
先に開催された’23年の東京モーターサイクルショーにて、オートバイ旅に特化した旅行会社MOTO TOURS JAPANは、出展ブースで来場者向けに「バイクでどこを旅したい?」というアンケートを実施。その集計結果が明かされたので紹介しよう。47都道府県のうち、1位に輝いたのは…?
●文:ヤングマシン編集部
東京モーターサイクルショーの来場者が選んだ”一番行きたい都道府県”
日本各地でバイクツアー等を企画するMOTO TOURS JAPAN。’23年の東京モーターサイクルショーが開催されていた3月24~26日の期間中、ホワイトボードにシールを貼る形式で来場者に「バイクでどこを旅したい?」というアンケートを実施していた。結果は以下の通り。以降で詳しく見ていこう。
今なおライダーの聖地として他を圧倒する北海道の強さもさることながら、熊本と沖縄の2位争いも興味深い。ちなみに、四国/九州に貼られているシールは地域内の1県に絞れないという苦肉の策だったとか。なお、アンケートを取ったのは東京であることも考慮されたい。
東日本
西日本
第3位 沖縄県(113票)
青い海と広い空。風景はもちろん、季節を問わず快適に走れるのも魅力か。バイクで走るだけでなく、海水浴や異国情緒あふれる沖縄独自の文化に触れられることのできる沖縄は、ツーリングだけではない”旅”という側面からも人々を引き付けている。
写真は沖縄県石垣島の”石垣市農道”。愛車を持ち込むのには骨が折れるが、現地でレンタルバイクも借りられる。
第2位 熊本県(137票)
3位の沖縄県に競り勝った熊本県。ライダーの聖地とも呼ばれる阿蘇を土台に、やまなみハイウェイ/ミルクロード/菊池阿蘇スカイラインなど数多くの著名なツーリングルートを有している。遮るものがなく、稜線と空の間を走るこのエリアは、ライダーであれば一度は訪れたい場所だ。
熊本と大分をつなぐやまなみハイウェイ。写真は阿蘇外輪山の北縁に位置する大観峰だ。阿蘇周辺で最も立ち寄っておきたいビューポイントの一つである。
第1位 北海道(285票)
2位の熊本に2倍の票差をつけ、文句なしの堂々の第1位となった北海道。雄大な自然の中、信号の少ない道をゆったり走るのは、今も昔もライダーの憧れだ。吸い寄せられるように北海道にシールを貼る方が多かった!
投票した人の中では、走る以外に「美味しいから!」と答える声も多く、ライダーといえば食、食といえばライダーといっても過言ではないくらい、ライダーと食は切っても切り離せないほどツーリングに重要な要素なのだろう。
北海道にもあるミルクロード。定規で引いたような直線距離は信号ナシの5.1km。本州では絶対にお目にかかれない北海道ならではの絶景だ。
肉/魚/乳製品と、食なら何でも揃うと言っても過言ではない北海道。写真はナイタイ高原のソフトクリームだ。
トップ4~10
- 第4位 高知県(72票)
- 第5位 青森県(57票)
- 第6位 鹿児島県(55票)
- 第7位 長野県(44票)
- 第8位 石川県(34票)
- 第9位 福島県(32票)
- 第10位 山口県(29票)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ツーリング)
「いつか一緒に走ろう」の約束から8年が経った レースの取材をしていると、大分県のオートポリス・サーキットに年に3度ほど訪れる。このサーキットは大分県に所在しているが、熊本側から向かう方が便利な立地だ。[…]
世界初の360度カメラを生み出したメーカーの現行モデル ツーリング時のスピード感溢れる風景や、ガレージでのカスタム作業の俯瞰映像など、SNS全盛の現代において、臨場感あふれる記録は、単なる思い出以上の[…]
フィジカルの土台作りから本気の肉体改造まで ホームフィットネス製品を展開し、日本においてトップクラスのEC販売実績を誇るステディジャパン株式会社(STEADY)が、年末を達成感で締めくくり、「なりたい[…]
神奈川の奥座敷・山北町の秘境を駆け歩く 秘境という定義は本当に難しい。難しいというか、奥深い。関東平野の西端・神奈川県にも秘境と呼ばれる場所は多い。身近なところでいうと、湘南平や足柄山地、世界的に知ら[…]
勝利の哲学を纏った限定モデル 世界最大級のモーターサイクル展示会であるEICMAにて初披露されたこの限定エディションは、Insta360が誇る最先端の技術と、9度の世界チャンピオンであるマルケスの不屈[…]
最新の関連記事(モトツーリング)
チェリーパークラインはピストン路 信州とは長野県のことである。古来より信濃国であった同地は、国を表す州の字を用い信州と呼ばれるようになった(他に甲州や武州などあり)。信州と言うと絶景道のビーナスライン[…]
まるで極楽浄土に迷い込んだような景色 例年は、9月ごろが見頃の埼玉県日高市の巾着田の曼珠沙華。2024年は暑さが長引いたせいか、10月前半が見頃とのことで、さっそく、日高市に向けてツーリングに出かけた[…]
市内の対象各店舗で割引やプレゼントが 魚沼市と福島県を結ぶ国道252号線・国道352号線は、風景の良さなどでライダーから好評価を集めている、国道だ。ほかにも、魚沼市には自然景観、グルメ、体験、温泉など[…]
2つのワイヤーシステムで足全体をホールド 足との一体感を構成し、足首まで保護してくれるハイカットシューズ。登山靴やレーシングブーツ、バスケットシューズなどに多いのも足首をしっかりホールドすることで靴の[…]
Screenshot バイクだからこそ行きやすい秘密の絶景を紹介! インバウンドが活況の中、日本の著名な絶景地はどこも混雑していて、せっかくリフレッシュしにツーリングに出かけたのに、人が多くて景色も見[…]
人気記事ランキング(全体)
EICMAで発表された電サス&快適装備の快速ランナー ホンダが年1回のペースで実施している『編集長ミーティング』は、バイクメディアの編集長のみが参加するもので、ホンダの開発者らと一緒にツーリングをしな[…]
前バンクはクランクリードバルブ、後バンクにピストンリードバルブの異なるエンジンを連結! ヤマハは1984年、2ストロークのレプリカの頂点、RZシリーズのフラッグシップとしてRZV500Rをリリースした[…]
「マスダンパー」って知ってる? バイクに乗っていると、エンジンや路面から細かい振動がハンドルやステップに伝わってきます。その振動を“重り”の力で抑え込むパーツが、いわゆるマスダンパー(mass dam[…]
GSX-S1000GT 2026年モデルは新色投入、より鮮やかに! スズキはスポーツツアラー「GSX-S1000GT」の2026年モデルを発表した。新色としてブリリアントホワイト(ブロンズホイール)と[…]
[プレミアム度No.1] エボリューション集大成モデル。スプリンガースタイルがたまらない!! ストック度の高さはピカイチ!! 取材時に年式が最も古かったのが1998年式ヘリテイジスプリンガー。この車両[…]
最新の投稿記事(全体)
低中回転域の力強さとよく動くサスペンションが楽しい! CRF250ラリーは、ダカールラリーのワークスマシンをデザインモチーフとした異色の軽二輪アドベンチャー。車体にボリュームがあり、車重も開発ベースと[…]
「箱付き」だけじゃない! 旅仕様の全部入りパッケージ まず目を引くのは、その名の通りツーリングに特化した装備群。なんと、車体色に合わせたパニアケースと、トップボックスが最初から標準装備されているのだ。[…]
ライディングポジションに不満を抱えているナイトスタースペシャルオーナーに朗報 最新のシャーシ設計によるアイコニックなスポーツスターのデザインの車体に、強力な水冷レボリューションマックスエンジンを搭載す[…]
後輪を軸に旋回する基本通りに乗れる車体のしなやかさと従順かつ繊細なエンジン特性! 2ストロークエンジン・メーカーではなかったホンダが、’60年代に世界GP完全制覇の後に再挑戦した4ストNR500が思わ[…]
大型バイクのカスタムはクルーザーからアドベンチャーまで 台湾から世界的なカスタムビルダーも登場したこともあって、カスタムエリアでは車種を問わずさまざまな仕様が展開されていた。「SPEED&CRAFTS[…]
- 1
- 2












































