
NT1100はアフリカツインから譲り受けた1082cc並列2気筒エンジンを心臓に持つ新型ツアラーモデル。同エンジンを抱える車両には人気のクルーザータイプ”レブル1100″も存在するが、兄貴分2車に対してNT1100は扱いやすさと快適性に注力して開発されたモデルと言える。丸山浩のインプレッションに続き、本記事では車両ディテールからNTの長所を解き明かす。
●まとめ:ヤングマシン編集部(宮田健一) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:ホンダ
’22 ホンダ NT1100
スタイリング

【’22 HONDA NT1100】■水冷4スト並列2気筒SOHC4バルブ 1082cc 102ps/7500rpm 10.6kg-m/6250rpm ■車重248kg シート高820mm 20L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●色:マットイリジウムグレーメタリック パールグレアホワイト ●価格:168万3000円 ●発売日:’22年3月17日 [写真タップで拡大]

【日本仕様は2色を展開】デザインコンセプトは”PROACTIVE COMFORT”。シルエットは防風性能と軽快感のベストバランスを追求し、エレガントでモダンな面構成で大人の上質感を演出した。日本仕様は「マットイリジウムグレーメタリック」と「パールグレアホワイト」の2色で展開される。 [写真タップで拡大]
ライディングポジション
エンジン

【走行モードは3種+α】タンデムやフル積載状態での快適な加速を重視した「TOUR」、様々なシチュエーションで楽しめるオールラウンドな標準モードの「URBAN」、そして「RAIN」。これに好みの設定が作れるユーザーモードが2つプラスされる。 [写真タップで拡大]
シャーシ
【既存の骨格を専用チューン】メインフレームはアフリカツインのものをベースに最適化(画像はアフリカツイン用)。アルミ鋳造のスイングアームはNT専用設計の新作で、軽量化と最適な剛性を両立。 [写真タップで拡大]
足まわり
【足まわりは新作】フロントは左側にプリロード調整を持つショーワ製SFF-BP倒立フォーク、リヤはダイヤル式イニシャル調整付きモノショック。ブレーキはニッシン製のラジアルマウント4ポットだ。ホイールも交差形状スポークの新作となる。 [写真タップで拡大]
主要装備
【DRLが睨みを利かす】ロービームヘッドライト周辺にデイタイムランニングライト(DRL)を装備。DRLは周囲の明るさを感知し、自動でロービームと切替を行う。ハイビームはその下に+2灯。 [写真タップで拡大]

【角度までしっかり考えている】165mmの可変幅を5段階で調整できるスクリーンは高さに応じて角度も変わり、効果的に風を逃がす設計となっている。調整は工具いらずの手動だが、やや固め。 [写真タップで拡大]
スクリーン両脇とステップ前にディフレクターを装備。ハンドルグリップまわりへの風を完璧に外へ逃がし、足下に向かう風もシャットアウト。またアッパーカウル後端全体もディフレクター形状となっており、膝/腿/脛を風から守る。 [写真タップで拡大]
【スマホ連動でグーグルマップが使える】iPhone/AndroidスマートフォンともにUSBケーブルで車両と接続することにより、Apple Car PlayおよびAndroid Autoに対応したアプリケーションの使用が可能となる。インカムを介してのハンズフリー操作にも対応だ。 [写真タップで拡大]
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NT1100 概要 CRF1100Lアフリカツインの1082㏄並列2気筒エンジンと基本骨格を譲り受け、前後17インチホイールでオンロード適性を高めつつ、外装にはX-ADV風のデザインテイストを導入。そ[…]
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