9月10日(土)、11 日(日)の2日間、関東ツーリングのメッカである箱根エリアにて「モトライダースフェスタ in HAKONE 2022」というバイクイベントが開催される。これはメイン会場を4か所も設定し、複数のコンテンツが同時進行していくというダイナミックなもので、日本の2輪関係イベントでは他に類を見ない規模のイベントとなりそうだ。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:一般社団法人MRS
4会場でイベント同時進行!? スケール感がスゴいぞ
このモトライダースフェスタは、元レーサーの加賀山就臣さんが理事長を務める「MRS(モト・ライダース・サポート)」という一般社団法人が主催するイベント。ビギナーにはバイクを使った楽しみを提案し、ベテランには若い頃に熱中したバイクイベントをもう一度味わってもらい、たくさんのライダーにもっとバイクを好きになってもらおう…という意図で開催されるもの。
その特徴は何といってもスケール感の大きさだろう。以下、それぞれの会場と、そこで開催される主なイベントを羅列していく(各イベント会場は地図を参照)。
会場①:アネスト岩田ターンパイク箱根
全長14.6kmの有料観光道路「アネスト岩田ターンパイク」を専有し、レーシングマシンのデモ走行や、電動バイクのヒルクライムなどを実施。通常は走行できない原付モデルの体験走行も行う。車椅子などの障がいを持つ人にバイクを体験してもらう「サイドスタンドプロジェクト」も同時開催。
会場②:アネスト岩田スカイラウンジ駐車場
国内外メーカーのニューモデル展示や試乗会をはじめ、全日本選手権やテイストオブツクバに参戦するレーシングマシンやクラシックバイクなどを展示。観光協会による地域限定クーポンや物産展、小田原警察署による交通安全PRなども行われる。
会場③:バイカーズパラダイス南箱根
ライディングスクールや親子バイク教室、モトクロスのプロライダーによるデモランを実施。トップライダー&ビルダーのトークショーやバイク業界団体、アパレルメーカーのブース出展なども予定。当会場には大型モニターが設置され、各会場の様子が一覧可能となる。
会場④:十国峠レストハウス
カスタムショップやメーカーなどによるブース出店に加え、中古車の展示や試乗会、フリーマーケットなどを開催。
上記のイベントの多くは9/11に開催される予定だが、前日の9/10には箱根エリアをめぐるスタンプラリーも実施され、さらにバイカーズパラダイスにほど近いホテル「富士箱根ランド」の敷地内には参加者に向けたキャンプスペースも確保されるなど、まさにこの2日間は“モトライダースフェスタが箱根をジャック!”と言える状況になりそうだ。
MRS理事長の加賀山就臣さんは「今の活況が一時的なブームに終わらないよう、バイクを使った楽しみをもっともっと知ってもらって、バイクを長く楽しめる趣味にしていきたい。『また来たい、来年こそは行きたい』と言ってもらえるイベントを目指していく」とコメント。昨今のコロナ禍で販売台数が増える中、それと同じくらいバイクから離れるライダーがいることを危惧しており、バイクを本当の持続可能な趣味にしたいという願いを込めているという。
また、関係者は「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(現役/往年のレーシングライダーやレーサーが集い、公爵家の庭でレーシングマシンをデモランさせるというイギリスの巨大モータースポーツイベント)のような催しに育てていきたい」と展望を熱く語る。2輪文化の地位を高め、歴史に残るイベントを目指していくモトライダースフェスタ、ぜひ注目してもらいたい!
- イベント名称:モトライダースフェスタin HAKONE 2022
- 開催日程:9/10(土)〜9/11(日)
- ※メイン開催は11日。10日はバイカーズパラダイスでのカスタム&ライブイベント(ゲートコスト500円が必要)と、翌11日のターンパイクでプロライダーと走る権利が当たるスタンプラリーを開催
- 会場(全4会場)
- アネスト岩田ターンパイク箱根
- アネスト岩田スカイラウンジ駐車場
- バイカーズパラダイス南箱根
- 十国峠レストハウス
- 一般入場料:1000円(11日の4会場共通入場チケット)※入場料の一部はチャリティーに展開
- 問い合わせ先:MRSモトライダースフェスタ Tel:054-368-4010 Eメール:you1@mrs.or.jp
- ※雨天の場合はバイカーズパラダイスと十国峠会場の2会場での開催となります。
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