●文:ヤングマシン編集部(宮田健一/沼尾宏明/編集部)
[Z900RS]ムッチリ極太親分 vs [Z650RS]スリムで伸びやか
特別さ優先なら900。毎日乗りたい派は650だ
新型カワサキZ650RSを、兄貴分のZ900RSと並べてチェック。こうして見ると、Z1/Z2のイメージを現代に再現させたZ900RSがビッグネイキッドらしいムッチリした重厚感を全面に押し出しているのに対し、Z650RSはイメージを寄せつつも、その下のクラスをカバーする軽快さやカジュアルさを併せ持っていることがハッキリ見て取れるだろう。
走りの面でも、車重が215kgあるZ900RSは、休日の極上時間を楽しむためにちょっと気合いを入れて跨るのに対し、約30kg軽いZ650RSは普段の足使いとしていつでも気軽に乗り出す気にさせてくれる。パワーにしても、Z900RSの111psはやっぱり特別な時と場所を選んでこそ、最高の満足感を味わえるはずだ。
これぞまさしく’70年代Z650の立ち位置と同じ。ヤングマシン編集部が予想するZ650RS日本仕様の車両価格は税込で103万円前後。Z900RS(138万6000円)との価格差は約30万円と、求めやすさでもそこそこの差があり、Z650RSも現代版ザッパーとしてきっと独自の人気を集めることになるだろう。
スタイルはどちらも同じ昭和レトロ。そこに極上時間を優先したい派ならZ900RS、毎日乗っていたい派ならZ650RSというように、どういう風にバイクライフを送りたいかで適したユーザーは分かれそうだ。
※Z650RSの写真はすべて欧州仕様。 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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