バイクにマウントしていたことが原因で、スマホの光学式手振れ補正やオートフォーカスなどが損傷したという話をよく聞くようになった昨今。その原因とされるエンジンの高周波振動を低周波に変換することでダメージを軽減するというアイテムが、サインハウスから登場した。果たしてその効果はいかに。
●まとめ: ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真: 真弓悟史 ●外部リンク:サインハウス
- 1 [◯] 特許出願中の防振構造がスマホのダメージを軽減
- 2 [△] 振幅はけっこう大きめ。周囲との干渉に要注意
- 3 [こんな人におすすめ] 故障の原因は高周波なのか高振幅なのか…?
- 4 サインハウスに関連する記事
- 5 インカムシェア国内No.1のB+COM。ハイエンド機種SB6XRが新登場!
- 6 B+COM SB6XR試用インプレッション【実直な正常進化でさらに魅力アップ】
- 7 最上級インカム B+COM SB6XR試用インプレッション【ハイエンドモデルが「R」へ進化!】
- 8 ヤンマシ的ホットアイテムピックアップ×9選〈アライヘルメット/クシタニ/BMW etc.〉
- 9 ヤンマシ的ホットアイテムピックアップ×9選〈SHOEI/リゾマ/ダンロップ etc.〉
- 10 “シンプル イズ ベスト”なインカム「B+COM PLAY」を試してみた【機能を限定し使いやすさUP】
- 11 ヤンマシ的ホットアイテムピックアップ×9選〈エッチングファクトリー/ヨシムラ/デイトナ etc.〉
- 12 サインハウス バイブレーションガード試用インプレ【高周波振動を低周波に変換してダメージ軽減】
- 13 最新の記事
[◯] 特許出願中の防振構造がスマホのダメージを軽減
iPhoneを製造販売しているアップル社は、’21年9月に「高出力または大排気量のエンジンは特定の周波数範囲で振幅の大きい振動を生じるため、iPhoneをそうしたバイクへの装着を推奨しない」と発表した。また、それ以前からスマホのカメラ機能への悪影響が指摘されており、そうした背景もあって誕生したのがサインハウスの「バイブレーションガード」だ。同社製マウントシステム「Aスマートフォンホルダー」に装着するというシンプルな設計なので、すでに使用しているユーザーなら導入は容易だ。
防振ゴムをアルミパーツで上下から挟み込む設計で、このゴムはホルダーにスマホを固定しただけでしなるほど柔らかい。エンジンを始動すると、たしかにスマホに伝わる微振動は角が取れた印象だが、これは装着場所やエンジンの気筒数などによっても変化しそうだ。スマホのカメラ機能の性能低下は、あくまでもダメージの蓄積によるもので、短時間の試乗ではその効果について言及できない。また、画面の揺れが大きいのがネックだが、過去にスマホの故障を経験しているライダーにとっては救世主になってくれそうだ。
[△] 振幅はけっこう大きめ。周囲との干渉に要注意
ギャップで大きく揺れるので、装着位置によってはタンクなどに接触する可能性もあり、注意が必要だ。
[こんな人におすすめ] 故障の原因は高周波なのか高振幅なのか…?
たとえば、ミラーを交換したら特定の回転域で鏡像がブレるようになったなどという話は多い。振動問題はひと筋縄ではいかないことから、この商品も「故障リスクをゼロにはできない」と明言している。とはいえ解決策のひとつとしてはアリだろう。
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
サインハウスに関連する記事
最新の記事
- 2025年「56レーシング」チーム体制発表! 13歳の富樫虎太郎は全日本J-GP3フル参戦、新たに9歳の木村隆之介も加入
- Wチャンピオンを手土産に世界に再挑戦!【國井勇輝インタビュー】
- 「いつから、いくら下がる?」ついにガソリンの暫定税率廃止へ! 新原付の地方税額も決着……〈多事走論〉from Nom
- 【2024年12月版】シート高780mm以下の400ccバイク10選! 地面に足が着くのはやっぱり安心
- 「これを待ってた」ホンダ新型CB400フルカウル「CBR400RR/CBR400R FOUR」スクープまとめ「かっけー!」
- 1
- 2