カワサキKLX230SM試乗インプレッション【俊敏&旋回力抜群、正統派モタードだ】

カワサキKLX230SM ディテール写真解説

カワサキKLX230SM スタイリング

【KAWASAKI KLX230SM】■全長2050 全高1120 シート高845(各mm) 車重136kg ■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 232cc 19ps/7600rpm 1.9kg-m/6100rpm 変速機6段リターン 燃料タンク容量7.4L ■ブレーキF=ディスク R=ディスク ■タイヤF=110/70-17 R=120/70-17 ●色:黒 ●価格:57万2000円

【カワサキが手掛けるD-トラッカー以来の久々モタード】KLX230シリーズ初のスーパーモタード(カワサキはスーパーモトと表記)モデルで、倒立式フォークと前後17インチのワイヤースポークホイールを採用。タイヤはIRCのRX-01で、前後ともチューブ入りだ。なお、デュアルパーパスのSTDやSは、国内ラインナップから消えている。

カワサキKLX230SM ライディングポジション

【ライディングポジション】シート高はKLX230Sより15mm高く、乗車1Gでの沈み込みも少なめ。ただ、ライディングポジション自体はほぼシリーズ共通。[身長175cm/体重68kg]

カワサキKLX230SM エンジン/足まわり

【最高出力19psを発生する空冷シングル】シリーズ共通の232cc空冷SOHC2バルブ単気筒。スロットルボディはφ32mmで、バランサーやセルモーターを採用する。

低~中回転域でのパフォーマンスを重視して設計されたエキゾーストシステム。歯切れのいいサウンドも持ち味の一つだ。

【倒立フォークを採用&フロントディスクを大径化】ホイールトラベル量はKLX230の220/223mm、Sの168/158mmに対し、SMは204/168mmに設定。フォークはφ37mm正立式から同径の倒立式へ。フロントブレーキディスクはφ265mmからφ300mmのセミフローティングとし、リヤディスクはφ220mmのまま。

カワサキKLX230SM 主要装備

生産国のインドネシアではKLX230シリーズ全車が小顔となり、SMもこれを踏襲する。灯火類はヘッドライト(ハイ/ロー/ポジション)のみがLEDを採用している。

ブレース付きのハンドルバーやグリップラバー、シンプルな左右スイッチボックスなどはシリーズ共通で、このSMのみアーバンなイメージのブラックで統一される。また、倒立式フォークを採用するので上下のブラケットは専用品だ。ミラーステーが短いため後方視界が悪い点もKLX230の時代から変わらない。

モノクロ表示の液晶メーターはシリーズ共通だ。速度/積算/距離×2/燃料計/時計というシンプルな内容で、ギヤポジションインジケーターはなし。

モトクロッサーKXシリーズに通じるフラットなタンク&シート。タンク容量は7.4Lだ。

左サイドカバーはキーロック式で、バッテリーの下に車載工具あり。リヤショックのプリロード調整もここから行う。

可倒式のタンデムステップはボルトオンのため、ステーごと脱着可。

純正アクセサリーのリヤキャリアとETC2.0車載器。

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