
ライダー予備軍や免許取り立てなら、知らないことばかりなのは当たり前。だけどキャリアの長いライダーだって「知っているようで解らない」があったりする。理解しなくてもバイクは乗れるけれど、知っていればトクするコトや、バイクライフが深まるヒントもたくさん。コッソリ知って、貴方も今日からベテランだ。63問目は「あ!間違えた(汗)」!! レギュラーとハイオクに関するギモン。
●文:ヤングマシン編集部
A63:オクタン価の違いがポイント!
ガソリンのオクタン価というのは、簡単に言うなら燃えづらさを示す指標。
ガソリンがあまりに燃えやすいと異常燃焼(ノッキング)が発生し、パワーがでないばかりかエンジンに大きなダメージを与える。オクタン価が高いとこのノッキングが起きづらく、この燃料を前提とすれば圧縮比を上げるなどの高性能化が狙える。
日本と欧州のオクタン価に関する規定の違いから、近年は日本で販売されるバイクにもハイオク仕様が増えた。
もしそこに間違ってレギュラーを入れても、エンジン制御プログラムによる保護ですぐに壊れるとは考えづらいが、とはいえパワーや燃費が落ちる。
ハイオク指定に間違ってレギュラーを入れたら、全開を避けて走り、少しずつでもハイオクを入れて燃料タンク内のオクタン価を上げるべし。逆(レギュラー車にハイオク給油)はまったく問題ない。
しかし、まずないと思うのだが軽油はNG。ガソリンと互換性はないので、間違えて入れることがあればエンジンを動かさずに燃料を抜いてもらうか、レッカーを呼ぼう。
【ガソリンタンクのコーションラベル】
【取扱説明書】取扱説明書には燃料の記載があり、少なくともメジャーブランドが近年生産したバイクの燃料タンクには、(中古車で剥がされていなければ)コーションラベルが貼られている。この内容をきちんと読み、適した燃料を入れるようにしたい。
※各設問の回答は編集部独自の見解であり、諸説あります。
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