
キャンプ場に到着して受付を済ませたら、まず最初に行うのが一晩の宿となるテントの設営だ。ワークマンのテントは全て自立式と呼ばれるタイプで、イラスト付きの設営手順を掲載した取扱説明書も付属しており、ビギナーでも設営が容易なことで知られる。本記事では、そんなワークマンのテントの中からツーリングにも向く2タイプの製品と、ワークマンのミシックツーリングテントを例にドーム型テントの一般的な設営手順を紹介する。
●文:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:山内潤也 大屋雄一 ●取材協力:ワークマン
組み立て後も移動が可能。ドーム型はメリット多し
テントは用途や目的によってさまざまなタイプがあり、ポールを組むだけで形状を保てる自立式と、ペグとロープ(張り綱)による固定が必須な非自立式に大別される。さらにフライシートの有無でダブルウォール/シングルウォールに分けられ、ワークマンが販売する5タイプは全て自立式のドーム型でダブルウォールとなっている。
ドーム型は、ペグが打ち込みにくい場所でも設営しやすく、また組み立てたあとでも向きを変えたり移動したりできるので、設営の自由度という点では非自立式を大きく上回る。ここではミシックツーリングテントAGの設営手順を簡単に紹介するが、基本的な流れはベーシック ドームテントと共通だ。慣れればロープによる固定まで含めて10分程度で済むだろう。
ベーシックの名にふさわしい堅実な作り〈ベーシック ドームテント〉
一般的にテントの下には汚れや浸水を軽減するためのグランドシートなるものを敷くが、ベーシックドームテントはフロアシート自体に十分な耐水圧と厚みを持たせることで、これを不要としている。もちろん河原や砂利サイトでは傷みは発生するだろうが、その場合は市販のシートを敷けばいいし、芝生サイトであればまずその心配はないだろう。
キャンプツーリングならほぼこれ一択か!?〈ミシックツーリングテントAG〉
ミシックツーリングテントAGにおける最大の魅力はフロア面積の広さだ。ローコットを入れてなお大型シートバッグ/サイドバッグ/ヘルメットが置けるほどに余裕があり、これなら荷物が盗まれたり野生動物に荒らされるといった心配も大いに減る。加えて季節と場所によってはヤブ蚊との戦いで眠れないことも少なくなく、その点においても防虫加工がなされたこのテントは非常に魅力的だ。
ミシックツーリングテントAG 設営手順
手順1:インナーテントを広げる
ミシックツーリングテントを例に一般的な設営手順を解説する。まずはフックが付いている白い面を上にしてインナーテントを広げる。なお、ファスナーのある短辺がフロント側だ。
手順2:ポールを組み立てる
ショックコードに沿ってポールを組み立て、本体四隅のリングに端部を差し込む。ミシックツーリングテントは赤いポールが後方側なので要注意。
手順3:本体を立ち上げる
ポールにフックを引っ掛けて本体を立ち上げる。この時点でペグダウンする際は出入り口のファスナーを閉じておくこと。
手順4:フライシートをかぶせる
フライシートをインナーテントにかぶせる。四隅のバックルが色分けされているので前後を間違えにくいのは優秀だ。
手順5:4か所のヒモを結ぶ
フライシートの内側にある4か所のヒモをポールに結び付ける。フライシートのズレを防ぐためなので忘れないように。
手順6:ベンチレーションを開ける
ベーシックドームテントとは異なるタイプのベンチレーションを採用。インナーテント/フライシート双方の円筒部が重なるように調整を。
※本記事は”ヤングマシン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
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