2気筒500cc版も本命! ホンダCL500スクランブラー【レブルベースでCL大復活!? 後編|YM未来予想】

2気筒500cc版も本命! ホンダCL500スクランブラー【レブルベースでCL大復活!? 後編|YM未来予想】

人気絶好調のホンダ レブル250をベースに、名車CL系のエッセンスを取り込みスクランブラーに仕上げた予想モデル「CL250スクランブラー」を前記事で取り上げたが、本記事では同じレブルシリーズの500版から展開したモデルについて予想する。


●文:ヤングマシン編集部 ●CG:SRD

CL450の再来か? すでに特許図面も存在

前編で予想したCL250スクランブラーの上級版となるCL500は、並列2気筒を搭載するレブル500をベースに開発されるだろう。レブル兄弟と同様、シャーシは250と共通ながら20psアップ。よりパワフルな走りが楽しめるはずだ。アップマフラーについては、専用の右2本出しになると’60〜’70年代テイストがより醸し出され、往年のCL450に近づく。

なお、レブルの足まわりは250/500ともに共通。CLも兄弟で同じ脚を採用する可能性が高いだろうが、500ではよりグレードアップしてくれると差別化が施されて嬉しいところだ。

さらに、CL250/500の存在を裏付ける根拠として、ホンダが’18年に申請した特許図面もある。何より近年のホンダは、アフリカツインに見られるように、共通プラットフォームでコストを抑えつつ多彩なマシンを展開している。人気絶好調のレブルシリーズだけに、水平展開は自然の成り行きかも?

【’68 HONDA CL450】シリーズ最大の444cc並列2気筒を積む旗艦がCL450。CL500はその再来であり、実現すれば歴代CL最大モデルとなるだろう。

〈YM未来予想〉’22? ホンダCL500スクランブラー:スクランブラーなら500もいいね!

【’22? HONDA CL500 SCRAMBLER|IMAGE CG】ツインの500だけにアップマフラーは右2本出しが似合いそうだが、あえて特許図版(下記)に合わせてみた。これも結構イイかも!? なお、開発は250と並行して進行中と思われるが、新型コロナ禍の昨今だけに、どちらかが遅れる可能性もあるか? ●想定価格帯:80万円前後 ●予想登場時期:’22年秋~冬 ※写真は予想イメージ

【’20 HONDA REBEL 500】レブル250と共通の車体に、CBR500R系の右サイドカムチェーン式パラツインを搭載。マフラーは右1本出しながら、内部構造は専用設計だ。250の足つき性はそのまま、よりトルクフルで鼓動感に溢れ、クルージングが得意。車重は20kgも差があるが、さほど気にならない。■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 471cc 46ps/8500rpm 4.4kg-m/6500rpm ■190kg シート高690mm 11L ■タイヤF=130/90-16 R=150/80-16●79万9700円

〈参考〉レブル500系ベースの参考特許図

【シャーシ変更でスクランブラー風に】ホンダは’18年3月にステップ関係の特許を出願。使用された図面にはレブル500のエンジンと車体を用いたスクランブラーらしきモデルが描かれていた。アップマフラーをはじめ、スクエアな形状のタンクやフラットなダブルシートを備え、シートレールなどがレブルと異なる。しかも発明者のひとりはレブルの開発リーダー・三倉圭太氏だ。

【基本はステップまわりの特許】特許自体は、リヤブレーキのマスターシリンダーをピボットプレート内側に配置して軽量小型化するもの。現行レブルのマスターはシート右下で、アップマフラーだと熱の影響を受けやすそう。これを見越した特許?

【レブル系フレームの変化形も】前半部はレブルと共通に見えるが別モノ。シートレールが水平方向に溶接され、その後端部にボルトオンでグラブレールが接続される。


※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

最新の記事