ホンダは、大阪モーターサイクルショーで初お目見えした新型レジャーバイク「ダックス125」を正式発表、2022年モデルとして7月21日に発売する。価格は予想通り44万円だった。胴長短足スタイルに最新技術の新エンジンやLED灯火類、ABS標準装備などを包み込み、カラーバリエーションは2色を展開。自動遠心クラッチ+4速ミッション搭載で、AT限定免許でも運転できるぞ!
●外部リンク:ホンダ
「パールネビュラレッド」と「パールカデットグレー」の2本立て
ホンダは、胴長短足がカワイイ犬種「ダックスフンド」をイメージして1969年に登場した「ダックスホンダ」のスタイリングを現代に復刻する新型レジャーバイク「ダックス125」を2022年7月21日に発売すると発表した。レトロバイクの雰囲気を現代の技術で蘇らせたモンキー125、スーパーカブC125、CT125ハンターカブに続くホンダ原付二種・リボーンシリーズの第4弾だ。
エンジンはモンキー125、スーパーカブC125と同じ50.0×63.1mmのボア×ストロークを採用する、最新の123cc空冷横型シリンダー単気筒を搭載し、スーパーカブC125と同じ遠心クラッチ+4速ミッションを採用。クラッチレバー操作が必要なく、AT限定免許で乗れるのが最大の特徴だ。さらに、ソロ専用設計のモンキー125に対し、ダックス125は前後に長いシートを採用することで快適なタンデム走行も可能になっている。
車体は、ダックスらしい胴長スタイルをつくり出す鋼板プレス製のT型バックボーンフレームの中に燃料タンクやエアクリーナーボックスを収め、足まわりは前後12インチのキャストホイール&チューブレスタイヤ、ディスクブレーキ+ABS(前輪のみ働く1チャンネル)を装備。フロントフォークはφ31mm倒立タイプを採用し、懐かしいシンプルなデザインながら現代の運動性能を手に入れた。
灯火類は全てLEDで、メーターはモンキー125と同様の反転表示タイプLCDを採用。メッキのヒートガードを装着したアップタイプのマフラーなどで上質感を追求した。車体色はパールネビュラレッド(赤/Pearl Nebula Red)とパールカデットグレー(灰/Pearl Cadet Grey)の2色をラインナップし、胴長スタイルの再現に貢献するダウンフェンダーは明るいグレーとされた。
すでにお届けした跨りインプレッションの記事では、快適なシートスペース(実測で前後長63cm/幅23cm)や前100mm/後120mmのゆったりしたホイールトラベルから上質な乗り心地がうかがえること、そして最低地上高はCT125ハンターカブの165mmを超える180mmを確保したことで悪路走破性も期待させることなどが明らかになっている。
HONDA DAX 125[2022 model]
主要諸元■全長1760 全幅760 全高1020 軸距1200 最低地上高180 シート高775(各mm) 車重107kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 123cc 9.4ps/7000rpm 1.1kg-m/5000rpm 変速機4段リターン(停止時のみロータリー式) 燃料タンク3.8L■キャスター24°54′/トレール84mm ブレーキF=φ220mmディスク+2ポットキャリパー R=φ190mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70-12 R=130/70-12 ●価格:44万円 ●色:赤、灰 ●発売日:2022年7月21日