●文:ヤングマシン編集部(沼尾宏明)
一段とパワフルな走りに、欧州ビルダーのカスタムマシンを彷彿とさせるスタイリッシュさと懐かしいカラーを融合。スポーツ系ネオクラシックの雄=ヤマハXSR900がフルモデルチェンジを遂げ、大幅に魅力を増した[…]
MTより正統派スポーツのキャラクターは健在か
新型ヤマハXSR900は、’21でフルチェンジしたMT-09譲りの心臓+骨格を継承しつつ、数々の独自装備が与えられた。スイングアームはMT-09よりロングで、65mm長い軸間距離を実現。シートレールも高さを抑えた専用設計だ。
足まわりにはMT-09よりグレードの高いブレンボ製マスターシリンダーをフロントに奢る。フロントフォークはMT-09と同様にフル調整式ながら、ドリル加工を施した豪華なトップキャップで差別化。リヤサスペンションはMT-09のSTDより上級となるフルアジャスタブルの模様だ。
さらに、ステップはMT-09が鋳造アルミなのに対し、剛性が高い鍛造アルミ製を採用。MT-09と同様にポジション変更も可能だ。ヤンチャなMT-09に対し、XSRらしい正統派スポーツの走りが一段と磨かれているに違いない。
エンジン&メインフレーム
フロントまわり
リヤまわり
ライディングポジション
電子制御
クルコンほか電脳イッキ充実。 進化した電子制御はMT-09SP譲り
- 新型トラクションコントロール(3モード)
- コーナリングABS
- SCS(スライドコントロール)
- LIF(リフトコントロール)
- BC(ブレーキコントロール)
- D-MODE(走行モード4パターン)
- 上下対応クイックシフター
- クルーズコントロール
その他装備
XSR専用、美麗で剛性も高い鍛造ステップ+ペダル
まるでシングルシートカウル。もちろんタンデムもOKだ
タンデムステップにまでデザインを入れ込む
主要諸元比較:新型XSRは軽量パワフルで安定志向
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