ホンダは欧州で2022年モデルのCRF1100Lアフリカツイン/アフリカツイン アドベンチャースポーツを発表した。単なるカラーチェンジではなく、DCTのセッティング見直しや装備類の変更など、使い勝手を向上するために手が加えられている。いずれ日本仕様も……?
赤いシートフレームがより目立つ? ロゴあしらいも大胆に
ホンダは欧州でアフリカツイン/アフリカツイン アドベンチャースポーツにニューカラーを設定するとともに細部への変更を加え、2022年モデルとして発表した。グラフィックの変更や従来よりも大胆なロゴあしらいを採用し、躍動感あふれるニューカラーとなっている。
これに合わせて細部の変更も明らかになった。2車ともにDCTの1~2速のセッティングを変え、よりスムーズ発進加速を実現するとともに低速域におけるギクシャク感を解消。日常域のちょっとしたシーンでの余計な緊張感の払しょくを狙う。2009年以来、欧州では20万台以上のDCT搭載車を販売してきたホンダだけに、その熟成と仕上がりは疑いようもないだろう。
また、STDモデルのアフリカツインにはアルミ製のリヤキャリアを標準装備としたほか、ロングツーリングモデルのアドベンチャースポーツには従来のロングタイプよりも110mm低いスクリーン(従来通り5段階の調整は可能)が与えられた。
今回は欧州仕様の発表だが、いずれ同様のリファインを受けた日本仕様が登場するはず。期待して待つべし!
HONDA CRF1100L AFRICA TWIN/DCT[2022 model]
主要諸元■全長2330 全幅960 全高1395 最低地上高250 軸距1575 シート高850/870(各mm) 車重226kg[236kg]■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 1084cc 102ps/7500rpm 10.7kg-m/6250rpm 変速機6段 燃料タンク容量18.8L■タイヤサイズF=90/90-21 R=150-70R18(前後ともチューブタイプ) ※諸元は欧州仕様/[ ]内はDCT
HONDA CRF1100L AFRICA TWIN ADVENTURE SPORTS/DCT[2022 model]
主要諸元■全長2330 全幅960 全高1490 最低地上高250 軸距1575 シート高850/870(各mm) 車重238kg[248kg]■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 1084cc 102ps/7500rpm 10.7kg-m/6250rpm 変速機6段 燃料タンク容量24.8L■タイヤサイズF=90/90-21 R=150-70R18(前後ともチューブレス) ※諸元は欧州仕様/[ ]内はDCT/SHOWA製EERAモデルは+2kg
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