カワサキは、欧州向けのW800にニューカラーを設定し、2022年モデルとして発売すると発表した。2019年の発表時からユーロ5に準拠していたエンジンや車体に変更はない。
空冷エンジンの魅力をそのままに、鮮やかなレッドへお色直し
カワサキは、半世紀以上の歴史を誇るWファミリーの最新版「W800」の欧州仕様にニューカラーを設定し、2022年モデルとしてラインナップする。ベベルギヤでドライブされるカムシャフトが特徴的な空冷エンジンは、1999年に発売された新生W650から発展してきたもので、2019年発表(2020年モデル)の現行W800からは欧州の厳しい排出ガス規制「ユーロ5」に適合している。
燃料噴射を備えるエンジンにはアシストスリッパークラッチも採用し、ABSや丸目のLEDヘッドライトなど装備は現代的だ。日本ではW800、W800ストリート、W800カフェの3機種が発売されているが、欧州では前輪19インチ/後輪18インチのもっともレトロなW800のみがラインナップされる。
2022年モデルとして発表されたニューカラーは、すでにインドネシアでも発表され、日本でも近日中に同色の2022年モデルが登場しそう。また、日本仕様の現行モデルはユーロ4相当の平成28年度排出ガス規制に準拠しているが、2022年モデルはユーロ5相当の平成32年度(令和3年度)排出ガス規制に適合してくるはず。とはいえ、海外仕様ではすでに対応していることから、大掛かりな仕様変更はないだろう。
KAWASAKI W800[2022 EU model]
主要諸元■全長2190 全幅790 全高1075 軸距1465 シート高790(各mm) 車重221kg(装備)■空冷4ストローク並列2気筒SOHC2バルブ 773cc 48ps/6000rpm 6.4kg-m/4800rpm 変速機5段 燃料タンク容量15L■タイヤサイズF=100/90-19 R=130/80-18 ※諸元は欧州仕様
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