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新車の流通確保の努力は続く

カワサキが一部ニューモデルの国内導入延期……物流遅延等の影響、他メーカーはどうなる?

カワサキモータースジャパンは、2021年11月に発表されたニューモデル「VERSYS 650(ヴェルシス650)」について、2022年初夏国内導入予定としていたが、部品入荷および物流遅延長期化の影響により、本年度の導入を延期することになったと発表した。



2021年にZ900RSの生産2割増で需要に応えたカワサキ

Z900RSが買えない! そんな声がこだました2021年だったが、カワサキは前年(4060台)よりも増産した4853台を販売し、コロナ禍で部品調達が思うようにいかない中でもユーザーの需要に応えようと、やれることはやったと言えるだろう。その結果、2021年の小型二輪401cc以上クラスにおける新車販売台数は、Z900RSがデビュー初年度から4年連続の首位を獲得することに成功した。

一方で、コロナ禍に端を発した物流の滞り/偏りは長期間にわたって影響を及ぼし、カワサキを含む多くのメーカーが発売日の調整やコンテナの確保に追われている。いずれのメーカーも、世界的なバイクブームを受けて増産にトライしているものの、大幅な需要増には応えきれていない状況だ。その結果として、一部のユーザーから「メーカーは新車を売り渋っている」といった見当違いの声も上がったりしているが、2020年、2021年と、日本国内や欧州のバイク新車販売台数は、大幅な前年比増を達成している。

そんな中、カワサキモータースジャパンは2021年11月に発表されたニューモデル「VERSYS 650(ヴェルシス650)」について、2022年初夏国内導入予定としていたが、部品入荷および物流遅延長期化の影響により、本年度の導入を延期することになったと発表した。通常の世界情勢下ではあまりない出来事と言えるだろう。

KAWASAKI Z650RS[2022 model] ●価格:101万2000円 ●発売日:2022年4月28日 [写真タップで拡大]

同じく2022年初夏に日本導入とされていたニンジャH2SX/SEについては、すでに4月22日に発売済み。ヤングマシン最新号ではアダプティブクルーズコントロール(ACC)を中心に最新ツーリング装備をたっぷりとインプレッションしている。

逆に、2022年春頃とアナウンスされていたZ650RSは、4月28日とニンジャH2SXよりも後の発売日が設定された。こちらについては海外生産(タイ)であることもあって、発売当初から潤沢な台数が流通するというわけにはいかなそうだ。



他メーカーの状況は?

これから発売される人気車で気になるのは、ホンダ「ダックス125」だが、こちらは年間販売計画台数を8000台と発表している。2020年6月発売のCT125ハンターカブが同じく計画8000台から実際には1年で1万4000台を出荷したことを考えれば、少なく見積もっても計画台数はきっちりと確保するだろう。しかし、予想以上のビッグヒットになれば、すぐに入手することは難しくなる可能性が高い。

ヤマハの新型「XSR900」は欧州での発表後、2022年春以降に日本導入とされているが続報待ち。一方、スズキはGSX-S1000GTを発売済みだ。

このほか、供給が追い付いていない新車で代表的な車種もいくつか見ていこう。ホンダ「GB350/S」は、当初の計画通りの台数が出荷されているというものの、あまりの人気ぶりに供給が追い付かない状況が続く。当サイトの中古車検索を見てみると、中古車の相場は80万円前後(新車55万円)で推移しているほどだ。

ホンダ「CT125ハンターカブ」についても、新車より安い中古車は見当たらず(当サイト中古車検索)、GB350ほどの高騰ではないが、走行5000km程度のタマが新車の44万円に対し、プラス数千~数万円の相場になっている。ホンダ「レブル250」については、マイナーチェンジ前の年式でかろうじて50万円台前半のタマが見つかる程度だった。

もちろん、2021年に401cc以上で販売台数ランキング上位に入ったZ900RSやレブル1100は、程度のいいものであれば新車を大きく上回る値札が付けられている。

絶版モデル確定のヤマハ「SR400」やハーレーダビッドソン「スポーツスター」は年式次第といったところだが、最終モデルであれば新車価格よりも大幅に高騰している。また、絶版が噂されるCB400スーパーフォアは、10年以上前の年式ですら80万円前後が珍しくない。

欲しいバイクに妥協せず中古車を狙うか、新車を気長に待つか……。不人気のはずだったモデルもじわじわと値を上げている状況である。欲しいと思った時に、早めの問い合わせしてみるしかないだろう。


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