモニターとして準備したうち、ここではスズキの125ccスクーター・アヴェニス125の提供が決定した香川県のK・Nさんによるレポートの第3回を掲載。今回は梅雨の合間のツーリングの模様と、初めてのオイル交換などについて教えてもらいました!
●文と写真:K・N ●取材協力:スズキ
ツーリング中、”ヤエー”に遭遇しました!
とある朝、目が覚めたら雲ひとつない快晴……ではありませんが、雨は降りそうにない。
そして家族は、別の用事があるとのこと。「じゃあツーリング行くしかないでしょ!」と自分の中で決定しました。 ちょっと腰痛が心配ですが(笑)。
ってことでまずはプランを作成。せっかくなので行ったことのないところへ行きたいな、と思案した結果、目的地は観音寺の”天空の鳥居”に設定しました。出発地から、往復で約100km。時間・距離ともにちょうどいい感じです。
K・Nさんが今回ツーリングに選定したルート。アヴェニス”125″なのでもちろん下道です!
出発後、すれ違うライダーさんから”ヤエー”をしてもらいました。スクーターに乗っている時に手を振っていただいたのは初めてですが、うれしいものですね!
途中、昼食時には家族と一時合流して、一緒に食べることに。向かったのはうどん屋さん”こだわり麺や 綾南店 “です。
この日は”冷やし牛肉ぶっかけ”と”紅しょうがのかきあげ”をいただきました。
私はバイクに乗る時は、フルフェイスにバイク用ジャケット、ライディングシューズにグローブと、各ギア類をしっかり着用します。なので、正直アツイ……。
火照った体に、冷たいうどんが最高! あ、うどんは香川のソウルフードですし、どこのうどん屋さんで食べても美味ですよ!
しかし、早々に完食してからあることに気が付きました。「 あっ…写真撮ってない(汗) 」
「うどんの写真を撮るのを失念していました!」とのことで、お店の外でパチリ。
【こだわり麺や 綾南店】
住所:香川県綾歌郡綾川町小野503-1
営業時間:6時30分~15時
定休日:毎月第3水曜日
いざ、天空の鳥居へ! しかし……
とりあえず外観の写真だけ撮影して(汗)、一時合流していた家族とはここから再び別行動。いざ、天空の鳥居へ。
道中、信号の少ない一本道を進みます。まったりとした時間が流れて気持ち良い。その後山道へ入りますと、このアヴェニス125、通勤で使うだけではもったいないことが判明しました。
ずばりワインディングロードこそ、このバイクの実力を発揮するところではないかと感じたのです!
前回のインプレでも書いた通り、ヒラヒラ感がすごい!! 車体が軽いのでカーブを倒して曲がるのが楽しくてしょうがない(笑)。あまり倒しすぎて、センタースタンドを擦ると危険なので自重しましたが、現在のスクーターの”出来”に感銘を受けました。
その後は約1時間走って、目的地付近に到着しました。が、何か様子がおかしい。
何台か車が止まっており、警備の方(?)が順に話しかけています。私の番になってみると、現在鳥居までの道が通行止めになっているとのこと。
別の場所に駐めてバスで行くか(片道1100円かかるそう)、もう一方の入り口まで移動し、徒歩で登るように言われました。ちなみに徒歩では50分…今回は諦めました(泣)。
このまま帰宅するのももったいないので、近場に停車し周囲のスポットを検索。と、そこでの景色がきれいでしたのでとりあえず1枚パチリ。
山の中腹から見た観音寺市の風景。「緑が多くのどかな街並みです」
さて、目的地を”銭形砂絵”に変更して出発。ここへは何度か足を運んだこともあり、道も何となく分かるので変な緊張もなく、肩の力が抜けます。
この時点で気付いたのですが、昼食後から一度も休憩を取らずに移動していました。この日は朝から腰痛が気になっていたのですが、全く問題なし。またおしりの痛みも皆無です。
現在所有しているもう1台の愛車、GSX-S750だったらもっと前に腰が悲鳴をあげていたことでしょう。
以前に乗っていたGSX250Rも長距離移動が楽でしたが、乗車姿勢がほぼ直立なので、それ以上に楽かもしれません。スズキのシートはすばらしいですね。
さて移動すること数分、銭形砂絵に到着しました。休みの日ということもあり、結構人が多かったです。コロナが落ち着き、だんだんと”日常生活”が戻ってきていることを実感しました。
「東西122m、南北90m、周囲345mもあるらしいです。一説によると、寛永年間にこれを一夜で作ったというから驚きです」
【銭形砂絵「寛永通宝」】
住所:香川県観音寺市有明町14
最後、帰りに初めてのオイル交換へ
銭形砂絵を眺められる展望台の駐車場につながる道は、上り・下りとも勾配が強く、ところどころがヘアピンカーブになっています。
一方通行なので対向車の心配はありませんが、歩行者がいるため、気を付けて運転します。ここでもやはりアヴェニスの車重の軽さが活きてきますね。徐行しながらのヘアピンも、バランスを崩すことなく進めました。
帰る途中、アヴェニスを受け取った”オートブティックちば”さんへオイル交換に向かいました。こちらは以前、GSR250を購入した際にもお世話になった、いろいろと縁の深いお店です。
私の兄弟・親戚・同僚も何度かお世話になっており、整備の腕前はバツグン、それでいて店員さんの愛想も良いオススメのお店です。それにしてもホント、スズキ車ばかり乗ってますね(笑)。
【オートブティックちば】
住所:香川県高松市栗林町1丁目15-5
電話:087-833-7474
営業:8時30分~18時(日祝10時~17時)
定休日:無休(年末年始/GW/お盆等を除く)
作業終了まで、店内の展示車両を見ながら待ちます。ウザいと思われたかもですが(汗)、店員さんに話しかけたりしていると、10分程で作業が終了しました。支払いを済ませ、帰路につきます。
オイル交換をした後の感想としては、アクセルのオン・オフがはっきりしたように思います。うまく記述できませんが、レスポンスが向上しつつ、エンジンの吹け上がりも良くなったように感じました。
なお今回のツーリング、自宅に戻って一番驚いたことは「全く疲れていない」ことでした。ストレスフリーな乗り味に、ただただ楽しいツーリング。天空の鳥居はまたリベンジします!
次はいろいろとカスタムして、もっと使い勝手の良いアヴェニスにしていきたいと思っています。
ライダーにとっては熱さとたたかう日々がやってきますが、水分補給などに気を配りつつ、楽しんでいきましょう!!
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。※画像の一部を加工しています。
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI])
※同記事は、別冊オールドタイマー21号(2016年7月号)掲載の記事に加筆し、再構成したものです。 あえてベールに包まれたファルコ 以下は、元スズキ社員としてファルコラスティコ(以下ファルコと表記)の[…]
※同記事は、別冊オールドタイマー21号(2016年7月号)掲載の記事に加筆し、再構成したものです。 10年後を見据えた近未来モデル モーターショーは、各メーカーが登場間近の注目モデルや、自社の現状の技[…]
スズキRE-5 概要:”スズキの本気度”が伝わる高出力モデル ドイツの発明家ヴァンケル氏が考案したロータリーエンジンは、ピストンの往復運動により動力を生み出す従来方式のエンジンに対して、ローターが回転[…]
扱いやすさ重視のターボエンジン【1982 スズキXN85】 GS650Gをベースにスズキが作り上げたターボ車、XN85。 後に油冷へと発展するオイルクーラーや、ピストンジェットクーリング/フューエルイ[…]
249cc/26psのスポーティな油冷単気筒エンジンを搭載 スズキは、油冷シングルのフルカウルスポーツモデル「ジクサーSF250」にニューカラーを設定し、2025年モデルとして3月25日に発売する。マ[…]
人気記事ランキング(全体)
シェルパの名を復活させたブランニューモデル カワサキが、KLX230シリーズをモデルチェンジするとともに、KLX230Sとしては3年ぶり(その他の無印やSMは2~5年ぶり)に復活させたのは、2024年[…]
新5色ラインナップとなった2022年モデル 2022年モデルが発売されたのは、2022年6月23日のこと。2021年のフルモデルチェンジの際には、新設計の水冷エンジンが4バルブの「eSP+(イーエスピ[…]
まず車間が変わることを理解しておこう! ツーリングでキャリアのある、上手なライダーの後ろをついてゆくのが上達への近道。ビギナーはひとりだと、カーブでどのくらい減速をすれば良いかなど判断ができない。そう[…]
ナンバー登録して公道を走れる2スト! 日本では20年以上前に絶滅してしまった公道用2ストローク車。それが令和の今でも新車で買える…と聞けば、ゾワゾワするマニアの方も多いのではないか。その名は「ランゲン[…]
15番手からスタートして8位でフィニッシュした小椋藍 モナコでロリス(カピロッシ)と食事をしていたら、小椋藍くんの話題になりました。「彼は本当にすごいライダーだね!」と、ロリスは大絶賛。「ダイジロウ・[…]
最新の投稿記事(全体)
モンキーFSシリーズの最新作として誕生! ホンダ「CB1000F コンセプト」で往年のフレディ・スペンサーが駆ったレーシングマシンのカラーリングが話題になったばかりだが、憧れの“スペンサーカラー”をま[…]
孤高のパニガーレV4Sと友好的なパニガーレV2S パニガーレV4Sでサーキットを3本ほど走ると、強烈な疲労感が僕の身体を襲う。汗は止まらず、足腰に力が入らなくなる。試乗直後は格闘技を終えたような感じだ[…]
1999年、東京モーターショーに突如CB Fourが出現! CB Four、ホンダファンは憶えているはず。1999年の東京モーターショーに、何の前ぶれもなく展示されたショーモデル。その名も「CB Fo[…]
※同記事は、別冊オールドタイマー21号(2016年7月号)掲載の記事に加筆し、再構成したものです。 あえてベールに包まれたファルコ 以下は、元スズキ社員としてファルコラスティコ(以下ファルコと表記)の[…]
メンテナンスが必要になった時に必要な部品が手に入る 全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラスでEXACTホイールやダイレクトドライブレーシングディスクのユーザーが増加し、MotoGP Moto2クラ[…]
- 1
- 2